幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

更新日:2025-06-12 17:03
投稿日:2025-06-12 17:00

【あの有名人の意外な学歴】#6

 芦田愛菜(女優/20歳)

  ◇  ◇  ◇

「芦田愛菜(20)がCM女王となったのは2022年(17社)。23年以降の女性部門は3年連続で川口春奈(現在26社)がトップ、芦田(18社)が2位となっている。「川口はともかく、この6月で21歳になる芦田が上位にくる状況は少なくともあと数年は続きそう」と話すのは大手広告代理店のCMプランナー。

「永野芽郁のような騒動が起こると、こちらとしては非常に困るんです。芦田にはそうした心配がほとんどなく起用しやすい。この先、彼女にスキャンダルが絶対ないとは言い切れませんが……」

 芦田の長所は嫌みがなく、万人に愛されているところ。さらには塾生(慶応の在学生)である点もCM起用に有利に働いている。「上場企業の経営者には慶応出身者が多く、塾生や塾員(慶応OB・OG)を使いたがる」という。ちなみに、このプランナーも塾員だ。旧ジャニーズのスキャンダル発覚以降、風向きは変わったが、塾員の桜井翔も少し前までCM上位の常連だった。

 芦田が慶応に入ったのは中等部から。小学校は東京・荒川区の公立に通った。

「ご家族が偉いのは小学校ではなく、中学から慶応を目指した点」と話すのは私立小学校最難関の慶応幼稚舎の関係者。「その聡明さから考えて、幼稚舎にトライすれば確実に合格できた」と話す。もし幼稚舎を受けていたら入試日は10年11月。同年4~6月に放送された松雪泰子主演の「Mother」(日本テレビ系)に出演し注目を集め、幼稚舎入試の時点で翌年の大河ドラマの起用も決まっていた。すでに売れっ子への道を歩みだしていたのだ。

■小学校入学直後から「マルモのおきて」に出演

 受験を回避したのは「学校側に迷惑がかかるのを恐れたからではないか」と幼稚舎関係者は推察する。

 たしかに、もし幼稚舎に入っていたら、大変な騒ぎになっていただろう。小学校入学前の11年3月、「さよならぼくたちのようちえん」(日本テレビ系)に出演。日本のテレビ史上、最年少で主演を務めた。翌月からは「マルモのおきて」(フジテレビ系)に出演。鈴木福と歌った主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」はフル配信でミリオンセラーを記録し2人は同年の紅白歌合戦出場を果たしている。

「これだけ社会現象を巻き起こした現役の子役が入ってきた例はなく、学校としても対応しきれたか怪しい。この段階で芦田さんが慶応を目指していたかは定かではありませんが、その上でご両親が幼稚舎を見送ったとしたら賢明な判断だったと思う」(前出の関係者)

 女子志望者にとっては、慶応中等部も幼稚舎に負けず劣らずの難関。

「中等部の男女比は3対2で、1学年の女子生徒の人数は95人前後。それを入試で丸々採るわけではなく、幼稚舎からの内部進学の48人が含まれるので、非常に狭き門なんです」(学習塾幹部)

 小学生の芦田は相変わらず引っ張りだこで、立て続けに主演をこなしていく中で17年、中等部に合格。慶応女子高校を経て、一昨年春、慶応大法学部に内部進学した。マルモのおきてで共演した鈴木は堀越高校を卒業後、総合型選抜(旧AO入試)で慶応大環境情報学部に入学。芦田に続き塾生の仲間入りをした。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


