商店会の再出発からもうすぐ1年…現在の“脱ポンコツ度”をチェックしてみよう

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-05-14 06:00
投稿日:2025-05-14 06:00

地域活動では実績評価はしても人材評価は無用

 過去、そんなふうに思っていた私だったのに…なぜか今、角さん助さんの「脱ポンコツ度」、つまりこの1年の実績や進化を測定し、評価しようとしている。

 そもそも、私は会長ではあるけれど、我が商店会は任意団体だし、厳密には上司も部下もそこには存在しない。役職名は単に役割ごとの名称でしかないのだ。

 再出発の際「仲良く楽しく」→「コミュニケーションやつながり」といった老若男女誰にでもわかる言葉をスローガンとしてスタートしたはずなのに、気づけば人を評価しようとしてる…いかんいかん、商店会ワークは「地域活動」なんだから、もっとゆる~くやらねばだめだった。

オチ→まだまだ修行が必要なのは自分じゃん

 ということで、商店会の脱ポンコツのために、この1年商店会ワークをしてきた私だったが、会長としてはまだまだ修行が必要な自分を発見した。「人間謙虚が大事だな」と自らを振り返っていたところ、会計の助さんから昨年度の決算に関する電話が。

「決算の件なんだけど、助成金が今期に振り込まれないから、赤字になっちゃうんだよね」と助さん。

「あ、それね。東京都いわく5月末か6月らしいですよ」と私。

「えー、遅いね。もう振り込まれたことにして書いちゃおうかな、赤字やだし」と助さんのびっくり発言。

「そりやだめですよ、虚偽じゃないですか! 家計簿じゃないんですから一」

「あ、そっか、だめかー」とぺろっと舌を出す助さん。

 私もまだ修行が必要だけど、この方も修行してもらわんと。ポンコツ以前に会計失格www

商店会のポンコツ卒業に合わせ、このコラムも次回が最終回

 商店会のポンコツ卒業とともに、このコラムも次回で終了(卒業?)。最終回は、商店会の女子を取り上げる。

 この商店会は、事業オーナーとして活躍する女子が多い。ヘアサロン、飲食店、お教室など、小さいけれど一国一城の主。皆さん、なかなか個性的でガッツあり。事業(店舗)名は非公開だけれど、この商店会を脱ポンコツに導いてくれた「仕事は繊細でもメンタルはタフ」な女子たちをこ紹介。

 ポンコツ商店会コラム、ラストは女子色で!

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード
 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。 ...
「子持ち様」認定されないように…非常識な親バカママ友あるあると3つの対処法
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い。  今回は、思わずイラッとしたママ友の親バカ行動をご紹介。周...
職場の「1on1ミーティング」を苦痛に感じる3つの原因。今すぐ取り入れたい対策方法は?
 近年、企業で取り入れられている「1on1ミーティング」をご存知ですか? 新しい手法を取り入れるのは良いことですが、蓋を...
堤防の上は“たまたま”のランウェイならぬ、ニャンウェイ♡ 見せ場のターンの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
意外に難しい「ミモザの鉢植え」を成功させたい! ほっぽらかし園芸好きの花屋が教える5つの失敗と対策
 暦の上では3月、ポカポカを通り越して半袖脇汗が止まらない日中があれば、突然寒くなり雪が降る…これは本当に三寒四温なのか...
想定外しかない商店会ワーク。文句ばかり言うおっさんにブチ切れ寸前、寅さんの名台詞で堪えました
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ぎっくり腰再発かも…? 運動不足解消のため、水泳を始めた中年おばさんの“まさか”
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“春ピンク”は女性ホルモンを刺激!【調香師が解説】指先から幸せになるピンクフラワー香り術
 色とりどりの花が咲く春は、気分も明るくなって幸せな気分になりますね。花の色に多いピンクですが、女性ホルモンを刺激する色...
40代の同窓会はどこで差がつく? モテる人とモテない人それぞれの共通点
 若かりし時代を一緒に過ごしたクラスメイトと、定期的に同窓会を開いている人は多いですよね。でも、40代にもなってくると見...
ダイニングテーブル上の「キレイのコツ」5選 すぐに物が散らかり、ぐちゃあ~とするのなんで?
 家族みんなが団欒する時に欠かせないダイニングテーブル。食事をしたり、コーヒーを飲んだり、宿題をしたりと大活躍ですよね!...
「かかってこいや!」攻撃待ちの“たまたま”が余裕の挑発? プロレス開幕の予感にワクワク
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
第一印象が悪いという悩み。好印象に近づく「メラビアンの法則」を知っていますか?
 ビジネスでも恋愛でも、第一印象は大切。第一印象が悪いとビジネスでは取引や契約に悪影響を与え、恋愛では恋人候補から外され...
変わらない、変われない。
 街は変われど、変わらない変われない一本松。  一体、何を視つづけてゆくのだろう。
【漢字一字探し】悔の中に梅はどこ?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
昭和生まれが驚く令和の卒業式あるある7選。直後に美容院GO、卒業証書のポンポン音はなし
 いよいよ卒業式のシーズンが到来しますね。昭和生まれの40代からすると、令和の卒業式は驚きの連続かもしれません。  今...