更新日:2025-05-30 06:00
投稿日:2025-05-30 06:00
久しぶりの再会も…
寂しさと不安が募ったある夜、2カ月ぶりに直樹さんが、赤坂の店に顔を出した。
ようやく久しぶりに会えた彼は、どこか疲れた表情で言った。
「――最近さ、妻にスマホ見せてって言われるんだよ。菜々美とのやりとりを見られたらヤバいなって思って…。
――私たちのこと、感づかれてるの?
――いや、それはないと思う。気の強い妻だから、僕たちの関係がバレたら、即、妻は君を訴えると思う。
――訴えられる…?
自分から連絡することもなくなり
菜々美さんの脳裏によみがえったのは、かつて知人女性が不倫相手の妻から慰謝料を請求された話だ。200万円という金額が、妙にリアルだった。
胸の奥が冷たくなるのを感じた。それからは、菜々美さんからも連絡を絶った。
夏には江の島に行こうという約束も立ち消えになり、虚しさに包まれながら過ごしたという。自宅マンションに帰ると、ナンシーと過ごした日々が鮮明に思い出されて、涙が止まらなかった。
ラブ 新着一覧
せっかく付き合えた彼氏。なぜか毎回、最初は楽しいのに数カ月経つとデートや連絡が激減したり、奢ってくれなくなったり、「好...
長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
おしゃべりな彼女と無口な彼女、あなたはどちらですか?「無口だとつまらないと思われるかも……」「おしゃべりな女は嫌われる...
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
彼とのデートが決まったら、「どこに行こう?」と、盛り上がるプランを考える人も多いでしょう。デートといえば映画や遊園地と...
好きな人と付き合えただけで幸せを感じていたはずなのに、交際が進むにつれて「もっと愛されたい」と欲張りになる人は少なくあ...
男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...
好きな男性から、言葉で愛情を表現されると安心する女性は多いでしょう。でも、男性の中には、言葉にしなくてもちゃんと愛情を...
過去に浮気されたことのある女性は、「信じていたのに裏切られた」というトラウマから、恋人をどうしても疑ってしまうと苦しん...
一人でいる時間が長くなれば長くなるほど、次の恋愛へのフットワークが重くなりがちですよね。最近はアプリなどで異性に出会え...
男友達から「恋愛したい」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。「もしかして、これって告白?」なんて、舞い上がってし...