横山裕、小山慶一郎…STARTO社タレントの使い古された"私生活切り売り戦略”
今年の日本テレビ系「24時間テレビ48愛は地球を救う」は、105キロマラソンを完走した「SUPER EIGHT」横山裕(44)の活躍に救われたと言ってよさそうだ。
2日間通じての平均視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯、以下同)で歴代38位だったが、横山がゴールした直後に瞬間最高視聴率25.4%を記録。募金額は、なんと7億を超えた。昨年、挑戦したお笑い芸人やす子(27)が約5億円集めて大成功と言われたが、それを2億円も上回ったことになる。
「横山は『SUPER EIGHT』のメンバーとして、ファンの後押しがあったことはもちんですが、それに加え、経済的に困窮した家庭で育ち、かつて2人の弟が一時的に児童養護施設で生活していたエピソードなども披露し、インパクトは大きかった。さらに、やす子を超える要因となったのは、その弟たちとのプライベート画像や動画を公開したことが影響したことは間違いないでしょう。旧ジャニーズ時代、同社所属のタレントが家族のことを語ることはあり得ませんでした。インタビュー取材などでも、家族のことを聞くことは絶対NGだったのです。その中でも、横山と2人の弟のエピソードは広く知られていましたが、ここまで公開したのは初めて。そのインパクトは、旧ジャニーズファンにとっても衝撃的だったに違いありません」(芸能ライター)
■母親の職業を明かした草間リチャード啓太
事務所がSTARTO ENTERTAINMENTに変わったことで、その"タブー"はなくなったのか。NEWSの小山慶一郎(41)が昨年7月に実姉で料理研究家の"ミキママ"こと藤原美樹(45)と「踊る!さんま御殿‼」(日本テレビ系)に出演したが、ファンの反応はイマイチだった。
しかし、8月に小山は「ぽかぽか」(フジテレビ系)に再び、ミキママと出演。小山は、番組で、姉と共演することにかなり不安を感じていたことなどを話し、会場を盛り上げた。
「つまり、タレント本人の意思というよりは、STARTO社始動でファミリー共演やファミリーエピソード披露を後押ししているということでしょう」
こう語るのは旧ジャニーズ事務所担当だった民放テレビ番組関係者だ。
「STARTO社所属のグループといえば、『Snow Man』や『SixTONES』以外は、正直、あまりパッとしません。横山の所属する『SUPER EIGHT』もメンバー全員、オーバー40歳です。今さら新しい売り出し方もエピソードもないでしょう。旧ジャニーズ事務所との差別化も意識しているのかもしれませんが、ファミリー戦略も積極的に行っていくということなのでしょう。横山の成功で、この流れはますます加速していくでしょうね。業界的には人気にかげりの見える芸能人が、最終手段としてパートナーや親と共演するという手法は使い古されたものですが、STARTO社タレントのファンにとっては、新鮮で仕方ないかもしれませんね」
8月29日には、「坂上動物王国」(フジテレビ系)に「Aぇ!group」の草間リチャード啓太(29)が出演。自身が動物好きである理由について、「僕、お母さんがもともと獣医師やった」などと明かしている。 横山の成功で、こうした流れはますます加速しそうだ。
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