山下智久&中川大志「おむすび」朝ドラ視聴率ワースト更新でとばっちり危機…「正直不動産」が大ピンチ

更新日:2025-04-06 17:03
投稿日:2025-04-06 17:00

 橋本環奈(26)主演の「おむすび」の初回から最終回までの世帯平均視聴率が、NHK連続テレビ小説で史上ワーストの13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。

 今回の「おむすび」が招いた“朝ドラ離れ”は深刻で、3月31日に初回を迎えた今田美桜(28)主演の「あんぱん」も視聴率15.4%のスロースタートとなってしまった。ちなみに「おむすび」は初回16.8%を記録した。

 今回の「おむすび」の敗因について、芸能関係者の間では、橋本の過密スケジュールや、週刊文春が報じたパワハラ疑惑が要因だと言われているが、一部関係者からは「ドラマの伏線を回収できない、視聴者が戸惑うような根本ノンジ氏の脚本にも問題があったのでは……」という声が出た。

 いずれにしても、“後の祭り”だが、ワースト視聴率の原因が根本氏にあると囁かれ始めたことでテレビ関係者が懸念するのは、同じく彼が脚本を担当する同局の、山下智久(39)主演「正直不動産」への影響だ。山下のこの主演ドラマは2022年4月期に放送されて以来、同年6月には感謝祭(特別版)、24年1月にも特別版と「正直不動産2」がオンエアされた人気シリーズで、今年2月には主演をディーン・フジオカ(44)にしたスピンオフドラマも放送された。26年には映画「正直不動産」の公開も予定されている。

「NHKから、朝ドラワースト視聴率は脚本が悪かったから……なんて決めつけられれば、誰だってもう二度と仕事はしたくないと思うのは当然でしょう。守るべきは根本さんであって、一過性の橋本さんではないはずです。根本さんの心が折れてしまったら、来年の映画版の公開も、3、4と続いていくはずの続編も危ぶまれます。あのコメディー要素たっぷりでいてシリアスな独特の空気感は根本さんにしか書けないものでしょうし、今や山下を地上波の連ドラで見られるのはこれだけですから、山下と正直不動産ファンの喪失感は大きいでしょうね」(テレビ関係者)

意識高すぎ!高杉くんの露出も減少

 朝ドラワースト視聴率更新の余波は、実はこれだけではない。

 中川大志(26)が出演して好調だったauの“意識高すぎ!高杉くん”シリーズCMの露出が、橋本のパワハラ疑惑報道以降、極端に減っている。

「橋本のパワハラ疑惑の文春記事で、朝ドラ収録期間中に中川が橋本の仕事現場の山口県下関まで出向き、公園でのキス写真を撮られたのがまずかった。公式ファンクラブをスタートさせたばかりの中川にとって、ほろ酔いで橋本とキス写真なんて絶対的NG。これ以上ないイメージダウンでしょう。“恋愛するのは自由だけど、もう少し私たちファンの気持ちを考えた行動をしてほしかった”と、長年中川を応援してきたファンが肩を落とすのも当然です。こういった反応には敏感なクライアントですから、今は露出を抑えて様子見といったところではないでしょうか……」(広告業界関係者)

 一部報道では、当の橋本は、そんな事実もどこ吹く風で、今年7月に控える「千と千尋の神隠し」中国・上海公演を成功させ、将来的な中国への本格進出も真剣に視野に入れていると伝えられている。ヒロインのスキャンダルが問題だったのか、脚本が悪かったのか定かではないが、山下と中川は“朝ドラワースト記録更新”の余波に巻き込まれることになったらたまったものじゃないだろう。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

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