石丸伸二、議席ゼロでも“上から目線”の謎。ひろゆきやホリエモンの批判をかわすロジックが斬新すぎません?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-07-09 12:39
投稿日:2025-07-09 11:50

彼は頭がいいけど精神年齢は低い?

 石丸様と言えば、昨年の都知事選投開票日の夜に放送された選挙特番に出演した際の、元・乃木坂46の山崎怜奈さんとのやりとりも記憶に新しいところ。

 山崎さんが石丸様に、やりたい政治は国政レベルなのか都政レベルなのかといった質問を投げかけると、「前提のくだりが全く正しくない」と失笑し、「全然次元が違う」などと辛辣な言葉を並べ、ピシャリと否定。山崎さんが「すみません、不勉強で…」と謝罪するという展開になっていたのでした。

 そのシーンについていろいろな意見があるでしょう。あそこまで高圧的に対する必要はあったのかと考える人もいたはず。

 仮に石丸様が言うとおり山崎さんの解釈がおかしかったとしても、彼女はある意味、都民代表であり、同じように勘違いしていたり疑問に思っていたりした人は一定数いたはず。ですから、誤解している都民への説明として普通に答えてあげればよかっただけの場面で、あんな見下すような態度を露骨に出す必要はないという意見もあるでしょう。

だってこんな政治家、見たことない…

 …………「お勉強が得意で頭はいいのかもしれないけど精神年齢が低すぎる」って穿った見方をした人、それは間違っていますよ!! 「気に食わないことがあると相手を論破して自己満で気持ちよくなってるだけの幼稚なお子ちゃま」でもないですよ!!

 石丸様はインタビュアーを務めた山崎さんに、引いては彼女と同じように誤解していた都民たちに、もっと政治知識を身に付けて最低限のレベルには達してほしいと願っていたに決まってるでしょ! “時代の寵児”である自分に説明を求める前に、ちゃんと前提を正しく理解できるぐらいは勉強しておけよと、都民のためを想ってそう指導していただけですよ!!

 要するに石丸様は、「自分には甘く、楽々達成できる低いハードルにして予防線を張っていた」とか、「他者には厳しく、ハードルを乗り越えられないとさげすんで相手にしない」とか、そういう誤解が生まれようとも自分の信念を貫く“新時代の政治のプロ”なのです!

 だってこんな政治家、いままで見たことも聞いたこともありませんでしたから……。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ぐにょっとした虫の感触が恐怖! トラウマ級エピと嫌いを克服する方法
 この季節、頭を悩ませるのが「虫」です。特に虫嫌いの人にとっては、生活するのに支障が出るくらい虫の存在は恐怖そのもの……...
猫のたまり場でパチリ! 憧れの茶トラ兄貴の立派な“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
街の「表と裏」 バックヤードからしか見えない風景がある
 人が行き交う華やかな表通りの裏の顔。  すべてがピカピカってわけじゃないけれど、人も街も一面的ではないからね。 ...
子育てしながら“がっつり”働く最適なタイミングは「年長さん」の結論
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「色の白いは七難隠す」の「七難」は何を指すの?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や表現、地名など...
お嬢様、「ニーゼルミューカス」って何ですの? 上品すぎる“おLINE”3選
 育ちのいい女性は、言葉遣いも上品ですよね。特に、裕福な家庭のお嬢様は異次元に上品すぎる言葉遣いをしているもの……。  ...
何歳で片付ける? リビングに置いたベビーゲートを撤去した
 5歳と2歳半の子どもを育てています。先日、子どもが生まれてから設置していたベビーゲートをついに撤去した我が家。きっかけ...
ぽっちゃり体型見て妊娠と断言するなんて…ドン引きした「親戚エピ」5選
 非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが親戚となると話は別。身内と...
耳がちょっぴり痛いかも?「世間知らずの大人」がたどる怖~い末路
「自分は世間知らずだな」と最後に思ったのはいつですか? もしも思い出せないくらい昔なら、ちょっと自分の住む世界が狭くなっ...
最後に乗ったのは誰? 観覧車の思い出と窓の中に見えた夢
 最後に観覧車に乗ったのはいつだったろう?  かつては親にせがんだものだけれど、いつの間にか自分がその立場になって...
共働きなのに不公平! 妻の不満が爆発する「育児の負担割合」問題
 近年では、夫婦共働きの家庭が増えています。実際に、夫の稼ぎだけで生きていくのは難しい時代になったと感じる人は多いはず。...
もうプレゼント選びに迷わない! 40代女性が欲しいものテッパン5選
 欲しいものは、年齢によって変化するものです。だからこそ、プレゼントを贈る時には、年齢に合わせた好みがわからないと迷って...
「ChargeSPOT」活用で充電忘れてもブルー回避! 2023.8.31(木)
 外出先でスマホのバッテリーが切れそうでピンチ! だからと言ってモバイルバッテリーを常に持ち歩くのも重いし、荷物になりま...
猫が優勝! 鹿との“たまたま”脳内対決で「奇跡的可愛さ」を実感した報告
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ガチとの線引きはどこ? 嫌われやすい「にわかファンあるある」6選
 スポーツ界やアイドル界には、多くのファンがいますよね。ファンについて最近よく言われるのが「にわかファン」の存在。ガチフ...
【花選びの新常識】高感度な人たちは「豪華すぎない切り花」が好き!?
 猛烈に暑い今夏。暑すぎて「切り花は日持ちがしない」という買い渋りの声はよく聞かれますが、それでも植物はなんだかよく売れ...