NHK大河「豊臣兄弟!」で永野芽郁の代役を務める白石聖は“ブレークの法則”に乗れるのか?
田中圭(40)との不倫疑惑で、女優・永野芽郁(25)の降板が相次いでいるが、来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の出演も辞退し、降板となったことは周知の通り。
永野の役どころは、仲野太賀(32)演じる豊臣秀吉の弟・豊臣秀長の初恋の女性だったというが、6月のクランクインを前に急きょ代役に抜てきされたのが白石聖(26)だ。決して知名度が高いとはいえない女優に一気に注目が集まったが、一体どんな女優なのか。
「タレントパワーランキング」(アーキテクト)などで、タレントの取材や分析を手がける女優評論家の高倉文紀氏は「最初にインタビューしたのは、8年前の2017年、彼女が十代の頃です。その後も何度かインタビューしていますが、当時から、思慮深くて控えめなタイプでしたね」と話す。
白石は神奈川県出身。高校2年生の時、原宿通りでスカウトされてデビュー。子供の頃は、決して芸能人を目指していた訳ではなかったようだ。高倉氏が続ける。
「芸能人は、アイドルにしても女優にしても、やはり前へ前というタイプは多いのですが、彼女の場合は、そういう感じが全くない不思議な落ち着きがありました。もちろん今は、女優としてのオーラがあって、元気な役なども多いのですが、素顔は内省的で、自分に何が求められているか冷静に分析している感じです。高い分析力とそれに裏打ちされた演技力。それにより主演でも脇役でもハマるので、出演は途切れず、女優としての評価は高かった。ドラマの番宣でバラエティー番組に出演した際も、収録後、『私、大丈夫でしたか?』と、周囲のスタッフに聞いていた姿が印象的です。代役は注目されるということもあり、これから知名度、そして好感度は確実に上がっていくと思います」
高倉氏の言う通り、なんらかの理由で助っ人として急遽登板する「代役出演」は、注目度が高いこともあり、復活やブレイクへ繋がることが多いという根強い“法則”がある。スポーツ紙芸能担当記者の話。
「川口春奈も、2020年の大河『麒麟がくる』で、薬物事件で降板した沢尻エリカに変わって放送開始直前に代役を引き受け、難役を演じきりました。当時、川口は、過去の主演ドラマの視聴率不信で低迷していましたが、代役出演を機に評価はV字回復。今の活躍の足がかりを掴みました。また2024年の大河『光る君へ』では、同じく薬物事件を起こした永山絢斗の代役に竜星涼が出演し、高評価を得ています。古くは、2013年の舞台『おのれナポレオン』で天海祐希が心筋梗塞で倒れた際、代役として準備期間わずか2日間で緊急出演し完璧な演技を見せた宮沢りえの例もあります。宮沢もこれにより、当時、下降気味だった自身の評価を爆上げ復活させました。代役は、引き受ける方は大変ですが、視聴者は元々の出演者と内心見比べながら見るので注目される上、さらに同情の感情もプラスされるので、俳優にとっては、実は美味しい案件なんです」
白石は図らずも訪れた千載一遇の大チャンスをものにできるか。
◇ ◇ ◇
この春の一大スキャンダルとなった、田中&永野の不倫疑惑。広がり続けるその波紋…【関連記事】も必読だ。
エンタメ 新着一覧