更新日:2025-01-10 06:00
投稿日:2025-01-10 06:00
都合のいい女かもしれないけれど
「彼とは自然に恋人関係になりました。私が『結婚しててもいい?』と聞くと、『好きになったから…今は久美さんと2人の時間を大切にしたい』って…もう舞い上がってしまいましたね。
ただし、ホテル代の支払いも私です。はた目から見たら、都合のいい女と言われそうですが、既婚者で平凡な容姿の女の武器と言えば経済力しかありませんから」
久美さんは苦笑する。
「卓也くんは15歳の年の差を感じさせない、でも、ちゃんと私をリスペクトしてくれる礼儀も持ち合わせていました。『久美さんはハイスぺなのに、気取らないし、ちょっとドジなところも魅力的』とか。
実は私、仕事で気を張っているせいか、プライベートではお財布をなくしたり、スマホを置き忘れたりすることがあって、仕事を離れるとドジばかり。でも、それを『可愛い』『ギャップがあって素敵』と言ってくれる卓也くんの存在は大きかったですね。お財布もスマホも、後日、戻って来たからよかったのですが(笑)」
父の再婚話にも助言を
父の再婚話も彼は親身になって聞いてくれたという。
「卓也くんは『人を好きなることをコントロールできれば、どんなに楽かと思うんです。お父さんも、今はそんな気持ちじゃないでしょうか?』って。そして『僕も、旦那さんのいる久美さんを好きになったから』と目を伏せて…。
父と自分自身を重ね合わせているのかと思うと、私はつらい反面、女としての幸福を感じずにはいられませんでした。
そして『お父さんとの話し合いが厳しいようなら、一度、サラさんと女性同士で話す機会を設けるのもいいかもしれません』と助言してくれたんです。なるほど、と思いましたね」
ラブ 新着一覧
「冷酷と激情のあいだvol.38〜女性編〜」では、コロナ禍だからこそ、別居婚を経て同居婚になった途端に、離婚を選ばざるを...
恋人同士が愛情を伝えるために交わす、「キス」。実は、キスには場所ごとに意味があるのをご存知でしょうか? 今回は、厳選し...
「彼氏がいる」と聞くと、多くの人は「彼のことが好きだから付き合っている」と思うでしょう。しかし、恋愛のはじまり方はさまざ...
最近、LINEでのモテメッセージの傾向に変化が起きています。スタンプを散りばめた派手なメッセージよりも、落ち着いたオト...
「いつか素敵な人と結婚して幸せになりたい」と、思っている人は多いでしょう。しかし、現実はそう甘くはありません。今では、3...
女性の中には、「どうして私はモテないのだろう?」と、疑問を抱いている人がいます。自分のことは1番分かっているつもりでも...
カレと同棲を初めてある程度月日が経過すると、お互いにいい意味でも悪い意味でも慣れてしまい、コミュニケーションが少なくな...
せっかく彼氏ができても、付き合っていることを周囲に隠されていると、「もしかして遊ばれているのかな……」「私を紹介するの...
いつも理論的な、「リケジョ」こと理系女子。頭の回転が早くて、なんとなく甘えるのが苦手そうな彼女たちは、いったいどんな恋...
うれしいことやつらいことがあった時に、いちばんに思い浮かぶのは誰の顔ですか? 誰に真っ先に伝えたいと思うでしょうか? ...
心がピュアな女性というと、真っ白くて純粋な心を持ち、人の苦しむ姿に涙する……なんて、まさに、“デキた人柄”を思い浮かべ...
ルノルマンカードとは、18世紀に活躍していた歴史上有名な占い師であるマダム・ルノルマンの占いから生まれたカードで、トラ...
「冷酷と激情のあいだvol.37〜男性編〜」では、法律婚をしていた妻から「事実婚」への変更を提案され、どうしても受け入れ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。出会って一緒になった運命の相手。結婚披露宴は人生で一番と言っていいほど“自分...
いつもキツい女性がふいに見せる笑顔や、強気な女性が弱音を吐く瞬間など、いわゆる“女性のギャップ”に弱い男性は多いです。...