東大現役進学のホリエモンはⅩで《中学受験させる親はクソ》と投稿。我が子の習い事を辞めさせるサインは?

コクハク編集部
更新日:2025-02-14 08:32
投稿日:2025-02-14 06:00

ホリエモンがお受験父母に一家言

 中学受験シーズン真っ只中の2月1日、ホリエモンこと堀江貴文氏(52)が自身のⅩに《未だに中学受験とかに血道を上げてる親ってほんとクソ笑》と投稿し、大きな反響を呼んでいる。

 受験生の親たちからは《中学受験をした方が楽であることに違いはないんだろうけど、背負わせ過ぎるのは違うよね》《でも公立中学の質がどんどん落ちてるのでまともな教育を受けさせるなら私立ってなります》などと賛否両論だ。

 ホリエモンは4日には自身のYouTubeチャンネルで、Xの投稿について補足説明。ホリエモン自身は親から受験を強制されたわけではなく、塾に通うことになったきっかけは、小学校の先生に「ここはあなたの居場所ないから、塾行ったほうがいいよ」と助言されたからだと振り返った。実際、「塾の勉強のレベルの高さに驚愕して、小学校4年生の時から塾に行くのが楽しかった」とし、「中学受験が超楽しかった」とも話した。

【こちらもどうぞ】娘の名門合格を喜べない…男に依存してきた妻が「女子校進学」を強いる理由

 ホリエモンは、福岡県の公立小学校から中学受験を経て九州でトップクラスの私立中高一貫の進学校へ。その後、東京大学文化三類に現役合格を果たしている(ライブドア社前身の「オン・ザ・エッヂ」設立後に中退)。

 一方で、親に促され、週3日通った柔道は「本当に嫌で嫌で嫌でしょうがなかった」「塾が楽しかったのは、塾に行く日は柔道に行かなくていいからだった」とも。そんな自身の経験から「勉強できねえやつにとって(中学受験や塾通いは)地獄でしかないからね」と、今回の投稿に繋がったのだという。

中学受験向き・不向きの見極め方は?

 確かに高校や大学受験は子供たち自身が成績や興味関心で志望校を考えるケースが大半だ。だが、小学校時代から受験勉強を始めなければならない中学受験となれば、親の意向が強いケースがほとんどだろう。中学・高校受験に詳しい「森上教育研究所」の森上展安代表が言う。

「自分の子供が言葉には出さなくても、勉強を嫌々やっていたり、塾に通うのがつらいという場合は『そもそも勉強が嫌い』だというケース以外に『塾が合わない』と嘆くことは珍しくありません。授業のスピードが速かったり、宿題などの分量が多い。それについていけなくて成績が下がって気分も落ち込む。お子さんの様子がおかしいなと思ったら、まずは、塾での様子をお子さんに聞いて休ませることも含めた対応を最大3週間ほど観察し、状況の変化を見てください」

 自分のペースでやれる個人塾や中小の学習塾に変えた途端、勉強が楽しくなって成績が伸びるケースもあるという。

「一方で、教材や先生との相性など目の前の環境を改善後、3カ月以上通っても、変わらなかったり、勉強をしたがらなければ、本人にとっても受験の時期ではない可能性があります。また将来、中学受験を考える親がまだ幼い我が子が勉強に向いているかを知るなら、小学3年生で週1日通わせてみましょう。

 難関校を目指して中学受験をする生徒の多くは4年生から週2~3日通います。プレで試してみて、楽しめるかどうかも指標になります」(森上展安代表)

受験勉強も習い事も同じ

 勉強だけでなく、柔道やピアノ、水泳など習い事も同じ。試しに週1回やらせてみて「ダメなら辞めていい」を前提に始めてみるのがよいそうだ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


動物&飼い主のほっこり癒し漫画/第55回「宅配トリモノチョウ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今
 最近ちまたで注目を集めている「平成レトロ」。平成レトロとは「平成を懐かしく想う文化的風潮」のこと。1989(平成元)年...
2023-08-12 06:00 ライフスタイル
もう義母になめられない! 帰省時に役立つ「良好関係キープ術」4つ
 結婚すると気になるのが、義母との関係。仲良くいられるかどうかで、結婚生活が大きく変わってしまいますよね。特に多いのが、...
嫌われ街道まっしぐら! 後輩・部下にやってはいけない4つのこと
「なんだか部下との関係が良くない気がする」「後輩に避けられているのはなんで?」と悩んでいる方必見! 今回は、職場の後輩や...
オトナになっても残る呪縛!「長女をやめたい」と感じた瞬間&苦労あるある
 姉妹(きょうだい)で何番目に生まれたかどうかは、その後の生き方に大きな影響を及ぼしますよね。それぞれの立場でメリット・...
雨上がりの公園、誰にも大切な時間がある 2023.8.11(金)
 おのおのが好きな姿勢で好きなように過ごす人とハト。  近すぎず、離れすぎず。ほどよい距離感ってある。  会...
ペットボトルの炭酸水で考えてみた 物の価格・人の価値は「環境」次第!
 みなさんは“自分の価値”について悩んだ時はありますか? 職業柄と性格のせいで、私はけっこう考え込んでしまうタイプなので...
季節到来・台風や大雨が「大地震」の引き金になる研究も…相関関係は?
 九州・沖縄地方に大きな被害をもたらした台風6号に続いて、お盆休み真っただ中の14日近辺に強い勢力で関東上陸の可能性が高...
のんびりと見せかけて…カメラバックを守る“たまたま”警備隊
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
輸入ものに強い「カーニバル」初体験!高OFF率狙い 2023.8.10(木)
 前々から気になっていたグルメキッチンマーケット「カーニバル」。カルディ、成城石井、ジュピターコーヒーなどの“競合”で輸...
テッパンはなに? お世辞を言われた時の上手な返し方【職場・友人編】
 お世辞を言われた時、皆さんはどのように返事をしていますか?「お礼を言うべきなのか、否定をするべきなのか、イマイチ反応に...
屋外の鉢植え植物をレスキュー!灼熱地獄から守る「正しい置き場所」は?
 観測史上最高気温の更新上げ幅がエゲツなく「地球沸騰化時代到来」なんて言葉、聞けば聞くほど恐ろしいとしか言いようがござい...
そろそろ散髪の時期かな? 2023.8.9(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
無意識ポロリしてない? 今すぐ直したい「人に嫌われる相づち」4選
 話していて相づちが鼻につく人っていますよね。相づちの仕方は癖や習慣になっているケースが往々にしてあり、もしかしたらあな...
新幹線で帰省中、ヤバい親子に遭遇!「お互い様」の解釈について考える
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
安らかに眠れる日は来るのだろうか 2023.8.7(月)
 多くの犠牲と哀しい歴史があった。その事実と人々を決して忘れないと誓った。  いまの僕らは、次の時代に平和を託した...