ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

更新日:2025-07-12 17:03
投稿日:2025-07-12 17:00

 20日に投開票される参議院選挙。先月の都議選で大躍進した参政党が、今回参院選の世論調査で比例代表の投票先として「自民に次ぐ2位」に浮上。「日本人ファースト」を掲げ、無農薬・オーガニックの強調や反ワクチンの立場を明確にするなど陰謀論的な主張が取り沙汰されているが、著名人からの注目度が高く、タレントやミュージシャンらが同党を巡って意見を表明し、論争になっている。

 支持の立場を明確にしているのが、元女優で政治活動家の高樹沙耶氏(61)。8日に自身のⅩで《参政党バッシング異常でないか?という事はほんまもん!?》と投稿。高樹氏は、たびたび神谷宗幣代表への応援をつぶやいたり、参政党関連の動画などを数多くシェアしている。

 さかのぼること5月3日のⅩの投稿では、《私は大麻の法律がとても理不尽であるからと合法化活動に参加して、少しだけ政治の世界を見ることになった。何かとてつもない仕組み、権利を握る人からの圧力を受けた経験があるので神谷さんの事を理解できる。あの中でよく頑張ってるなと思う》などと共感を示していた。

■反ワク主張のASKAやオカルト誌『ムー』の編集長まで傾倒?

「高樹さんは神谷代表の『大麻栽培』に前向きな姿勢に共感しているのでしょう。SNSで参政党の“布教活動”をしています。もうひとり、歌手のASKAさん(67)も“参政党支持”と明確な発言こそありませんが、23年ごろから神谷代表に関心を寄せており、《腑に落ちることが多い》《説得力がある》と絶賛。食事したことも発信していますし、ASKAさんも参政党と同じく反ワクチンを主張していますから。さらに、陰謀論なども扱うオカルト雑誌『月刊ムー』の三上丈晴編集長もⅩで参政党関連の投稿や党員などの投稿をひたすらリポストしています。編集長の政治的思想が、雑誌に影響しないか心配する人たちの間で物議を醸す一方で、あの『ムー』の編集長が支持するならと、参政党の“主張”に興味を持つ読者もいるようです」(週刊誌記者)

 8日には同誌の公式Ⅹが、三上氏のⅩについて《もうブロックしたので。あのアカウントにはビンタしたい思いです。媒体を名乗るなよ》と投稿。三上氏の参政党関連のリポストの件がブロックの直接の原因かは不明だが、タイミング的にも注目されている。

 一方で、“反参政党”を主張する芸能人も登場し、ネット上は大騒ぎだ。
 
 歌手の坂本美雨(45)は7日、自身のⅩで《参政党を支持する人は、自分や自分の家族、大切な人たちが一生マイノリティにはならない、差別されない立場でいられると思ってるのかな》と投稿。さらに、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルでアーティストのコムアイ(32)が、インスタグラムを投稿。ストーリーズで《私かなり参政党支持層と近い好み持ってるんだよね》とつづりながらも、《ナチスが最初聞こえがよいことで支持を集めたその内容をふわっふわっと思い出すんだよね》とナチスにみたてて批判した。

「有名人が新興政党について政策だけでなく、政党自体を話題にしたり、批判するケースは珍しい。それほど世間の注目を集めているのでしょうが、この騒ぎにあわせてネット上では、支持者と同党を厳しく見るユーザーとが批判合戦を繰り広げています」(前出の記者)

 きっかけは何にしても政治に関心を寄せるのは良いことではあるが……。

 ◇  ◇  ◇

 ミュージシャンたちは政治的発言も積極的?関連記事【こちらも読む】『ASKAに元BOØWY高橋まこと、吉川晃司も…政治に「NO!」を突き付ける“骨太ミュージシャン”たちの叫び』…もあわせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