【独自】八代亜紀さんヌード写真の「出どころ」核心証言! レコード会社の声明文との食い違い
2023年12月に死去した八代亜紀さん(享年73)のヌード写真を付けたCDを鹿児島市のレコード会社が発表した発売日が21日に迫る中、日刊ゲンダイは問題のヌード写真の出どころをめぐる関係者証言を入手した。
ヌード写真付きCD発売を発表したレコード会社「ニューセンチュリーレコード」のホームぺージには、《お宝として 八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています 八代亜紀の初めてのヌード写真です》とある。これには八代さんの権利管理会社や遺族、専門家、世論から強い批判の声があがり、リベンジポルノ防止法や名誉毀損など法的な問題も指摘されているが、対する「ニューセンチュリーレコード」側は《当社は問題と成っている写真などすべての所有権を有しており、売買契約書もございます》との声明を発表し徹底抗戦の構えを見せている。
一方、フジテレビFNNプライムオンラインは、16日放送の朝の情報番組「サン!シャイン」が同社社長の早川寛氏を取材したとして、そのコメントを以下のように伝えた。
「当然うちが全部権利持ってるわけだし、誰かに許可を得る必要があるんですか? 僕も男の意地として(姿勢は)変えないです。八代の権利ものすべて買い取ってくださいよと。私どももこんだけ意地になっちゃったら、発売の中止もするつもりもありません」
早川社長はまた、問題の写真を八代さん本人にも「買ってよ」と持ちかけたこともあるとし、「お金ないもん」と断られたとしていると伝えた。
■故人相手にどうやって契約を結んだのか?
この件に関し、事情に詳しい関係者はこう言った。
「早川社長は写真について、HPにある撮影者『Nディレクター』の遺品の中から見つけたと言っていました。04年ごろだったと思います。このディレクターN氏は若い頃、八代さんと親しくしていて、もともと老舗レコード会社の社員だったのですが、八代さんを連れて『センチュリーレコード』を起こしたことで業界に知られています。しかし八代さんと別れ、本妻からも見放され、晩年は東京都墨田区で1人暮らしをしていた。そしてご病気で亡くなったとき、看取ったのが早川社長だったそうです。N氏の本妻が遺骨も遺品も引き取りを拒否したため、早川社長が引き取ったと言っていました。八代さんのヌード写真はN氏にとって青春時代の大切な思い出だったのか、彼の部屋で大切に保管されていたそうです」
読売新聞(16日配信)は、八代さんが一時期所属した「センチュリーレコード」と早川社長の「ニューセンチュリーレコード」の関係について不明と報じている。前出の関係者はこう続けた。
「早川社長は芸能リポーターの梨元勝さんや芸能記者に八代さんのヌード写真を売り込もうとしていました。ただ、さすがに20年以上前の当時でも、プライバシーに配慮して誰も買おうとしませんでした。今回、早川社長は『売買契約書を持っている』と主張しているそうですけど、故人相手にどうやって契約を結んだのでしょうか」
その後、売り込みをかけられた梨元さん側が「あの写真はどうしましたか?」と早川社長に聞いたところ、「八代亜紀の事務所の人に手渡しで返した」と言っていたという。写真の出どころといい、早川社長の手に渡った経緯といい、とにかく謎だらけ。八代さんの遺族側は名誉毀損やプライバシー侵害などを理由に今回のCD発売中止を求める通知書を早川社長側に送付し、警察にも相談しているという。
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多くの人々に惜しまれながら2023年12月に旅立った八代亜紀さん。関連記事【追悼】八代亜紀さんの歌手人生は『しあわせ返し』…『いつもありがとう』が口癖だった…などもお目通しください。
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