既婚者マチアプが大盛況。更年期=女の終わりにあらず、恋も人生もアップデートしたい40代女性の決意

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-04-01 06:00
投稿日:2025-04-01 06:00

40代・50代はまだまだ“現役”

 既婚者マッチングアプリ「ヒールメイト」の利用者が30万人を突破したというニュースが話題になるほど、この年代でも恋愛にアクティブな人が増えています。

 不倫の是非についてはここでは触れませんが、それだけ“もう一度恋をしたい”と願う女性が多いということなのかもしれません。

 これまで家庭や仕事のために、たくさんの時間やエネルギーを犠牲にしてきた女性たち。そんな彼女たちが「今度こそ、自分のために生きたい」と思うのは、自然な流れではないでしょうか。もちろん「もう男はいらない、自分の好きなように生きたい」という選択も素敵です。

 恋愛に進むも、推し活に没頭するもよし。旅に出るも、資格を取るも、趣味に生きるも、すべてが“自分のため”にできる時代になったからこそ、更年期は“終わり”ではなく「自分を生きる始まり」だと感じます。

更年期世代をターゲットにしたサービスの可能性

 美容、健康、恋愛、キャリア…。この世代を対象とした商品やサービスは、今後ますます需要が高まっていくと思います。

 前述した通り、既婚者向けのマッチングアプリも盛り上がりを見せており、「もう一度恋がしたい」と思う女性が、想像以上に多いことがわかります。

 一方で、恋愛に限らず今後は40代・50代女性を対象にしたマッチングサービスがさらに増えてくるのではないでしょうか。

 趣味を共有できるサークル型の交流や、気軽なオンラインおしゃべりを楽しめる場など、「恋愛だけではないつながり」を求める声は確実に増えています。

「恋がしたい」「新しい出会いがほしい」と思う人もいれば、「日常にちょっとした刺激がほしい」「共通の話題で話せる仲間がほしい」と感じている人も多いのがこの年代。子育てがひと段落した今だからこそ、もう一度、自分の世界を広げるチャンスと捉える女性が増えているのです。

“更年期”をキーワードに、もっと明るく前向きな商品やサービスが増えてほしい。そう思っています。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2025-02-20 17:59 ライフスタイル
黄金色の葉と朱赤の柿の景色 心まで秋色に染まるような日
 秋は色鮮やかな季節。まるで黄金色のイチョウの葉、鮮やかな朱赤の柿。  心まで秋色に染まるような日だった。 ...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...
ムーミン好き必見!ESSEの時短レシピ&開運グッズ付録など使いこなす術
 今回ご紹介する雑誌付録は、「ムーミントラベルポーチ3点セット」と「別冊付録:保存版!ESSEのBest時短ベストおかず...
おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...