山田まりや「別居婚」にみる日本の結婚観の変容と今後…永野芽郁「不倫騒動」に会見が必要なワケ

更新日:2025-05-21 10:58
投稿日:2025-05-21 10:55

 永野芽郁(25)と妻子持ちの俳優田中圭(40)の不倫騒動は、ほぼ活動休止に追い込まれた永野に続いて、田中が元女優の妻から三下り半を突き付けられるのではないかとの憶測が一部マスコミの間で流れている。不倫の代償は大きいということだろうが、そんな中、NEWSポストセブンが報じた、元グラビアアイドルの山田まりや(45)の別居婚も話題だ。

 2008年に舞台俳優の草野とおる(57)と結婚し、12歳の長男がいるが、山田は5年ほど前から別居していることを認めつつ、「パパとママがお互いを応援して前向きでいられるように、というなかでの別居でした」などとコメント。夫の草野も直撃取材に応じ、「このままお互いがやりたいことをやって暮らすのもいいんじゃないか」などと、胸中を語っている。別居はしていても、すぐに離婚に踏み切るわけでもないというので、「新しい『家族の形』を模索している」と記事は結ばれている。

「今話題の田中夫妻だけでなく、山田夫妻についても子育て中の夫婦を中心に共感を集めていますね。長く暮らしていると、息が詰まり、険悪にもなるけれど、子どもが小さいうちは離婚することにも二の足を踏んでしまう。それで何かと我慢を強いられる暮らしの中、別居を前向きに考えて、それを実行している山田夫妻がひとつの選択肢を提示したように受け止められているようです」

 とは、女性誌芸能デスク。

「婚姻関係を保ちながら、お互い合意の下で別のパートナーとの交際も認め合う結婚スタイルで、1970年代にヒットした映画『エマニエル夫人』などで描かれてきた『オープン・マリッジ』。ハリウッド俳優ウィル・スミスも2021年にその賛同者であり実践者であると公言していますが、山田夫妻への賛同は『共に白髪が生えるまで』などと、末永く添い遂げるのが結婚の理想という考え方が日本でも変わってきた現れのひとつのようにも見えます」

10年後は「不倫」自体が関心を持たれなくなる?

 その日本の芸能ニュースで不倫は現在、一罰百戒のように報じられているが、芸能リポーターの小柳美江さんはこう言う。

「昨今の風潮からは信じられにくいかもしれませんけど、渡辺淳一さん原作のベストセラーで映画も大ヒットした『失楽園』は不倫愛を描き、1990年代に社会的ブームとなりました。80年代の大ヒットドラマ『金曜日の妻たちへ』も同じテーマ。芸術家の池田満寿夫さん(故人)、世界的バイオリニストで声楽家でもあった佐藤陽子さん(故人)は内縁関係にあり、その件で2人を取材させていただいたこともあります。決して不倫を『文化』などどと言うつもりはありませんけど、不倫報道が犯罪報道みたいになっていることに正直、違和感を持っています。結婚は個々人のものですが、世代共通の行為でもあり、夫婦別姓などで議論を呼んでいる問題でもあるのですから、もっと幅広く伝えていくべきだと思うのですがどうでしょうか」

 永野芽郁と田中圭が渦中にある不倫騒動も、90年だったらお咎めなしで、10年後であれば今ほど不倫自体が関心を持たれなくなっている可能性もある。

「それもあって、ご本人たちは記者会見し、お考えなどを語るべきだと思うのです」

 そう小柳さんは言っている。 

  ◇  ◇  ◇

 永野芽郁の「二股不倫」の動機は一体何なのか? 関連記事【もっと読む】妻や恋人がいる男性にあえて手を出す“面倒女性”は『自己肯定感が低い』のメカニズム…では、その心理に迫っている。

エンタメ 新着一覧


永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状
 15歳年上の俳優田中圭(40)らとの「二股不倫」騒動で、渦中の永野芽郁(25)は28日深夜のニッポン放送「永野芽郁のオ...
2025-05-01 17:03 エンタメ
永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も
《誤解を招くような軽率な行動をしたことを心から反省しています。今後はこのようなことのないように節度を持った行動をしていき...
2025-05-01 17:03 エンタメ
横浜流星は“ミスターストイック”から「理想のダンナさん」へ
 俳優の横浜流星(28)が先月30日、都内で行われた「Hisense 新商品・新CM発表会」に登場した。ブランドアンバサ...
2025-05-01 17:03 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到
 お笑いコンビ「令和ロマン」高比良くるま(30)が28日、吉本興業との契約を解消し、波紋が広がっている。今年2月、吉本芸...
2025-04-30 17:03 エンタメ
「RIZIN」出場社員を「「戒告」処分…フジテレビのチグハグ対応に呆れる声
 5月4日に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」に参戦する現役フジテレビ社員で格闘家のウザ強ヨシヤ(29)が、フジ...
2025-04-30 17:03 エンタメ
松井愛莉主演「子宮恋愛」の女性蔑視に視聴者ドン引き…原作改悪によぎる「セクシー田中さん」の悲劇
 松井愛莉(28)が主演を務めるドラマDiVE「子宮恋愛」(読売テレビ・日本テレビ系)の作中描写が“女性蔑視”だと、一部...
2025-04-29 17:03 エンタメ
永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か
 今年上半期の芸能ニュースで、最も世間を騒がせたことになるであろう女優永野芽郁(25)の「二股不倫」騒動が、妙な展開を見...
2025-04-29 17:03 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
橋本環奈「横柄なタメ口」医師役でパワハラ疑惑を蒸し返される…今度コケたら「低視聴率女王」の正念場
 売れっ子の橋本環奈(26=写真)も笑えなくなってきたようだ。前期のNHK朝ドラ「おむすび」のヒロインから、立て続けに連...
2025-04-28 17:03 エンタメ
活動休止中のジャンポケ斉藤慎二 殊勝な態度でバウムクーヘン販売会で「はぁい!」連発
《私自身がバウムクーヘンを販売することとなりました》――元「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告(42)による唐突なX(旧...
2025-04-28 17:03 エンタメ
ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?
 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)が独自のインターネット配信サービス「ダウンタウンチャン...
2025-04-28 17:03 エンタメ
田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償
 永野芽郁(25)の「二股不倫」騒動は、不倫相手とされる田中圭(40)への批判が強まっている。  24日発売の「週刊文...
2025-04-27 17:03 エンタメ
攻めた社会風刺もご都合展開ばかり…TBS日曜劇場「キャスター」リアリティーなさすぎと早くも失速
 初回放送で平均視聴率14%超えの好発進を切った日曜劇場「キャスター」(TBS系)が早くも失速している。今作は民放の報道...
2025-04-27 17:03 エンタメ
NHK「あんぱん」絶好調の理由は朝ドラの“キモ”が分かっていること
 NHK連続テレビ小説「あんぱん」の評判がいい。アンパンマンの生みの親、漫画家やなせたかし(北村匠海)と小松暢(今田美桜...
2025-04-27 17:03 エンタメ