永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

更新日:2025-05-14 17:03
投稿日:2025-05-14 17:00

 永野芽郁(25)と田中圭(40)の不倫疑惑騒動の波紋が広がっている。

8日発売の「週刊文春」は、「永野芽郁(25)&田中圭(40)燃え上がる不倫LINE」のタイトルで、“第2砲”を発弾。永野と田中の生々しいやりとりを掲載。「相思相愛すぎだよね」「圭さんの天使は私だけだよ」(永野)、「ずーっと好きやねん」(田中)などの愛の囁きや、文春の直撃を受け、永野と田中がそれぞれの事務所への言い訳を“飲み仲間にすぎず不倫関係は一切ない”と「口裏合わせ」しているLINE上のやりとりまで生々しく伝えている。

 さらにソファに寝転んでカメラを見つめる田中をバックにした永野の自撮り写真も掲載。親密そのものの雰囲気は、不倫を完全否定する所属事務所の見解とは裏腹の内容だ。双方の事務所は、このLINEの内容について、「そんなやりとりはしていない」とまたも即座に完全否定してみせた。

 しかし、内容の真偽はともかく、このLINEの文面が「本物」だとするなら、こうしたやりとりはどこから流出するのか。「匿名犯罪者 闇バイト、トクリュウ、サイバー攻撃」(中公新書クラレ)の著者で、サイバーセキュリティーに詳しい高野聖玄氏はこう話す。

「LINEの中身を抜くようなスパイウエアやツールは現状、一般の人が入手できる限りでは流通してないと認識しています。ただ端末自体を乗っ取れば、端末の種類によってはLINEの中身を見ることはできるのですが、それは一部のハッカーなどが扱う類いのもので、一般の人が扱うにはハードルが高く、まず無理でしょう。イスラエルなどではそうしたツールがいくつかあるのですが、そもそもそれは民間に出回っていなくて、諜報機関などが国家機密や軍事機密の情報収集をする場などで使用するものです。ネタ元や編集部などがそうしたツールを使ったとは思えません」

 LINEの文面の流出といえば、2016年にも、タレントのベッキー(41)と「ゲスの極み乙女」の川谷絵音(36)の不倫LINEの文面が同じく「文春」に暴かれ、謝罪会見の裏で、“センテンススプリング”などのやりとりをしていたことが物議を醸したが、当時もその「流出元」に注目が集まっていた。高野氏が続ける。

「10年以上前には、海外でシステム上の脆弱性をついて、SNSがハッキングされセレブの情報が流出したことがありましたが、現状、LINEには、外部からの操作によって外から中身を見られてしまうような脆弱性はないと思います。断片的な情報ではなく、ここまで詳細に内容を把握できているということは、やはり、その端末自体に直接、触れることができる人が流出元と考える方が自然です」

 高野氏は、顔認証でスマホにロックをかけていない限り、指紋やピンコード、暗証番号などでの認証なら、本人が寝ている間に指紋をタッチさせて操作したり、指の動きを盗み見ることで、突破できる可能性はあると付け加える。つまり流出元は、本人に身近な人と考えられそうだ。  

 ちなみに今回は、LINEのスクショの掲載はなく、テキストベースでの内容になっているが、私的な写真やLINEの文面を無断で公にさらすことは、プライバシー侵害や名誉毀損に問われる可能性があるとも言われている。

 いずれにせよこの騒動、文春のさらなる“追撃弾”の可能性も含め、永野や田中を起用するCMスポンサーの動向や出演するドラマや映画の今後など、しばらく収まりそうにない。

  ◇  ◇  ◇
 
 この不倫疑惑、全容はどこまで解明されるのか? 関連記事【もっと読む】永野芽郁は逃げ切れるのか? 斉藤由貴、高橋かおり、小室哲哉“不倫疑惑”を否定した芸能人の顛末…では、他の例を参考に考察を進めている。

