松下由樹の怪演が震えるほど怖い!テレ東“狂愛サスペンス”に「ナースのお仕事」超え大ヒットの予感

更新日:2025-04-12 17:03
投稿日:2025-04-12 17:00

 14日スタートのフジテレビ月9「続・続・最後から二番目の恋」の主演は小泉今日子(59)と中井貴一(63)の“アラ暦”コンビ。この人もギリそうか。4日に始まった連ドラ、テレビ東京のドラマ24「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」(金曜深夜24時12分)に主演する松下由樹(56=写真)。共演は野村康太(21)だ。

「ディアマイ」は芸能事務所マネジャーの吉川恵子(松下)が、担当する新人俳優の森山拓人(野村)に異様なまでに執着するという、《その愛は「母性」?「依存」?それとも――。歪んだ愛情を描いた“狂愛サスペンス”》(公式サイトより)だ。

 主演の松下といえば、1983年公開の富田靖子(56)主演映画「アイコ十六歳」でデビューし、今やすっかりベテラン俳優に。なのだが、意外やテレ東のドラマはこれが初単独主演となる。

 ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「初回から松下さんの狂気の演技をたっぷり見られて、いい意味でゾワゾワしましたね。圧巻の“松下劇場”で、まるで松下さんのひとり芝居の舞台を見に行ったような気持ちになりました。これからさらにぶっ壊れた演技を拝見できるようで、楽しみでなりません」と話す。放送時間は30分だが、松下の演技が良すぎて「30分では物足りない」んだとか。

 10代でアメリカにダンス留学した経験を持つ松下。初主演ドラマは1989年の「オイシーのが好き!」(TBS)で、当時は《あの子、誰?》と話題をさらったものだ。168センチの長身に、長い手足に小さな顔という抜群のスタイル。その後トレンディードラマに次々と出演し、主演でなくても視聴者の心に残る演技を見せてきた。

《松下由樹の自然さを見習え》の声も

「松下さんといえば、96年から始まった『ナースのお仕事』シリーズ(フジテレビ)の先輩ナース、尾崎翔子役を代表作と感じる視聴者が圧倒的でしょう。でも、私は94年の『29歳のクリスマス』(同)の彩役が忘れられません。当時は主演の山口智子さん演じる典子派か、彩派かに分かれ、女性視聴者がこぞって2人のファッションを真似たものです。今の松下さんは年齢に抗いすぎない自然な美しさがあり、同じ女性として素敵だなと感じます」(前出の山下真夏氏)

 トレンディードラマに出演していた当時と比べたら、ふっくらとはしたが、それがまた役者としていい味を出している。

「“普通のおばさん”を演じてもリアリティーがあって、ドラマに感情移入しやすい。とはいえ、実際に会えば分かりますけど、“本物”の松下さんは変わらずお美しい。とても“普通のおばさん”じゃありません。でも、芸能人ネタで話題になりがちな《顔、いじりすぎ?》なんてところは一切なし。最近では40代、50代の女優さんの“顔変わった”系の記事が出ると、《松下由樹の自然さを見習え》なんてコメントが書き込まれることもあるほどです」(在京キー局プロデューサー)

 前出の山下真夏氏は「『ディアマイ』には、ちょっと懐かしの昼ドラ的な大げさな演出方法も見られますが、松下さんの演技力があれば、どんなジャンルでも“どんとこい”でしょう。久々の主演作ですから、視聴者が驚くぐらいに徹底的に大暴れしていただきたいですね」と笑う。

 TVerのお気に入り登録数はすでに31.4万人(11日現在)で、深夜ドラマにしては上々の数字。ネット上でも《松下さんの怪演ぶりに震える》《コワイ!怖すぎる!》などと話題になりつつある。“アラ還”ドラマ人気と相まって、「ディアマイ」は松下にとって「ナースのお仕事」を超える代表作となる予感がしてきた。

  ◇  ◇  ◇

 そんな松下由樹にも“熱愛”で大騒ぎになった過去が……下にある■関連記事【併せて読む】【もっと読む】【まだまだ読む】もぜひどうぞ!

