「ガーベラの首グッタリ問題」4つの復活方法。春が100倍楽しい「変わり咲きガーベラ」は猛烈おすすめ!

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-02-12 06:00
投稿日:2025-02-12 06:00
 特にJK界隈がソワソワする卒業式シーズンに突入です。自分がもらう側の卒業生であっても、彼氏に、彼女に、そして仲良しのお友達同士で花束をプレゼントし合うのがイマドキの若者で「JKに花はテッパン!」だそうですぞ。

ガーベラは卒業式シーズンにも大活躍!

 でもって、毎日のようにJKに混じって男子高校生もスマホ片手にお花屋さんへ“偵察”に来ますが、先日は一風変わったお花を見ては「何コレ~! ヤバーい!」とみんなで沸いておりました。らっきょうが転がっても笑っちゃうお年頃ですもの、あ~若いって素晴らしいわ。

 若人たちが「可愛くってヤバい」と盛り上がるアレは、取り扱うお花屋も相当ヤバイ…! 今回は「これもガーベラ? 種類も日持ちも大満足な人気者」の解説です。

【読まれています】「金運を上げる玄関」って? お金持ち宅の“テクニック”も参考にした生花の選び方

ガーベラの種類は2000超え

「ガーベラ」はとにかく大人気商品です。お花の名前を知らない男子でさえご名答できるのが、「カーネーション」「バラ」、そして「ガーベラ」ですな。見た目からして快活で明るい気持ちになれますが、花言葉も「希望」「常に前進」「復活」だなんてポジティブにもほどがあるってもの。

 おまけに人気者ゆえに種類も豊富で、毎年のように生み出される品種は2000種超え。様々な色や形状、大きさ、花びらの形もバラエティーに富んでいて、お花屋のワタクシも覚えることなんぞできませんよw。

 そして、通年入手できる頑丈なお花ですが、立春を過ぎてもまだまだ“極寒”のこの時期は、笑っちゃうほど日持ちがします。

変わり咲きガーベラとは?

 前述の通り、ガーベラは種類も形も豊富ですが、なかでも特筆すべきは咲き方です。平べったく咲くものもあれば、ボールを真っ二つにしたようなもの、花びらの形は筒型ですか? なもの、糸みたいに細いもの、茹ですぎたマカロニみたいな見た目とか、長い髪の毛を振り乱してヘッドバンキングしたみたいなもの、どこから見ても花びらが無いのにガーベラと呼ぶんですか!? と言いたくなる形状などなど、これらを総称して「変わり咲きガーベラ」と呼んでおりますのよ。

ガーベラの首グッタリを復活させる方法

 ガーベラを購入いただいたお客様からの問い合わせNO.1のお困りごとは「首がグッタリしちゃう」です。原因はいろいろありますが、水が多すぎて茎の中でバクテリアが増殖し腐らせてしまうのがよくあるケースでしょうか。ガーベラのように茎がストローのようになっているお花は浅水が基本で、復活させるポイントはいくつかあります。

1. 湯揚げ

 沸騰したお湯に切り口を5秒程度浸けて水揚げをする花屋の方法です。ネットでも検索できますわよ。

2. 水切り

 貯めた水の中で切り口をカットする方法。洗面器に貯めた水なら、花の部分は濡れないように斜めに寝かせた状態の方が水あがりは良いです。

3. いっそ短く切ってしまえ

 いよいよダメなら水に浮かばせて強制的に水上げを。

 そして、ワタクシ的激推し方法は「縦長のガラスの器の中に全部入れ」。首が宙に浮いて負担なら縦長のガラスの器に寄りかかってね的な発想です。グッタリしすぎて復活できる自信のないガーベラを超短く切って水面に浮かべれば、逆にイイじゃん! な仕上がりに…。ガラス越しに見るガーベラはショーケースに入っているかのようで、2割増しに美しく見える究極のごまかし技です。ここでも3cm程度の浅水でお願いしますね。

ガーベラはニャンコにも安心

 我が愛すべきお花屋の店長は「さぶ」という猫です。日々お花の啓蒙活動に勤しむ彼のお世話係を担う平社員のワタクシとしては、植物の危険性は大変気になることのひとつですが、ガーベラは育て方にもよりますが、基本安心とされている植物なので、ガーベラ相手であれば、ワタクシとしては安心してさぶ店長の啓蒙活動のお手伝いができます。

 春はお花屋さんで変わり咲きのガーベラに巡り会えるチャンスがいっぱい。2月後半からは、花業界全体がタッグを組んで多種多様な花々が出揃うシーズンとなります。

 どんなバディでも最高の仕上がりを演出するガーベラがアナタに驚きと感動の時間を運んでくれますことを…遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「場所代は200円いただくわ」堅実というかケチ!名目別に徴収するママ友
 ママ友と仲が良いといっても、子どもありきの関係。価値観や金銭感覚など、すべてが合うとは限りませんよね。  中には、マ...
家庭の派閥争い…夫の“ポカリ甘すぎ、アクエリアス!”に猛反対する妻
 混沌とした世の中。世界で起こっている戦争や紛争だけでなく、会社やネット上のコミュニティーでもあらゆる「派閥争い」が繰り...
40代が自分の老いを実感した切ない瞬間4つ 運動は得意だったのに(涙)
 年齢を重ねると、体の老いを実感する瞬間が増えてきますよね。特に若い頃に運動が得意だった人は、頭では動けると思っているの...
ストリッパー、Airpodsおじさんに学ぶ。
 AirPodsをしたサラリーマンのおじさんを通勤電車で見た瞬間、私はその後ろ姿にぎゅんと心惹かれた。  なにそれ...
百均は飽きた…目的地はスタンダードプロダクツ!プチ模様替え厳選4商品
「普段の生活で使う、日用品をちょっと楽しく。」そんな思いを込めて生まれたStandard Products(スタンダード...
別れる時くらい言いたいことを言う? それとも…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...