永野芽郁&田中圭は「不倫」否定後ダンマリ…嵐を過ぎるのを待つのが得策なのか?

更新日:2025-05-15 17:03
投稿日:2025-05-15 17:00

【芸能界クロスロード】

「プライベートは本人に任せております」

 スキャンダルを報じられた芸能人の事務所は判で押したようにこう答える。

 永野芽郁と田中圭の不倫報道。文春の第1弾に「交際の事実はない」と本人に確認した事務所が否定のコメントを出した。

 否定は想定内だったように文春は第2弾を投じた。公開された2人のLINEのやりとりは衝撃的なものだった。「100%本人に間違いないと確証がない限り掲載しない」のが報道する側の鉄則。対して両事務所は再び「本人に確認したところ、そのようなメッセージはやっていないとのことです」と否定した。

 一連の事務所の対応は本人と文春との間の中継窓口に過ぎない。プライベートに関知しない事務所なら当然の対応。発言の真意の責任は当人にある。永野も田中もその自覚があるなら、LINEのやりとりを「ない」と断言した以上、文春に対し抗議するなりアクションを起こしてしかるべき。

「文春を訴えるなり行動を起こせば、沈黙しているテレビも報じることになり不倫騒動は拡散する。否定して後は沈黙。嵐が過ぎるのを待つのが得策でしょう」(芸能関係者)

 最近の芸能スキャンダルは後追いするメディアがほとんどない。ネットの中に文春の内容が散乱しているだけで、永野に何が起きたのか詳細を知らない人も少なくない。これがワイドショー全盛期なら、当人を直撃するなど、報道合戦が過熱していた。芸能人にとっては好都合の時代。風林火山の一節、「動かざること山のごとく」を貫くのが最善策なことを知っている。

 ベッキーのように会見を開いて改めて釈明・謝罪すればバッシングはさらに激化する。動かないことは取材する側も「暖簾に腕押し」のように張り合いをなくす。報道も減り世間の脳裏から消えていく。今2人が先決すべきは今後の仕事に向けての対策だろう。直接、影響するのはCMとタレント活動。好感度を失えばCM激減は避けられない。トーク番組への出演も自ら控えることになろう。

 課題は俳優業にある。

 田中は永野との関係が家庭問題に直面するのは必定。ダメージも大きいが、業界の見方は冷ややか。

「田中と同じ40代の俳優は小栗旬、鈴木亮平など粒ぞろい。田中でないと困る作品はないだろう」(映画関係者)

 田中は俳優業にも影響しそうだが、主役も張り、人気・実力とも伸び盛りの永野はどう出るのか──。現段階では出演中のドラマ「キャスター」の降板もない。16日公開の主演映画「かくかくしかじか」も事前のテレビなどでのPR活動は控え、初日の舞台挨拶もメディアが殺到する恐れもあり、中止になる可能性が高い。

 問われるのは今後の女優活動の在り方。「清純派のレッテルが剥がれ今後は悪女路線」という意見も飛び出しているが、永野は作品の役柄を通して人気を得た女優。明るく元気なキャラで「働く女子がもっとも似合う」と評される。悪女やセクシーな役がもっとも似合わない女優のひとり。安易に悪女をやれば、積み上げてきたキャラは崩壊し、逆にイメージダウンになる恐れもある。

 徹底して今のキャラにこだわり女優を続けることで不倫のダメージも徐々に払拭できる。小泉今日子も斉藤由貴も不倫後、極端な役柄変更はせず、今も変わらず女優を続けているように--。