エンタメ 新着一覧


ピストル持たずに台湾入りした万太郎、なにやら凄い経歴の朝井大智!
 里中(いとうせいこう)や岩崎(皆川猿時)からの推薦で、万太郎(神木隆之介)は学術調査団の研究員として台湾に派遣されるこ...
桧山珠美 2023-08-30 16:13 エンタメ
バチェラー5完結!男が落ちるのは笑顔より泣きなのね 2023.8.29 (火)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ、「バ...
万太郎7年ぶりの植物学教室返り咲き、挨拶も小道具も“ドイツ一色”に
 明治26年。徳永教授(田中哲司)に正式な助手として迎えられた万太郎(神木隆之介)は、7年ぶりに植物学教室に戻ってきた。...
桧山珠美 2023-08-28 11:40 エンタメ
「ハヤブサ消防団」中村倫也と岡部たかしは“出世魚俳優”で大物感マシマシ
「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)にハマっています。「VIVANT」(TBS系)ほどの派手さはありませんが、そこはそれ、...
タッキー痕跡をジャニーズが排除も…平野紫耀らTOBE勢力が拡大の一途
 ジャニーズ事務所が、元ジャニーズ事務所副社長兼ジャニーズアイランド社長・滝沢秀明氏(41)の“残り香”を排斥する動きを...
こじらぶ 2023-08-26 06:00 エンタメ
加護ちゃんは“あらぬ写真”で窮地に…元モー娘。黄金期メンバーの凸凹人生
 元「モーニング娘。」の加護亜依(35)が21日、「SmartFLASH」に掲載された“韓国カジノ旅行”報道で窮地に立た...
一攫千金のチャンス! 万ちゃん・寿恵ちゃんの“ほのぼの焼き餅”プレー
 お金の相談をするため、叔母のみえ(宮澤エマ)の料亭「巳佐登」に行った寿恵子(浜辺美波)。給金の前渡しということで、その...
桧山珠美 2023-08-24 15:30 エンタメ
長谷川さんキス魔?「バチェラー」5 Ep8まで復習 2023.8.23(水)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ、「バ...
「田邊教授溺死」とあだ名「ユーシー」の謎、虚実皮膜の脚本が光る
 大学を離れた田邊(要潤)は穏やかな日々を過ごし、聡子(中田青渚)と子供たちを連れて海へ。万太郎(神木隆之介)の元に、大...
桧山珠美 2023-08-21 15:35 エンタメ
「VIVANT」櫻井海音は堺雅人に似てる? 父・ミスチル桜井のDNAは継承
 今、オジサンたちが夢中になっているドラマ。それが日曜劇場「VIVANT」です。あくまでもボルドー太田調べではありますが...
万太郎敗れ、チーム東大に軍配も…田邊は大学追放の“鉄拳制裁”を受ける
 田邊(要潤)は、今後は欧米の学者に頼らず、日本人自らが学名を与え発表すると、西洋の植物学者たちに宣言。植物採集で出会っ...
桧山珠美 2023-08-18 14:00 エンタメ
バチェラー長谷川さんとさかい珈琲がコラボ 2023.8.17(木)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ「バチ...
長谷川さん激変!「バチェラー」5 Ep6まで振り返り 2023.8.16(水)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ。真実...
「倉木さん、大好きじゃ」万太郎の別れの挨拶、チョイスが絶妙!
 万太郎(神木隆之介)のもとに、土佐の小学校教師たちから植物についてたずねる手紙と標本が届くようになる。  それか...
桧山珠美 2023-08-14 15:55 エンタメ
西畑大吾のガッカリ熱愛報道…24時間テレビで相手の御尊顔を拝する?
 なんといいますか、いろいろ残念でした。“女装男子”、じゃなかった、なにわ男子・西畑大吾(26)のことです。  見...
『ミッション:インポッシブル』観るなら4DX 2023.8.12(土)
 7/21に公開された『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(以下、『ミッション:インポッシ...