令和ロマンのネタ“最強の苗字”説は本当?全国のワタナベさん達の苦悩…テストで字画削減のために『渡辺』等

小政りょう ライター
更新日:2024-12-27 06:00
投稿日:2024-12-27 06:00

厄介ごとも多い。大多数のあだ名が「ナベさん」

 マイナーな苗字だと、同じ苗字というだけで親近感や好感を持ったり、親戚などの繋がりがあるのではないかと思ったりすることもあるようですが…。逆に「ちょっと厄介かも」と思ってしまうこともあるそうです。

「仲がいいわけでないのに、同じ苗字の同僚がいてワタナベ同士で括られて嫌だった」(43歳・女性)確かに、おニャン子クラブの渡辺満里奈さんや渡辺美奈代さん、櫻坂46の渡辺梨加さん、渡邉理佐さんなど、名字が同じというだけでWわたなべとして括られてしまうこともしばしばあります。

 そう言えば、ワタナベさんのあだ名の多くは「ナベさん」ですね。

 また「リーダー」(渡辺正行さんより)だとか、「〇〇・ワタナベ」(ケン・ワタナベのもじり)「ナベ〇〇」(渡辺恒雄氏の愛称・ナベツネのもじり)などと、数多く存在する渡辺姓の有名人にちなんだあだ名にされることも多々あるそうです。まあ、それは別の苗字でもありそうですが…。

ワタナベ姓のルーツは『源氏物語』?

 ちなみにワタナベさんのルーツは、一説によると『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルのひとりと言われる嵯峨天皇の皇子左大臣源融(とおる)だとか。彼が、現在の大阪市東区にかつて存在していた渡辺津なる場所に住んでこの神社を掌り、渡辺綱(わたなべのつな)と名乗ったのが始まりと言われています。

 光源氏のモデルのひとりと言われるだけあって、プレイボーイで精力絶倫、その強さもあいまって鬼が来ないことから、ワタナベ姓の家では、節分では豆まきをしなくてもいいという言われもあります。

 ワタナベ姓は、人口当たりの計算では山梨県や福島県に多いと言いますが、それ以上に全国的にまんべんなく分布していることも大きな特徴。意外にも、発祥地の大阪は割合的に下位です。これは、ワタナベさんが全国各地に渡り、先祖の精力絶倫さを受け継いでどんどん子孫を数多く各地に殖やしていった結果なのでしょう(素人の想像です)。

 そう考えると、当事者のワタナベさんの苦悩は数あれど、令和ロマンのいう「最強の苗字・ワタナベ」というのも、あながち間違いじゃないのかもしれません。

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


大切な人が今日も無事に帰ってきますように 2023.2.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ポンコツな自分に喝! つらーい「休みボケ」の原因と解消法
 年末年始が繁忙期という職種の方は、そろそろ遅めの冬休みでしょうか。仕事や家事に追われた後のお休みは、嬉しさもひとしお。...
実母だからこそイライラする!ストレス4大原因とその処方箋
 何歳になっても実母は頼りになる存在ですが、血が繋がっているからこそ言いたいことを言い過ぎてぶつかってしまうこともあるよ...
蛇口から地酒…駅ナカに酒好きの天国あった 2023.1.31(火)
 蛇口をひねるとうどん出汁が出るという香川県、みかんジュースが出るという愛媛県に続き、新たな夢が実現しました。茨城県の水...
信号で立ち止まったから見えた景色 2023.1.30(月)
 信号で立ち止まったから見えた景色が、肩の力を抜いてくれる時ってあるな。  見慣れた姿とは違う、向こうの世界からこ...
透明ボウルにすっぽり! かわいい“たまたま”が見えてますよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
買い物が楽しくなくなった…理由8つ&注意した方がいい兆候
 買い物は女性が大好きなことのひとつ。欲しいものを手に入れることが、ストレス発散や気分転換になっている人は多いでしょう。...
「いつか」じゃなくて「きょう」行こう 2023.1.29(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【3COINS】靴下の片方がなくなる問題を解決 2022.1.28(土)
 一緒に洗濯したはずなのに、片方の靴下がなくなった! なんて経験は、ありませんか? 片方だけ行方不明になると、履きたい時...
夜道の一人歩きでちょっとした出会い 2023.1.27(金)
 夜更けの道を歩いていたら、ふと視線を感じた。  おーい、君。そんなところにいたら危ないよ? と呟いたら、 ...
職場の年下社員がイヤ!苦手に感じる心理とうまく付き合う法
 職場の悩みで多いのが、人間関係のストレス。特に、年下社員を苦手と感じている30代や40代が少なくありません。  年齢...
一瞬で大粒の涙も乾く!傷つけられた時に使える即効回復呪文
「マスク美人」なんて言葉がありますが、みなさんは誰かに言われたことがありますか? というか、マスクに限らず、人からいきな...
大阪・ジオラマ食堂の“たまたま”はニンゲン慣れの修行中!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ぼっちの孤独感なし!女ひとりレストランの極意&楽しみ方
 ひとり外食に憧れを抱きながらも、なかなか勇気が持てない女性は意外といます。「ひとりで食事なんて寂しすぎ……」と、感じて...
「びっくりドンキー」の新モーニング食レポ 2023.1.26(木)
 2023年の目標の一つに「規則正しい食生活」を掲げております。基本的に食いしん坊なのですが、むらっ気があって一日一食な...
8LOOMロス半端ない…メン花「ポピー」の優しさに包まれたい
 ワタクシだけではないと思うのでございます。このなんともいえないロス感に見舞われ、涙している人は。  なんのロスか...