1時間の「孫を見せて~」攻撃がキツ…。電話魔の義母に妻がついた“大胆なウソ”

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-08-05 11:45
投稿日:2025-08-05 11:45

悩める妻の選んだ「大胆な」対処法

 できれば控えてほしいけれど、孫の顔を見たい気持ちもわからなくはない。だけど毎日必ず朝晩2回もテレビ電話を繋がなくてはいけない生活は、カオリさんにとってはかなりのストレス…。

 そこで、カオリさんがとった苦渋の決断ともいえる対処策は?

「えーっと…、ちょっと大胆なんですけど。スマホを買い替えて、電話番号もメールアドレスもLINEアカウントも全部変えてから、義母にはスマホを持っていないっていうことにしちゃいました。

 ちょうど私は、今仕事をしていないので『節約のためにスマホを解約しました』って言い張ってます。友人たちに新しい連絡先を教えるのは手間でしたけど、おかげさまで義母からの鬼電がゼロになったので、今はとっても快適です。

 義母に悪気がないのはわかるんですけどね、やっぱり毎日テレビ電話とはいえ顔を合わせるのは、けっこうしんどいので…。

 義母が孫を可愛がってくれていることには感謝しているから、今は週に1回程度、孫たちの写真をパソコンのメールから送るようにしています」

「嘘も方便」で乗り越えよう

 義母からは「携帯を買ってあげようか?」と申し出があるそうですが、カオリさんは丁重にお断りをしているとのこと。

 夫も事情を理解してくれて、カオリさんがこっそりスマホを持っていることはナイショにしてくれているので、今のところは平穏な毎日が続いているそうです。

 存在が嫌なわけでもなく妻に意地悪をするわけではなくても、対応に困ってしまう義母の行動ってありますよね。

 義母との関係に波風を立てることなくストレスを減らしていくには「嘘も方便」かもしれません。

 無用なストレスを減らし平穏な生活を守るためには、無理な要求を受け入れすぎないことも、令和時代を生きる妻に必要な心得と言えるのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「15人のお侍さんが…」霊感のある女友達からのゾゾッとLINE
 あなたには、霊感のある友達はいますか? 彼女たちには、普通の人には見えないはずのものが見えるようです。そして、中には、...
すいかばかと呼ばれる男<3>「水果」でささやかな夏の贅沢を
 山梨県のすいかの生産量は全国で最下位の47位。その山梨県北杜市で、ひとりこだわりのすいかを作る男がいる。寿風土(ことぶ...
私、性格悪い?「シャーデンフロイデ」に気づいた時の処方箋
 みなさんは、シャーデンフロイデ(独:Schadenfreude)という言葉を聞いたことがありますか? 日本語に直訳する...
部長にサマるって“部長様”?カタカナでやらかした赤っ恥LINE
 いつの間にかすっかり私たちの日常に溶け込んだ「カタカナ語」。普段何気なく使っている人がほとんどだと思いますが、正しく覚...
“たまたま”様が本気のパトロール!まるで映画のワンシーン♡
 きょうは、高原にいらっしゃい!  山を望む雄大な景色の中、広大な縄張りを持つにゃんたま様に出逢いました。 ...
手間いらずでコスパすごっ!ルドベキアは見つけたら即買い!!
 職業病というか、なんというか。道端でハッとしちゃう植物を発見したら、どうにも気になるワタクシ。たとえ運転中でもどんなも...
【絶望】「夫の実家に帰省」要注意マナー&土産選びのまとめ
 夫の実家が遠方にあると、普段はあまりストレスを感じないかもしれません。しかし、問題は年に数回ある帰省時……。「気が重い...
愛してるぜ!意中のおんにゃの子に鼻チューしたい“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
クーラーいつ掃除する?在宅勤務の“上から夫”に怒り爆発LINE
 コロナ禍ですっかり定着した在宅ワーク。今まで、仕事に出ていた夫が家にいる日々に、ストレスが溜まっている妻はたくさんいる...
障子がビリビリに…子どもから家を守るには 2022.7.16(土)
 持ち家でも賃貸でも、家にはなるべく傷つけずに過ごしたいものですが、それは大人の都合のようです。悲しいかな、大切にしてい...
いつか来る日のため…知っておきたいペットロスの乗り越え方
 家の中でペットを飼うのが一般的となった近年、昔に比べてペットとの距離も近くなっているため、ペットロスに悩む人も増加傾向...
アッ、やられた! 豹変する先生に身の危険を感じる私
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんのこじらせ...
愛される「ちゃっかり者」の共通点 人気NO.1の瞬間を目撃!
 ”ちゃっかり者”って言葉を聞いた時、みなさんはどんな印象を持ちますか?  私はちょっと、ずるい印象がしてしまいます...
ちび“たまたま”が爪とぎコーナーで「お母さん、交代して~」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
わ、簡単!ハイブリッドスターチスを流行りのドライにする!
 夏になると猫店長「さぶ」率いる我が花屋に来店くださるお客様の多くが、仏様のお花を買い求めにいらっしゃいます。そんなお客...
オレは“たまたま”に磨きをかける!パール男子に負けねえゼ!!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...