エンタメ 新着一覧


『虎に翼』脚本家、アニメ界でなぜ高評価?朝ドラ人気の要因は公平な目線
 NHK連続テレビ小説『虎に翼』が好評だ。主人公は日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルとした猪爪寅子。彼女が投げかける疑...
竹もとで勉強する寅子たちは今時のノマド?法律事務所の初仕事はお茶入れ
 昭和13年春、明律大学を卒業した寅子(伊藤沙莉)たち。寅子は雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び...
桧山珠美 2024-05-07 14:20 エンタメ
あさイチで光った令和の“料理男子”の新星、キスマイ横尾のライバル現る!?
 ゴールデンウィークといっても、どこかにお出掛けの予定になんの予定もなく、ただ漫然とテレビを見ていたら、神様から思わぬご...
直言ら16名全員無罪!憲法記念日に放送された寅子が語る「法」の解釈
 昭和11年12月。1年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。  寅子(伊藤沙莉)...
桧山珠美 2024-05-04 06:00 エンタメ
直言の判決いかに? 寅子の表情、優三腹くだり…テンポ絶妙な法廷シーン
 公判中に倒れた直言(岡部たかし)は、自分の無実を信じる寅子(伊藤沙莉)の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを...
桧山珠美 2024-05-02 17:13 エンタメ
『虎に翼』の週タイトルになぜ「?」はる記“主婦乃手帖”で一発逆転なるか
 直言(岡部たかし)は寝たきりでろくに食事も取ろうとしない。そんな様子をはる(石田ゆり子)は心配していた。  一方...
桧山珠美 2024-04-30 13:50 エンタメ
大谷結婚モロ被りの不穏も何のその!各世代イケメン網羅のキムタクドラマ
 木村拓哉(51)主演ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜21時、テレビ朝日系)がスタートしました。待ちに待っ...
永瀬廉は大人の色気、髙橋海人はヘタレの真逆 確かに築くキンプリ2人体制
 昨年より、2人体制となったKing & Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉(25)と髙橋海人(25)。4月期に始ま...
こじらぶ 2024-04-27 06:00 エンタメ
岩ちゃんか仲野太賀か…優三株の上昇、高等試験に落ち続ける原因判明!?
 突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる(石田ゆり子)は直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。  証拠品と...
桧山珠美 2024-04-26 16:45 エンタメ
まるでコント!寅子との恋フラグは立たず、崖から落ちる花岡(岩ちゃん)
 親睦を深めるためハイキングに行くことになったが、花岡(岩田剛典)たちの態度に溝を感じ、浮かない気持ちの寅子(伊藤沙莉)...
桧山珠美 2024-04-24 14:35 エンタメ
ガンちゃん登場! 目の前にビール瓶2本…寅子の酒豪ぶりは母のはる譲り説
 本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した寅子(伊藤沙莉)たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けら...
桧山珠美 2024-04-22 15:40 エンタメ
「366日」、髙橋海人「95」学生服コスプレ繚乱!関口メンディー何留?
 新ドラマを見ていて気づいたことがあります。それは過去と現在を行き来するドラマで、俳優さんたちがそのまま高校時代や大学時...
すわ、嫁姑戦争勃発か!? 月のもので結束力まで描く脚本の妙
 実際の事件を調べるため、まんじゅうを作ってみることにした寅子(伊藤沙莉)たち。すると涼子(桜井ユキ)が急に謝罪したいと...
桧山珠美 2024-04-19 15:50 エンタメ
「お月のもの」ネタ再び、寅子らの生理談議にマスターのヘンな気遣い
 よね(土居志央梨)は貧しい生い立ちを明かし、涼子(桜井ユキ)や寅子(伊藤沙莉)など、同級生らが恵まれていることに憤りを...
桧山珠美 2024-04-18 16:50 エンタメ
森香澄は“嫌われる女”を演じてる説 「女子アナ」抹消計画を進行中!?
 元・テレビ東京の「女子アナ」で、昨年3月に退社してフリーに転身後、バラエティ番組を中心に引っ張りだことなっている森香澄...
堺屋大地 2024-04-17 06:00 エンタメ
朝ドラ史上初の快挙!ヒロインの月のもの(生理)事情が描かれた
 生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは先輩の久保田(小林涼子)・中山(...
桧山珠美 2024-04-15 15:48 エンタメ