アラフィフ独女、恋がしたくて何が悪い?「痛々しい」の声に振り回されないで

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-07-22 11:45
投稿日:2025-07-22 11:45

『あいの里』が教えてくれた“年齢に縛られない恋”

 そんなとき、私の心にやさしく響いたのが、Netflixの『あいの里』。35歳〜60歳の男女が、田舎の古民家で共同生活を送りながら本気でパートナー探しに挑むという、恋愛リアリティ番組です。

 バツ1やバツ2の方や、シングルマザー、ずっと独身で生きてきた人など、参加者たちの背景はさまざまです。でも、共通しているのは「もう一度、恋がしたい」というまっすぐな気持ち。

 彼らが共同生活をしていく中で互いを知り、少しずつ心を開いていく様子は、恋愛リアリティショーというよりも、まるで日常の延長にある“本物の出会い”を見ているようです。

 言葉や表情の一つひとつに共感し、「分かるなあ」と何度もうなずきました。そして、恋をしている姿は、年齢に関係なく本当に美しかったのです。

恋をしていた頃の私も、たしかに輝いていた

 思い返すと、恋をしていた頃の私は、いつもより前向きで、少しだけ自信に満ちていました。相手の一言に一喜一憂し、自分をもっと好きになってもらいたくて努力していた日々。

 恋愛って、自分を活かすエネルギーになるのだと、あらためて感じます。

 それでも年齢を重ねるにつれて、「もう恋なんて面倒」「この歳で恋愛なんて恥ずかしい」と、自分の気持ちにブレーキをかけていた時期もありました。

 でも、『あいの里』を観ていたら、そのブレーキが少し外れました。恋をしたくなる自分に、「それでいいんだよ」と、そっと声をかけたくなったのです。

 同じように、多くの人が“中年になっても恋をしたい”という気持ちを、心のどこかに抱えているのではないでしょうか。

 だからこそ、50代男女のちょっと不器用で愛おしい恋模様が描かれたドラマ『続・続 最後から二番目の恋』にも、今なお多くのファンがいるのだと思います。

 あのドラマを観て、「こんな恋がしてみたい」と感じた方も、きっと少なくないはずです。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「ポイント稼ぎしてるんだ~」にゾッ!女の妬み怖ぇLINE3選
 あなたがこの世で最も怖いものはなんですか? 中には「女の妬(ねた)みが一番怖ぇ」と思っている人もいるでしょう。 ...
色々高くて、やりくり上手になりたいこの頃 2023.2.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【成城石井】薄給40女が歓喜するプチ贅沢4選 2023.2.4(土)
 高品質かつおしゃれな商品がいっぱいの成城石井。小柳ルミ子さんも愛用しているのだとか。女性誌の取材では「成城石井は私のキ...
「今日は朝まで韓流コース」でまさかのBBA認定!? 若作りが痛いLINE3選
 最近では、仕事でLINEを使うことも増えてきましたよね! 自分よりも若い人とLINEを交換していると、ついやってしまう...
独女ご自愛バレンタインデー!自分用チョコの楽しみ方を探る 2023.2.3(金)
 今年も“お祭り”を目前に控え、ざわついてきましたね。そう、バレンタインデーです。  本命チョコに限らず、義理チョ...
人生の満足度が高い人・低い人 差がある原因はどこにある?
 みなさんは、日頃から不平不満が多いタイプでしょうか。私はどちらかというと多いかもしれません。  不満が多くなる原因は...
自慢したい可愛さ♡ 透明バックから“たまたま”がコンニチハ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
寒いけど乾燥&電気代が…!寝る時の“暖房問題”解決のヒント
 寒い季節になると、寝る時に暖房で部屋を暖めておきたいですよね。でも、暖房の使い方を間違えると乾燥して喉が痛くなって、体...
旅先の古びた店には先客がいたようで 2023.2.2(木)
 旅先の古びた店に入ってみようか考えた時、さっと風が吹き、誰かが先に入っていったような気がした。  怖い話じゃない...
ダメー!!まだイケる!「弱ったシクラメン」復活させたい問題
 新しく年を迎えて早いもので1カ月。全身完全防寒スタイルで毎日寒さと闘っているお花屋さんの「冬仕事」も、全身に毛布をまと...
大切な人が今日も無事に帰ってきますように 2023.2.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ポンコツな自分に喝! つらーい「休みボケ」の原因と解消法
 年末年始が繁忙期という職種の方は、そろそろ遅めの冬休みでしょうか。仕事や家事に追われた後のお休みは、嬉しさもひとしお。...
実母だからこそイライラする!ストレス4大原因とその処方箋
 何歳になっても実母は頼りになる存在ですが、血が繋がっているからこそ言いたいことを言い過ぎてぶつかってしまうこともあるよ...
蛇口から地酒…駅ナカに酒好きの天国あった 2023.1.31(火)
 蛇口をひねるとうどん出汁が出るという香川県、みかんジュースが出るという愛媛県に続き、新たな夢が実現しました。茨城県の水...
信号で立ち止まったから見えた景色 2023.1.30(月)
 信号で立ち止まったから見えた景色が、肩の力を抜いてくれる時ってあるな。  見慣れた姿とは違う、向こうの世界からこ...
透明ボウルにすっぽり! かわいい“たまたま”が見えてますよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...