永野芽郁は不倫騒動で「清純派」の看板を捨てる絶好のチャンス

更新日:2025-05-03 11:08
投稿日:2025-05-03 11:05

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 週刊文春に女優の永野芽郁(25)と俳優の田中圭(40)の不倫が報じられて以来、主にネットニュースやSNSはこの話題で持ちきりだ。

 泥酔した田中が永野の自宅マンションに入ったところをキャッチされてしまったことは、言い訳のしようがない。

 が、双方の事務所は不倫関係を否定。永野自身も出演するラジオ番組で「誤解をまねくような軽率な行動をしたことを心から反省している」と不倫を否定した上で謝罪した。とはいえ、この不倫否定について、世間的には疑わしいとみられている。清純派として売ってきた彼女だけに今回の報道はマイナスイメージで、CMに影響なしとは言い難い。今でこそCMは続いているが、契約切れの段階で継続するかどうか、考え直す企業が出てきてもおかしくない。スポンサーが減れば、今後の映画やドラマに影響が出てくることも考えられる。

 もっとも、ここはピンチではなく「チャンスだ!」ととらえるべきだ。永野ももう25歳になる。もはやアイドル的な清純派から大きく脱皮し、“大人の女優”としてさまざまな役柄に挑戦する時期に差し掛かっている。

 そもそも女優は、いい年の取り方をして、中年の女優から、最終的には個性あるおばあちゃん女優になるのがいい。

 今も活躍している高齢女優の代表格が草笛光子(91)だろう。同じく25歳の頃にはバラエティー番組「光子の窓」で司会を務め、そのまま年を経て、つい最近も主演映画「九十歳。何がめでたい」の演技で高く評価されている。故・夏目雅子さんも25歳の時には映画「鬼龍院花子の生涯」で清純派から脱皮した。

 また、永野とはちょっと違うが、故・樹木希林さんはあらゆる役柄を見事に演じる個性派で、芸能界にはなくてはならない存在だった。

 逆に故・大原麗子さんは常に若々しい女優の代表格だったため、晩年は病気もあいまってドラマや映画の出演が難しかった。本人も美人女優ということにこだわりがあったようで、役柄の幅を狭めていったように思われる。

 スキャンダルはあっても実力があれば乗り切れる。斉藤由貴(58)は不倫の先輩格だが、「彼女なら……」と仕事への影響は少なかったし、恋多き女優の松坂慶子(72)も今や立派な“おばあちゃん女優”だ。

 永野も今回のことを逆手にとるべきだ。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


フワちゃん炎上で再評価? 竹内涼真ら「誤爆」で好感度が上がった芸能人
 タレントのフワちゃん(30)がお笑い芸人のやす子(25)に向けて放った暴言が大きな騒動を巻き起こしている。8月4日、X...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...