65歳の男が「完璧な人間=幸せ」じゃないと気づいた瞬間。やっぱり人間は好きなことでしか頑張れない

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2025-08-09 08:00
投稿日:2025-08-09 08:00

満足したら、そこでおしまい?

 先日、テレビで歌手の小柳ルミ子さんがデビュー曲についてのエピソードを話していた。なんでも当時、レコーディングに気合いを入れて望んだら「一発OK」が出たんだけど、本人は納得いかなくて、その後も何度か歌ったんだとか。

 それでも結局、採用されたのはそのファーストテイク。担当ディレクターは「完璧じゃないからこそ、レコードを買った人は何度も針を落としてその曲を聴くんだよ」と言っていたそうだよ。

 確かに「完成されたもの」はいったん満足したら、そこでおしまい。どこか欠けていたり足りなかったりするからこそ、未完成の美しさというか、これからも成長していく伸びしろを感じられて人々の目に魅力的に映るのかもしれない。

 だいたい、完璧な美男美女が必ずしも魅力的とは限らないからね。ガウディのサグラダ・ファミリアみたいに未完成だからこそ傑作と呼ばれる芸術作品もあるし、今の時代、あえて肩の力を抜いて「完璧を求めないこと」が気持ち良く生きる秘訣かもしれないよ。

 それではBye Bye、次回も夜露死苦!!

【アキラのオマコラ(オマケコラム)】

 共働き夫婦であっても、まだまだ家事や育児の負担が「妻」に偏りがちなのが現状みたいだだね。実際、男性の育休取得率もここ数年で伸びてるみたいだけど、女性の取待率と比べると、まだまだその差は大きい。

 そういった状況を改善しようと、厚生労働省が男性の育児休業取得率を高めるために進めてきた「イクメンプロジェクト」のネーミングを変更して「共育(トモイク)プロジェクト」にすると発表していたけど…。

 言葉としての役割を終えたって意味だろうけど、呼び名を変えただけでは何も解決しないし、何かもっと根本的な変革が必要なんじゃないの?…って童貞のオレが言ったところで、まったく説得力ないか(笑)。

 言葉からイメージが変わることもあるから、誰かいい感じのネーミングを考えてくれないかな~。童貞戦線、本日も異状なし!

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

ライフスタイル 新着一覧


【動物&飼い主ほっこり漫画】第87回「こたつチャージ」
【連載第87回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女ことば】「眉目秀麗」は誰に当てはまる“褒め”四字熟語?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「38歳です」→マチアプ男「あーwww結構いってる」って感じ悪っ! 縁切り不可避LINE3選
 自分のLINEを読んで相手がどう捉えるか、どんな気持ちになるかまで考えられない人や、わざとトゲのある言い方をしたがる人...
「無能の鷹」の菜々緒もビックリ? 一丁前に仕事ができる風に見えるLINE3選
 どう見てもキャリアウーマンに見えるのに、衝撃的に無能な新入社員の日々を描いたドラマ「無能の鷹」が話題になりました。 ...
「おじたちから評判いいよ」で得た自分の価値。パパ活女子の末路は惨め一直線なの?
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃は、同い年のお客様である港区女子のまひなから誘われ、ギャラ飲みに参加する。気乗りは...
「ギャラ飲み」初体験女子が港区で受けた洗礼。富裕層おじがニヤつくワケは…
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃。お客様の中でも港区女子のまひなは、同い年の晴乃を見下し顎でこき使う。1カ月の食費...
モブキャラ自認の23歳が「パパ活」に落ちるまで。50万円のヴァンクリに「興味ない」は言い訳?
「倉持様、こちらでお待ちいただけますか」  恵比寿から徒歩5分。山手通り沿いのビルにある美容整体サロン。受付の山本...
ママ友界隈の事件簿10連発。キャベツ枕、ゴミ屋敷、NO予防接種の自然派ママまで…今日も激ヤバ!
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い! 気が合えばいいですが「付き合うのが面倒」と思うママ友もいるでし...
人生64年ずっと実家暮らしですが何か? 介護に看取り…「子ども部屋おじいさん」が至った境地
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
プロフの名前が『(^^)』に不信感! LINEから滲み出る信用できない人の特徴3つ
 信用できない相手と仲を深めようとする人は、まずいないでしょう。むしろ警戒心が芽生え、距離を置こうとするはずです。あなた...
「スパッツ」も古いの!? 今すぐアップデートしたいファッション用語8選
 ファッション業界の移り変わりは、とても早いですよね。同じアイテムでも、気が付けば呼び名が変わっていることも…。とくに4...
腐女子歓喜! BLさながらのイチャイチャ“たまたま”に胸キュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末の定番「シクラメンって古くない?」その感覚こそ古すぎる!進化系続々、安価・高価な株の違いは…
 今年も順当に(?)曖昧な秋が過ぎていきなりの冬になったかと思うと、残すところ1カ月を切り、お歳暮シーズン真っ只中。ただ...
職場Gに送った激ヤバ誤爆LINE8選。「先生、夜勤ズル休みしたから会えそう♡」で全部バレちゃった
 職場のグループLINEは、仕事を円滑に進めるために、今や欠かせないものでしょう。でも、あろうことかそんな職場LINEに...
自治体支給の「更年期バッジ」が欲しい!子無し、未婚の中年勢にちょいと冷たくないか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
天童よしみ似“銀座おばば”の人生訓。頑固オヤジたちとの付き合い方&「商店会の街路灯」が示すもの
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...