あの「信頼してるよ」は嘘、本当どっち? 本音を見分けるひとつの方法

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-04-04 06:00
投稿日:2025-04-04 06:00

自分の立ち位置が気になる!

 大人のみなさんはそれぞれ行きつけのお店があると思いますが、そのお店での立ち位置が気になったことってないですか?

 スナックなら同じ常連さんでも信頼している人とそうでない人がいて、わりとハッキリ区別しています。というのも、信頼がないとできない、重要なことがあるからです。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】酒飲みは要注意! 厄介客の情報は共有される…。恐るべし、スナックママ達の深夜集会

「信頼している」はリップサービス?

 私が言うのもなんですが、ホステスさんが言う「あなたを信頼している」などの言葉は、すべてリップサービスです。

 なので言葉ではなく、行動を見ることが大事。最も分かりやすい例が、新人をつけてくれるか。時々、新人をつけると怒るお客さんもいらっしゃいます。そりゃそうですよね。

 同じお金を払ってるのに、いわば指導係をしなくてはいけないんですから。私もお客さん側としてスナックに行くこともあるので、その気持ちは本当によく分かります。

 なぜかこちらが話を振ったりして、「あんた仕事しなさいよぉ!泣」となることも少なくないし、言い方は悪いけど、損してるようなナメられているような気分になることも…。

 けど同時に、私も新人のとき、常連のお客さんに優しくしてもらえて緊張がほぐれたのを思い出すんです。

お店に甘えられている=信頼されている

 周りにはテキパキ仕事をこなすお姉さんばかりだし、お客さんが気をつかってるのは分かるしで、逃げ出したいくらいの申し訳なさでした。だけどそのおかげで、心折れることなくちゃんとお店の一員になれたわけです。

「この人なら大丈夫」とお店が太鼓判を押したお客さんにしか、新しい子は任せられません。それはつまり、お店から甘えられてる=完璧ではない部分を見せられてるわけですから、信頼されているということになります。

 たぶん、スナックに限った話ではなく、どんな業界も同じなのではないでしょうか。もしあなたが「なんかよく新人さんに当たるな」と思っているなら、周りから信頼されている証です。

 そして大人の私たちは、この春にたくさん生まれる新人さんたちに優しく接していきたいものですね。

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく盛り上げ上手だが、酒乱なのが玉にきず。

トラ見沢さん:どろんぱの常連。関西出身。いつもはケチだが、酔うと気前が良くなる。出禁経験あり。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


二人暮らしで生活費月10万円は可能? とっておきの節約術4つ
 恋人と二人暮らしをはじめて実感するのが、「なかなか貯金が貯まらない」ということ。これから結婚や出産など、大きな出費に備...
お触りしたい!陽だまりで手入れ中の“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
コロナ禍で対応分かれた子どもの「付き添い入院」、骨身に沁みたのは…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
見上げたら、ガラスの谷間の底にいて… 2023.5.15(月)
 深くて暗い地下からやっと地上に上がった頃には、じんわり汗をかいていた。 「ずいぶん来たな」と思って空を見上げたら...
テレビの音量は8、トイレ掃除は素手…理解不能な夫の実家の謎ルール!
 どんな家庭にも「我が家独自のルール」があるものですよね! 中には、他人には理解できない謎ルールもあるでしょう。でも、嫁...
すいかばかのレシピ~'23年<1>生産量ワーストの地で昆虫性のすいか作り
 4月の山梨県北杜市白州町。この地でひとり、こだわりのすいかを作る男がいる。通称「すいかばか」こと寿風土(ことぶきふうど...
心の中に「気が強い美女」を飼う効果 2023.5.14(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
自分を「幸せじゃない」と思う人に62歳の童貞が伝えたいこと
 キミは「プロ童貞」を知っているか──。コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん...
62歳の童貞・山口明が語る二刀流時代「大谷君より早かった」
 キミは「プロ童貞」を知っているか──。コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん...
ひとり旅のメリットとデメリット 正しく天秤にかけて楽しい時を!
 家族や友人、恋人など誰かと一緒に旅行をするというのは、経験したことがありますよね。でも、ひとり旅って経験したことありま...
子アリ夫婦のつかの間デートに“夜パフェ” 2023.5.13(土)
 GWはみなさん、どこかにお出かけしましたか? 我が家は遠方から義母が飛行機に乗って遊びに来てくれたんですが、連休前日に...
親切の押し売り問題どう乗り切る? しても・されても凹む人への処方箋
 相手の親切心を受け取らないって、すごく苦しいですよね。たとえそれが自分にとってありがたくないものだとしても、受け取らな...
誰も歩かない小道、誰もいない海 2023.5.12(金)
 誰も歩かない小道を進んで、誰もいない海を眺める。  プライベートビーチっていうとちょっと違う気もするけど、このひ...
千葉で震度5強 3.11から12年「まだ終わっていない地震」と専門家指摘
 東京近郊の人は11日早朝の「緊急地震速報」にヒヤリとしただろう。同日午前4時16分、千葉県南部を震源とした最大震度5強...
花咲く庭で発見! モテランキング1位“たまたま”をパチリ☆
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「友達の夫が正直嫌い」女の友情を壊さない付き合い方のコツ
 大好きな女友達の結婚を喜んでお祝いしたのも束の間、「どうしても友達の夫が好きになれない」と悩んでいる女性は意外と多いよ...