永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ
40年近く芸能記者をしているが、こんな事態は初めてだ。16日に公開された、永野芽郁(25)主演の映画「かくかくしかじか」(ワーナー・ブラザース)の初日舞台挨拶で、全メディアがシャットアウトされた。
これは先月24日に週刊文春が報じた、永野と田中圭(40)、キム・ムジュン(26)の“二股不倫疑惑”報道を受けての対応だが、さすがに「広告費をもらわずに宣伝してあげるのに、“邪魔だから来るな!”は、持ちつ持たれつの芸能界ではあり得ない……前代未聞ですよ」と憤るマスコミ関係者がほとんどである。
永野と田中を起用しているクライアントが、次々にCMの露出を控える動きを見せる中、完全否定の姿勢を崩していない所属事務所は、ドラマ出演や映画公開は予定通りのスケジュールで進めていく腹積もりのようだ。
特に、大河ドラマや永野のファンが今、最も注目しているのは、主演・仲野太賀(32)の役どころ、主人公・豊臣秀長の“初恋の女性”を演じる、来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への影響だろう。
“秀長の幼なじみで初恋の女性・直”は、透明感と清潔感が必要とされる純真無垢なイメージだが、その役を15歳上の妻子ある中年役者とドロドロの不倫疑惑を持たれる永野が演じることで、大河ドラマとNHKに、ネガティブイメージを与えないのだろうか。受信料で成り立っている公共放送としては、当然無視はできないはずだ。
「『豊臣兄弟!』は来月上旬にもクランクインと言われていますが、現場スタッフは、まるで何事もなかったかのように、全くこの話題に触れません。というのも、永野の所属事務所であるスターダストプロモーションに所属するタレント抜きで、今のNHKのドラマは成立しないからです。『豊臣兄弟!』の仲野、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主演の横浜流星(28)、朝の連続テレビ小説『あんぱん』の北村匠海(27)……。こんなパワーバランス下では、事務所側から出演辞退を言い出さない限り、NHKからは拒否できない事情があるのです。今のままでは、視聴者離れを引き起こし、朝ドラ史上ワースト視聴率を記録した『おむすび』の橋本環奈(26)のように、プロモーションのために永野の密着特番を作る可能性さえありますよ」(テレビ関係者)
永野が疑惑を認めない限り、事務所としては2年先まで埋まっているというスケジュールを頓挫することなく遂行していくのではないか……とも関係者たちの間では見られている。
「TBS系日曜劇場『キャスター』の視聴率が、不倫疑惑報道後も極端に暴落していないことに、永野の運の強さと引きの強さを感じる業界関係者も少なくありません」(前出のテレビ関係者)
SNSでは永野に対する“大河ドラマ降板要求”が拡散されているが、F1層と呼ばれる20~34歳の女性視聴者は「キャスター」からさほど離れていないことがうかがえる。こうした追い風を味方に付けて、永野は「かくかくしかじか」の強行突破に続き、大河ドラマで“初恋の女性・直”を演じ切ることになるのかもしれない。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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