韓国で増える非婚主義。老後を意識するアラフィフ独女の心は複雑です…

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-03-31 06:00
投稿日:2025-03-31 06:00

私が見た韓国・ソウルの子連れ事情

 今年3月にソウルを訪れた際、日本と比べると子供を連れている若者が少ないと感じました。

 滞在したエリアにもよるとは思いますが、日本では新宿や渋谷、六本木のような若者の多いエリアでも、子連れの姿をよく見かけます。しかし、ソウルでは、同じように江南や弘大などの若者が多いエリア以外でも、そうした光景があまり見られませんでした。

 家族連れが多く訪れるデパートやショッピングモールでもベビーカーを押す夫婦もほとんどおらず、「子どもはいったいどこにいるのかしら?」と思うほどでした。

 この背景には、韓国の低い出生率が影響していると考えられます。2024年の韓国の合計特殊出生率は0.75 と、世界最低水準となっています。前述した通り、経済的な負担の大きさ、女性のキャリア志向の高まり、育児に対する社会的サポートの不足などが要因となり、子供を持つことを選ばない夫婦や、そもそも結婚を選ばない人が増えているからです。

 あくまで私個人の肌感覚も含まれますが、韓国の非婚・少子化の流れが社会全体に浸透していることを実感しましたが、日本も同様です。「結婚したくない」と考える若者は増え、とりわけ都市部では自分のキャリアや趣味を優先するなど婚姻率の低下が続いています。

 さらに、ご存知の通り、日本でも少子化は深刻化し、婚姻率の低下が出生率の低下と連動している点でも韓国と共通する部分があります。

アラフィフ独女だけど、縁があれば結婚はしたい

 私は51歳で独身独居の女性ですが、「非婚主義」なのか? と問われると、それは違うような気もします。非婚の理由や気持ちはよく理解できますし、結婚が必ずしも幸せの形ではないという意見には大いに賛同します。しかし、アラフィフの独身女性としては、「非婚」を宣言するには、割り切れない思いもあります。「老後を一人で過ごすことの寂しさや不安」があるからです。

 若いうちは自由な生活を謳歌できても、年齢を重ねるにつれ、一人の時間が重く感じることがあります。病気になった時や老後を考えると、やはり「支え合える相手がいることの安心感」は大きいのです。私は「非婚」を選んでいるわけではありませんし、あえて宣言することもないかもしれません。

 もちろん、結婚が絶対に必要とは思いませんが、縁があれば結婚したい気持ちは常にあり、人と人のつながりを大切にしながら、これからの人生を考えていきたいと思ってしまうのです。

 みなさんは「非婚」についてどう思いますか?

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“貯金なし彼氏”の上手な操縦方法 将来を考えてるからこそ!
 付き合っている彼氏と将来を見据えたお付き合いをしているなら、気になるのが「貯金」。とはいえ、どんなに親しい間柄になって...
恋バナ調査隊 2022-09-11 06:00 ラブ
交際費たんまり? 友達いない彼氏が最高の彼氏になる可能性
 友達がいない男性を、あなたは「彼氏にしたい」と思いますか? 躊躇してしまう人は少なくないように思いますが、ちょっと待っ...
恋バナ調査隊 2022-09-11 06:00 ラブ
「他人に抱かれた方がマシ」大学院で豹変した夫に嫌悪する妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-09-10 06:00 ラブ
「連れ子も育ててるのに」感謝しないバツ1妻と離婚したい夫
「冷酷と激情のあいだvol.107〜女性編〜」では、モラハラ夫に変貌してしまったナオキさん(仮名)に対して不満を抱く妻・...
並木まき 2022-09-10 06:00 ラブ
「忙しい」の3文字? 彼からの冷めた“サインLINE”に涙腺崩壊
 カップルになる直前は、終わりが見えないくらいに盛り上がるLINE。しかし、カップルになると安心感を得るため、徐々に好き...
恋バナ調査隊 2022-09-10 06:00 ラブ
真面目夫の浮気バレ~背広のポケットから出てきた意外な証拠
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。夫や彼の浮気を知ってしまった時のダメージは計り知れません。サレ妻さんたちは口...
山崎世美子 2022-09-10 06:00 ラブ
好みは千差万別!“イケメンが苦手”な女性の心理vs男性の本音
 あなたはイケメンをどう思いますか? 「イケメンと付き合いたい」「イケメンに出会いたい」と思う女性が大半でしょう。  ...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
ダメ男とは違う? 愛すべき“ポンコツ彼氏”の笑撃エピソード
 ポンコツ彼氏は、頼りないのになぜか惹かれてしまう不思議な存在。おっちょこちょいな一面もあるため、女性から「可愛い」や「...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
長文メール送って自爆するか愛深めるか 女に必要なクセは?
 彼に長文メッセージを送って自爆する女性が大勢います。今までのガマンがたまりにたまって長文メールという形で暴発してしまう...
内藤みか 2022-09-08 06:00 ラブ
なんでやねん!「性格悪いのにモテる女」8つの特徴あるある
 美人でスタイルが良く、性格が良い女性は当然モテますよね。「彼女はモテて当然」と同性から見ても納得です。しかし、「どうし...
恋バナ調査隊 2022-09-08 06:00 ラブ
不器用女子でも「男性がずっと一緒にいたい女性」になる方法
 好きな人に「ずっと一緒にいたいな」と思われたいですよね。せっかく付き合えたのに、数カ月付き合った後には飽きられ、挙句の...
若林杏樹 2022-09-07 06:00 ラブ
性欲お化けか!アラフォー妻たちが夫の嫌いなところを大告白
 情熱的な恋愛を経て結婚したはずの夫。結婚生活が長くなり「気づけば嫌いになっていた」なんて人も多いのではないでしょうか。...
恋バナ調査隊 2022-09-07 06:00 ラブ
料理教室よりバズレシピ!「男ウケ料理」の情報更新してる?
 花嫁修業の定番といえば、まずは料理。料理ができればモテるというのは、長く女子の中で定番の価値観となってきました。ですが...
ミクニシオリ 2022-09-06 06:00 ラブ
既読無視されてた彼氏から返信きたけど!喜ぶ? 疑うべき?
 彼氏に既読無視されると、不安になったりイライラしたりしますよね。その期間が長くなっていくにつれて「このまま終わり……?...
恋バナ調査隊 2022-09-06 06:00 ラブ
カップルの理想の身長差は何cm? 高さ別スキンシップを解説
 カップルの理想の身長差は、人によって違います。でも実際のところ、カップルの身長差は、お互いの心理や付き合う上でのスキン...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ
「不完全燃焼の恋」が忘れられない時、どうしたらいいの?
「気持ちを伝えられなかった」「突然、連絡が取れなくなった」など、不完全燃焼の恋が忘れられず、苦しんでいる人は多いようです...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