不倫相手は「承認欲求高めのハイスぺ男性」限定。パラサイト不倫を画策する40代婚活セミナー女性講師 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:09
投稿日:2025-02-14 06:00

充実生活をアピールすると…

 悦子さんは続ける。

「一般的に『成功者』と言われる男性の周りには、ハイスぺ美女やリア充美女がたくさんいます。私もルックス磨きに加えて、FBの投稿では充実した生活をアピールしました。例えば、『クライアントさんの結婚が決定!』『無料の婚活オンラインセミナーやります!』『悦子を囲む美女たちとのハッピーランチ会』など、ポジティブでキラキラ投稿を続けていると、自然と男女の友達が増えていくんです。

 娘が社会人になっていたことに加え、夫が九州に単身赴任という背景も大きかったですね。夫とはすっかりレスでしたし(笑)」

 さらに続ける。

「最初の婚外恋愛の相手は、実業家で経営コンサルタントの稔さん(60歳/既婚子供アリ)です。彼のセミナーに足を運び、懇親会で名刺を交換して距離を詰めていきました。購入した彼のビジネス書を読んでSNSで感想を綴り、『この本は絶対読むべき! 私のバイブル』と宣伝をしたら、彼はとても喜んでくれて…そこからデートにこぎつけました(笑)。その後も稔さんのセミナーや講演会を訪れ、関係を築いたんです」

出版社の社長と酒席をともにして

 悦子さんの努力の結果、稔さんは「婚活に苦戦している女性」を集めた「悦子のハッピー婚活塾」のバックアップをしてくれたという。婚活術ではまず無料セミナーを開催し、「ルックス磨き、愛されファッション、愛されトーク術」などを伝授。その後、有料会員を募っていったという。

「稔さんは敏腕の経営コンサルだけあって、カリキュラムやコンテンツ、集客に関してもきめ細かに教えてくれました。その分、2人きりの時はちゃんと『お礼』をしましたが(笑)、他にも、成功しているスピリチュアル系の女性、美容家、セミナー講師、モテコンサルタント等を紹介してもらって、私とのコラボを提案し、オンラインやオフラインのセミナーを実現させました。

 本も出したかったのですが、編集者に企画書を出して結果を待つよりも、稔さんを通じて出版社の社長と酒席をともにし『婚活本を出したいんです』とお願いすると、後日、担当編集者を紹介されました。私の中では、トップやキーマンとなる人と懇意になることが、夢を実現する近道だと信じ、幸いにも予想通りでした」

 むろん、悦子さん自身も努力は怠らなかった。コラボしてくれた人の著書を読んでSNSで発信したり、彼らがセミナーをする際は無償でヘルプをしたという。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼氏の転勤が決まった! …で「別れる人」と「結婚する人」の違いは?
 彼氏が転勤となって離ればなれになった場合、遠距離恋愛のつらさに耐えられず、別れを選択するカップルは少なくありません。そ...
恋バナ調査隊 2023-06-16 06:00 ラブ
LINEに突然連絡が…未練タラタラ!今彼の元カノ「マウント被害」3選
 彼と愛し合った過去がある元カノ。そんな元カノからマウントをとられたら、恐怖を感じてしまいますよね。  でも元カノが彼...
恋バナ調査隊 2023-06-15 06:00 ラブ
セックスレスになったのは貴女のせいじゃない 男の元気が出ないワケは?
 新型コロナウイルスが5類になり、元の生活が戻ってきたかのように感じられるこの頃ですが、まだまだ本調子ではないことがあり...
内藤みか 2023-06-15 06:00 ラブ
恋愛下手くそ女子に足りないもの うまくいかない原因を解説
 恋愛が下手くそなのは、魅力がないからではありません。恋愛するとうまくいかない時もあります。  自分の素を出せずに...
若林杏樹 2023-06-14 06:00 ラブ
「パートナーのオナニー」を偶然見ちゃった経験者男女に心境を聞いてみた
 皆さん、パートナーがマスターベーションをしている場面に遭遇した経験はありますか?  私のInstagramでこの...
豆木メイ 2023-06-13 15:45 ラブ
30代からの同棲後悔談 こんなはずじゃなかった“3大あるある”から学ぶこと
 結婚に向けて、彼との同棲を考えている人もいるのではないでしょうか? しかし、30代からの同棲には失敗談が少なくないよう...
恋バナ調査隊 2023-06-13 06:00 ラブ
ケチ、無知、マザコン? 便利家電を買いたがらない夫を説得するコツ
 共働き夫婦が多い近年では、少しでも家事の時間を減らすために、便利家電が人気ですよね。食洗機や乾燥機、調理家電など、さま...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
ディープなんて夢のまた夢 潔癖症の彼氏と気持ちよくキスする方法
 好きな人とは、キスやスキンシップをしたいと思うものですよね。でも、近年増えているのが「彼氏が潔癖症でキスやスキンシップ...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
「今日は赤西来ない?」「いや来るって」2人だけの浮気暗号LINE3選
 浮気をしている2人にとっての一番の難題が、「バレないようにどうやって連絡をとるか」です。内緒でメールやSNSのメッセー...
恋バナ調査隊 2023-06-14 11:54 ラブ
週1お泊まりでも告白なしはセフレ? 年上男との曖昧な関係に悩む40代女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
「友達以上恋人未満セフレ否定」曖昧な関係しか築けない40代男の心理
「冷酷と激情のあいだvol.146〜女性編〜」では、半年以上にわたって肉体関係のある恋人・ツトムさん(48歳・仮名)との...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
昔好きだったと言われたら脈あり? あえて過去形で伝える男の深層心理
 友達だと思っていた男性から突然「昔好きだった」と言われたら、思わず意識してしまいますよね。その日を境に、あなたも相手を...
恋バナ調査隊 2023-06-09 06:00 ラブ
マッチングアプリやめていい? 恋活に自信をなくす5つの瞬間
 恋人を作ろうと勇気を出してマッチングアプリを始めたものの、「全然いい出会いがないっ!」と心が折れそうにな人、集まれ〜!...
恋バナ調査隊 2023-06-08 06:00 ラブ
シンママが年収1000万超の男性と再婚するのは不可能ではない
「再婚したい」と夢見るシングルマザーは大勢います。なかには「お金持ちと再婚したい」とはっきり主張する女性はいます。  ...
内藤みか 2023-06-08 18:04 ラブ
「逃げ癖がある男」との恋愛はほぼ100%満足ムリ! 理由&特徴を解説
「早く結婚したい!」と考えているなら、恋愛するパートナーを選ぶとき“逃げ癖がある男”は避けたほうが良いかもしれません。満...
恋バナ調査隊 2023-06-07 06:00 ラブ
愛も幸せも欲しい!恋人を選ぶときに重視すべきポイントは?
 年齢が上がるにつれて、将来を見据えた恋愛はとんでもなく重要です。  ただドキドキするだけの恋愛じゃなくて、恋人に...
若林杏樹 2023-06-07 06:00 ラブ