大多亮氏はフジ専務時代の中居正広“女性トラブル”を不問に? 鈴木保奈美との不倫疑惑逃げ切り大出世

更新日:2025-01-25 17:03
投稿日:2025-01-25 17:00

《なぜ限られたメディアしか参加させなかったのか、なぜ大手テレビ局であるフジテレビはテレビ取材を許可しなかったのか、なぜ港社長は質問のほとんどに答えなかったのか、という疑問が残りました》

 フジ・メディア・ホールディングスの株式を7%超を保有する米投資ファンドのダルトン・インベストメンツがこう批判したのが、フジテレビの港浩一社長(72)ら幹部が開いた記者会見について。

 23日、電撃引退を発表した元SMAP中居正広の女性トラブルを巡り、幹部社員の関与が疑われている同社は当初、原因究明は第三者の弁護士を入れた調査委員会で行う見通しだった。しかし、独立性、中立性が担保されないことから「意図的な真相隠蔽」と指弾され、改めて日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会を立ち上げるほか、27日に再度、港社長が記者会見を開くことなど、仕切り直しを迫られた。
 
 自ら失敗を認めた港社長の記者会見の反省からか、フジが禁止した動画撮影を認め、雑誌やネット媒体、フリー記者にもオープンにした会見を開いたのが、準キー局、関西テレビ大多亮社長(66)だった。
 
 大多氏はトラブル発生当時、フジの専務取締役で編成責任者であったことから、事情を知る重要人物の一人。
 
「非常に重い案件だった」と会見で語った大多氏は、中居の女性トラブル発覚後、自身の判断で港社長に報告。だが、その後もトラブルを世間に公表せず、バラエティー番組「だれかtoなかい」から中居を降板させず、番組を継続させている。その理由について、被害女性のプライバシーへの配慮からだったと苦しい言い訳に終始した。

「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など数々のヒットドラマを手掛け、フジ黄金期の立役者の一人とされる大多氏も、過去にある疑惑が報じられている。

「大多氏がトレンディードラマの旗手と言われた当時、新人女優で『東京ラブストリー』のヒロインに抜擢された鈴木保奈美と不倫疑惑が持ち上がりました」(女性週刊誌記者)

 大多氏がプロデュースし、現在まで続く「月9」ブームの先駆けとなったのが、1991年に放送された柴門ふみ原作のドラマ「東京ラブストリー」(フジテレビ系)。鈴木保奈美(58)、織田裕二(57)を中心に物語は展開され、最高視聴率32%を記録し、主題歌の小田和正(77)の「ラブ・ストーリーは突然に」も大ヒットしている。しかし、大多氏は、ヒロインの赤名リカ役で大ブレークした鈴木と不倫関係が報じられたのだった。

■大多氏はツーショット写真が挟まった手帳を置き忘れたが……

 大手芸能プロダクション幹部はこう話す。
  
「大多氏が手掛けた『愛という名のもとに』にも出演している保奈美は、当時所属していたホリプロ一押しの女優でした。大多氏との不倫疑惑が流れたことで、ホリプロはフジに猛抗議したものの、大多氏が否定したことでフジの上層部は必死になって彼を守りました。当時、ホリプロが絶大な力を持っていたことから、ほとんどのメディアはこの件をスルーしています」

 筆者も当時、大多氏の都内の自宅を取材で訪れたことがあったが、大多氏は鈴木との不倫疑惑から逃げ切ることに成功している。
 
「不倫疑惑が報じられた後、公衆電話ボックスに置き忘れていた大多氏の手帳をある週刊誌が入手しています。手帳の中には、大多氏が保奈美と旅行先で撮ったプライベートなツーショット写真が挟まっていたものの、手帳が拾得物だったことから、このネタはお蔵入りになりました」(前出・女性週刊誌記者)

 その後、鈴木は「東京ラブストーリー」で共演した江口洋介(57)と熱愛が発覚し、難を逃れた大多氏はしばらくしてから、フジテレビの編成局長、常務、専務と出世の階段を駆け上がり、現在、有力系列局の社長を務めるまでに。
 
 フジ幹部社員の上納疑惑について、「『性の上納』といったことは認識していない」と語った大多氏も、中居の女性トラブルに関知している一人だけに、他人事では済まされないだろう。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 引退した中居正広が会見も開かず、脱兎のごとく芸能界から去った理由について。関連記事【もっと読む】中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到…で報じている。

エンタメ 新着一覧


真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ
死の間際までユーモア忘れず、父娘で歌った「父ちゃんブギ」
 久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしてい...
桧山珠美 2024-03-07 15:40 エンタメ
NHKさん、経費削減のあおりですか?スズ子の米公演シーンは写真だけ
 アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることにすねてしまう。  旅立ちの直前...
桧山珠美 2024-03-05 15:35 エンタメ
“電撃婚”大谷翔平の心を射止めた妻はプロ中のプロ彼女。目標はダル夫婦?
 2月29日16時42分のことでした。NHKで衆院政治倫理審査会(政倫審)の中継を見ていたら、<大リーグ・大谷翔平選手 ...
【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!
 日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポ...
2024-03-07 18:24 エンタメ
「買い物ブギ」圧巻のステージ!“キングカズ長男”覚醒、スズ子の虜に
 ワンマンショーに向けて稽古や衣装合わせが続く中、スズ子(趣里)は新しいマネージャーのタケシ(三浦獠太)の様子を見て不安...
桧山珠美 2024-03-01 14:30 エンタメ
タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ
NHKさん、スーパー家政婦・大野さんのレシピ本出版のご予定は?
 大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた...
桧山珠美 2024-02-26 16:00 エンタメ
芦田愛菜が少し嫌いになりそう…「さよならマエストロ」本筋以外が楽しみ
 イケメンの息子はやっぱりイケメンです。TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を見ながら、確信...
恐るべし、大野さん! おてんば愛子を“瞬殺教育”、白い割烹着は信頼の証
 茨田りつ子(菊地凛子)の紹介で、大野晶子(木野花)がスズ子(趣里)の家政婦として働くことになる。  この日のスズ...
桧山珠美 2024-02-24 13:55 エンタメ
錦戸亮“主演抹消過去”もバネに復活!山ピー、平野ら民放地上波で続々躍動
 2月23日、「不適切にもほどがある!」(TBS系、以下「ふてほど」)に錦戸亮(39)がゲストで登場し、大反響を巻き起こ...
こじらぶ 2024-02-24 16:04 エンタメ
痛快すぎるりつ子のひと言、“眼鏡会計ババア”でざわつかせた女優登場!
 スズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)に新曲にはブギの歌を書いてほしいとお願いする。  はじめは、ブギが続けば面白...
桧山珠美 2024-02-22 15:05 エンタメ
デカッ!急成長を遂げた2歳の愛子にびっくり、愛助さん似?
「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子(趣里)は、仕事に育児に大忙しの日々を送っている。 ...
桧山珠美 2024-02-19 17:00 エンタメ
「ふてほど」磯村隼斗の白ブリ姿がマッチ! 錦戸亮出演にアノ人も続く?
 あれからムッチ先輩の白ブリーフ姿が頭から離れません(笑)。ほどよく均整の取れたムッチ先輩の細マッチョな肉体に清潔感あふ...
中島健人まさかの大炎上 熱愛報道時の“友人の1人”発言が矛盾ではない訳
 Sexy Zoneからの卒業を発表している中島健人に熱愛スキャンダルが発覚し、彼の発言の矛盾を指摘する声が相次いでいま...
堺屋大地 2024-02-24 14:24 エンタメ