(二田一比古/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


藤井風「いちすき」で見せた弾き語りに惚れ惚れ、黒髪に代わってホッ
 21日、木曜劇場「いちばんすきな花」(フジテレビ系)が最終回を迎えました。  昨年、社会現象を巻き起こした目黒蓮...
平野・神宮寺・岸のNumber_iデビュー間近 24年は注目多数の群雄割拠
 滝沢秀明氏創設のTOBEに合流し、本格始動が待たれている元King & Princeの平野紫耀(26)・神宮寺勇太(2...
こじらぶ 2024-02-16 10:40 エンタメ
朝ドラでは珍しい正面からの接吻!愛助ママ(小雪)来襲で“恋の炎”燃ゆる
 愛助(水上恒司)は母・トミ(小雪)に呼び出される。トミからは、スズ子(趣里)に会うのはやめるように言われ、山下(近藤芳...
桧山珠美 2023-12-22 14:40 エンタメ
北川景子に長澤まさみ…SNS離れの深層、イメージ戦略には逆効果?
 12月16日、女優の北川景子(37)の写真集『『「37」 20th anniversary』公式アカウントがInsta...
東京コミコン2023は大盛況 ひときわ異彩を放った“大衆演劇”
 千葉・幕張メッセにて、12月8日(金)~10日(日)に開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション20...
熊田曜子のSNSが放つ鋼のメンタル ハレンチ不倫疑惑もよき母アピール
 プロデューサーとの不倫疑惑と元夫とのドロ沼離婚裁判を経て、離婚成立後はSNSでたびたびセクシーな姿を披露している熊田曜...
堺屋大地 2023-12-20 06:00 エンタメ
恋はつらいものよ…愛助への想いが募るスズ子に麻里(市川実和子)の名言
 スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)の仲はすぐに広まり、羽鳥善一(草彅剛)や麻里(市川実和子)にもうわさについて追求される...
桧山珠美 2023-12-22 14:23 エンタメ
スズ子と愛助の恋路を妨害! メッセンジャー黒田のメッセンジャーぶり
 愛助(水上恒司)と坂口(黒田有)の話を聞いたスズ子(趣里)は、耐えきれずに部屋に押し入る。  ここで話をつけよう...
桧山珠美 2023-12-18 14:45 エンタメ
渡辺翔太が国宝級イケメンランキング初V!Snow Manはめめだけじゃない
 恒例の「ViVi国宝級イケメンランキング 2023年下半期」が発表されました。  NOW部門1位は、八木勇征(2...
スズ子と愛助「年の差恋愛」に障害…おでん屋台店主・伝蔵の台詞に注目
 愛助(水上恒司)から「恋人になってください」と言われ、スズ子(趣里)は「ちょっと考えさせてほしい」と答える。それ以来、...
桧山珠美 2023-12-16 06:00 エンタメ
手越祐也ポジティブのカラクリ、新曲は微妙も「アイドル」カバーはバズる
 ジャニーズ時代はNEWSに所属し、バラエティー番組でも活躍した手越祐也。退所後は“辞めジャニ”として主戦場をYouTu...
堺屋大地 2023-12-15 06:00 エンタメ
押しかけ暴走気味の愛助(水上恒司)とスズ子の恋もいよいよ
 神戸への巡業の帰り、スズ子(趣里)は久しぶりにはな湯を訪ねる。懐かしい常連客の面々に迎えられ、昔のように庭で話をする。...
桧山珠美 2023-12-13 14:25 エンタメ
水上恒司君臨!デビュー作「中学聖日記」から5年経っても年上好き♡
 昭和18年、アメリカとの戦争に終わりが見えない中、「福来スズ子とその楽団」は地方巡業を重ねていた。  スズ子(趣...
桧山珠美 2023-12-11 15:50 エンタメ
松下洸平は“最弱の目力”が魅力!ネトラレ役が似合う、時代が生んだスター
 松下洸平(36)の主成分は優しさです。現在、出演しているドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)を見ていてしみじみそ...
茨田りつ子がまさかの前座!? 「大空の弟」を歌いこなす趣里の表現力
 羽鳥善一(草彅剛)が企画した合同コンサートは、ブルースの女王・茨田りつ子(菊地凛子)とスウィングの女王・福来スズ子(趣...
桧山珠美 2023-12-07 14:30 エンタメ
「大空の弟」は聞き物、りつ子“むっつり顔”のチラシにNHKの芸の細かさ
 弟が戦死してスズ子(趣里)が落ち込んでいるのではないかと心配した羽鳥善一(草彅剛)は、食事でもしようとスズ子を自宅に誘...
桧山珠美 2023-12-06 15:20 エンタメ