「風俗を使ったら、心ごと妻から離れてしまうかもしれない」。セックスレスに耐える30代男たちの悲痛な叫び

久留米あぽろ ライター・コラムニスト
更新日:2025-02-18 06:00
投稿日:2025-02-18 06:00

「旦那の愚痴垢」見つけてしまっても…

 Aさんの友人でもあるBさんも、結婚2年目にしてセックスレス状態だ。1歳の子どもを育てている状況ではあるが、パートナーからは触れ合いすら拒否されることもあるという。

「子育てが始まって、彼女が知らない人になってしまったように感じる。産後はホルモンバランスが変わるというし、覚悟していた部分もあったけれど、子育てのことでケンカも増えた。昔のように触れ合っての仲直りすらできず、気持ちの置きどころが分からない」

 Bさんはそんな折に、彼女の“裏垢”を発見してしまったという。SNSで匿名のアカウントを使って、いわゆる旦那への愚痴を発散しているのを見てしまったのだ。

 そんな深夜ドラマのはじまりのような出来事が、家庭の中でリアルに行われている。裏垢で発散しているパートナーと違い、Bさんは彼女との確執をまだ人に相談すらできていなかったという。それに、もしも自分が「言われている側」だったら…どんなにつらい思いをするだろうか。

真面目な人ほど大きな危機感を持っている

 ネットやSNSでバズり、ドラマの題材になることで「セックスレス」という言葉はどんどん気軽で身近な存在になってきた。ある意味その甲斐もあって、真面目な人ほどレスから始まる浮気や不倫、そして離婚に対して大きな危機感を持っている。

 誰もが「レス=離婚」という道を辿るわけではないが、セックスレスは確実にパートナーとの絆に亀裂を生む。ろくな話し合いもせずに、なんとなく放置していい問題ではないのだ。

 ネットでは今日も「不倫制裁」の動画がバズっている。動画の中では必ず、不倫した側が悪として描かれる。だけどそういった人にも、お互いの関係の変化から生まれる事情があるのかもしれない。浮気する側にも、された側にも、おのおのの事情があるのだ。

 現代を生きる女性たちは今、色々な居場所を持つことができる。しかし、意外と男性の居場所は、昔と変わらず増えてはいないのかもしれないし、それどころか発散できる環境も限られてきているのかもしれない。2人の男性の話を聞いていると、そう考えざるをえないのであった。

久留米あぽろ
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ライター・コラムニスト
セクシャルウェルネス、ジェンダーなどに関心を持つライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。シズル感のある取材執筆も得意。日々気になるスポットに突撃し、個人的にレポートを溜め込んでいる。

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