“ラウール番宣発言”物議で波乱含みスタート…木村文乃「愛の、がっこう。」初回を見たドラマウオッチャーの期待度
木村文乃(37)主演の連ドラ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系=木曜夜10時)の第1話が7月10日に放送された。初回の平均視聴率は世帯4.7%、個人2.6%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)で、昨今は視聴率重視ではないとはいえ、やや寂しい数字でのスタートとなった。
もっとも、テレビの無料動画配信サイトTVerのお気に入り登録数は47万超え(14日現在)。初回放送翌日は34万人ちょいだったから、急速に伸びてきている。
「とはいえ、まだ夏ドラマのベスト3には入っていません。当代きっての人気アイドルグループSnow Manのメンバーが出演している割には、視聴率も登録数も現状はちょっと寂しい感じに思えますよね」(エンタメ誌編集者)
そのSnow Manのメンバーとはラウール(22=写真)のことで、木村の相手役として、歌舞伎町で生きるホストのカヲルを演じている。木村演じる小川愛実は真面目な高校教師。異なる世界を生きる2人がやがて引かれ合うように……それが「愛の、がっこう。」のあらすじ。
ホストクラブの様子も多く映し出されるため、フジは初回のラストに異例の注意喚起を行い話題に。画面上に今年6月28日に改正風営法が施行されたことを周知するための注意書きが流れ、さらに《このドラマのホストクラブにおける一部表現には、違反となりうる営業行為が含まれています》の文字が映し出された。
「ドラマ放送前には番宣で朝の情報番組に生出演したラウールさんの言動もSNSで話題になって、一時《ラウール》がトレンド入り。あまりよくない意味でのトレンドですが……」と、大手広告代理店関係者がこう続ける。
「昼顔」と同じ脚本・井上由美子氏×演出・西谷弘氏がタッグ
「お天気担当の女性が食リポをした時のこと。ラウールさんは『ありきたりな食リポ』とダメ出しした。それにスタジオの出演者たちが笑ったため、その女性は泣き出しそうな顔に。視聴者からは《言い方キツイ》《お天気お姉さんがかわいそう》《見ていて嫌な気分になった》といった批判的な声が続々で、中には《ドラマは見たくない》なんて“逆ダメ出し”もあったほどです」
ラウールのファンからは《あの言い方はラウちゃんの通常運転》《悪気はないんです》なんて擁護する声が次々に書き込まれ、結果、ドラマ放送前からラウールの名前がトレンド入りしたというわけ。
「番宣の件はともかく、ドラマとしては緩急がついていて、第1話は拡大版でしたが、まったく飽きさせない面白さでした。脚本は『GOOD LUCK!!』(TBS系)、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジ系)など大ヒット作が多数のベテラン井上由美子さん。さすが綿密に練られた作品だという印象で、初回ラスト近くで登場人物たちの心情のどんでん返しが続き、第2話が待ち遠しくなりました」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。
ラウールとりょう(52)が母子であるという設定も、「《よくぞこのキャスティングで!》となりましたね。お2人は顔立ちが似ていますから、リアリティーがある。また、愛実とカヲルの2人には視聴者がキュンとするシーンが今後多発しそうで、今期の“キュン”ドラマの代表格となりそう」と、山下真夏氏の期待度は高いそうだ。
異例の注意喚起や“ラウール発言”がネットで物議を醸してしまうなど、ドラマの内容ではないところで先に盛り上がってしまった「愛の、がっこう。」だが、脚本・井上由美子氏×演出・西谷弘氏というタッグは「昼顔」と同じ。「昼顔」のような一大ムーブメントを再び巻き起こせるか。
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