羽生結弦を癒すのはプーさん…自由に恋愛もできないなんて気の毒過ぎる
 羽生結弦にはまったく驚かされてばかりです。  今年、8月4日に電撃婚を発表したときも、ビックリでしたが、そのわず...
地殻変動!下剋上球児、うちの弁護士…視聴率では見えないバズり作品は
 シリーズものを除いた主要民放プライム帯ドラマ全12作の全話平均視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯=以...
こじらぶ 2023-11-25 06:00 エンタメ
ゴンベエ(宇野祥平)の素性が明らかに…上方新喜劇ばりの人情劇がグー
 ツヤ(水川あさみ)が亡くなり、スズ子(趣里)は梅吉(柳葉敏郎)と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。  ...
桧山珠美 2023-11-24 16:11 エンタメ
母ツヤ(水川あさみ)笑顔の最期、「ナレ死」に救われた
 大阪に戻ってきたスズ子(趣里)は病床のツヤ(水川あさみ)と再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉(...
桧山珠美 2023-11-23 16:05 エンタメ
六郎役・黒崎煌代の将来性、母ツヤとやり取りに泣けて泣けて笑える
 六郎(黒崎煌代)の出征の日がせまり、六郎は頭を丸め恥ずかしそうにしている。相変わらず体調が悪いツヤ(水川あさみ)は専門...
桧山珠美 2023-11-21 17:30 エンタメ
「下剋上球児」で“令和のキムタク”になりそうなイケメン俳優は?
 2019年のドラマ、「3年A組-今から皆さんは、人質です」(日本テレビ系)を覚えていますか?  菅田将暉が教師役...
「らんまん」のデジャヴ? ヤバ藤化するダンサーの中山、秋山逃げて~
 内緒の話があると松永(新納慎也)から呼び出されたスズ子(趣里)は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われ...
桧山珠美 2023-11-14 16:15 エンタメ
木下優樹菜から迸るガチヤンキー魂!前言撤回、TV再登場するタチの悪さ
木下優樹菜様(元タレント・35歳)  やっぱりユッキーナ(木下優樹菜)様のヤンキー魂には惚れ惚れしてしまいます。 ...
堺屋大地 2023-11-14 06:00 エンタメ
市川染五郎は眉毛、堅あげポテト、ラ・マンチャの男なくしては語れない
 先日、歌舞伎で「ルパン三世」をやることが報じられました。題して、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」。  ルパ...
上原多香子は不倫を繰り返す“恋愛単発ドラマ”の女王!続編不要体質の業
上原多香子様(女優、美容家・40歳)  元SPEEDの上原多香子様は、あまり役者業のイメージはないと思いますが、す...
堺屋大地 2023-11-14 16:23 エンタメ
スズ子覚醒!茨田りつ子(菊地凛子)と渋谷のり子の表情がオーバラップ
 歌うコツを掴んだスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)とのレッスンを続け、その歌声はぐんと熱を帯びてきていた。  ...
桧山珠美 2023-11-10 14:30 エンタメ
“おぼこ娘2人”の初々しい恋バナ! つよぽん演じる羽鳥は「まさに笑う鬼」
 スズ子(趣里)と羽鳥善一(草彅剛)の厳しいレッスンは相変わらず続いている。しかし、羽鳥はスズ子の歌に相変わらず満足しな...
桧山珠美 2023-11-09 15:46 エンタメ
BLACKPINKの再契約なるか?「7年目のジンクス」結末に4つのシナリオ
 世界的なK‐POPブームの昨今。「コクハク」読者の中にも、K-POPにハマっている方も多いのではないでしょうか? ...
2023-11-09 06:00 エンタメ
「マイホームヒーロー」を嗜む!なにわ男子高橋“俳優武者修業”に高好感度
 すっかり忘れていました。佐々木蔵之介(55)の存在を。最後の独身大物俳優などと言われ、過去には、小野真弓や丸山桂里奈な...
大和玲子(蒼井優)の戒名に「礼」と「優」、位牌の細部にまで抜かりなし
 スズ子(趣里)たちは、大和礼子(蒼井優)が出産後に病院で亡くなったと知らされる。スズ子はお別れの会で、大和が梅丸少女歌...
桧山珠美 2023-11-03 14:30 エンタメ
スズ子のナレ出世、股野のナレ求婚…感動のシーンを描いて欲しかった!
 昭和12年、スズ子(趣里)が香川から戻ってきて3年。梅丸少女歌劇団は、秋山(伊原六花)のタップダンスとスズ子の歌を二本...
桧山珠美 2023-11-01 15:37 エンタメ