嵐・松本潤 「清水尋也逮捕」に涙目…2年ぶりドラマ主演も踏んだり蹴ったり

更新日:2025-09-09 17:03
投稿日:2025-09-09 17:00

 嵐の松本潤(42)が6日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」に出演。3日に薬物事件で逮捕された俳優の清水尋也(26)についてコメントした。

 この日は、翌7日に最終回を迎える松本が主演を務める同局系日曜劇場「19番目のカルテ」のPRのための出演。

 当初から出演は決まっていたそうだが、同ドラマに内科医役で出演していた清水が水曜日に逮捕されたことから、松本の出演は一度、白紙に戻ったが、「ぜひに」ということで出演してもらうことになったと司会の安住紳一郎アナ(52)が説明した。

 清水逮捕を伝えるニュースの後にコメントを求められた松本は「今回の報道でドラマをご覧くださっている皆さまに本当にご心配をおかけしてることかと思います。今回の事件については、報道されている以上のことはわからないですし、僕たちは撮影現場でお会いしてましたが、特別違和感を感じるようなことはなかったです」として、「報道でその状況を知った時にまさかと信じられない思いでしたし、何より非常にショックを受けました」と説明した。

 さらに、日本の医療の現状を扱うドラマで、こうした事件が起きたことに「そのような題材を扱っているにもかかわらず、今回のようなことが起きたことは、非常に残念でした」と続けた。

■2年ぶりドラマ主演も

 最終回は、清水のシーンをカットして再編集が終わったところだと松本は説明したが、その目には涙が浮かんでおり、無念さを隠しきれない様子だった。ネット上では、《座長として自分の言葉で話したのは立派》などと松本に対する称賛の声が相次いだが、今回の件は、満を持して最終回前日に番宣のため出演した松本にとってもイタすぎる事態だった。スポーツ紙放送担当記者はこう話す。

「8月31日に放送された最終回直前の第7話の視聴率は、7.9%で、9.6%だった第6話から1.7ポイントの大幅ダウン。第1話と第2話こそ11%台だったものの、第5話以降は、10%を切っていました(視聴率はビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区)。全体としては、かろうじて10%いくかいかないかの土俵際です。配信などに視聴習慣が変わっているとはいえ、TBSの看板ドラマ枠としては、いまひとつ物足りない」

 さらに、松本にはもうひとつ“負けられない理由”があった。

「松本にとって今作は、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』以来、2年ぶりの主演ドラマでした。当時は、同ドラマ放送期間中に、故ジャニー喜多川性加害問題が表面化、ドラマは打ち切りの危機にさらされました。その影響もあってか平均世帯視聴率は歴代大河でワースト3となってしまい、松本は俳優としての評価を大きく下げた。その後、24年に個人事務所を設立し、独立。今回、それ以来、初となる主演作品だっただけに、“背水の陣”で挑んだに違いありませんから」(前出の放送担当記者)

 まさに踏んだり蹴ったり……泣きたくなる気持ちもわからなくもないが。

  ◇  ◇  ◇

 仮にドラマに異変がなくとも、松本潤には苦難がいっぱいだ。関連記事【もっと読む】松本潤「19番目のカルテ」の評価で浮き彫りに…「嵐」解散後のビミョーすぎる立ち位置…では、その困難ぶりを伝えている。

エンタメ 新着一覧


シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