「味噌汁の味を覚えないのよ~」義母の“昭和な価値観”に苦しめられ…28歳新妻が取った静かな逆襲

おがわん ライター
更新日:2025-09-22 11:45
投稿日:2025-09-22 11:45
 幸せなはずの新婚生活に影を落としたのは、姑からの「お嫁さんなんだから当然」という圧力と、夫の無関心だった――。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面した28歳女性が下した決断とは?

「お台所くらい手伝えるわよね?」の衝撃

 結婚して半年。まだ新婚の幸せに浸っていたはずの友人A子が、ある日ため息まじりにこんな話をしてきた。

 A子は28歳、営業職の会社員。穏やかで優しい雰囲気の女性で、趣味は料理と旅行。相手は同い年の公務員で、交際2年を経て結婚。周囲からも「お似合いの夫婦」と言われ、私も祝福したひとりだった。

 しかし、その“理想の結婚生活”は夫の実家に行った瞬間から音を立てて崩れていった。

 最初に異変を感じたのは、結婚式の後、初めて夫の実家に挨拶へ行ったときだった。姑は笑顔で迎えてくれたものの、食事の準備が始まると当然のようにA子にエプロンを差し出してきた。

「お嫁さんなんだから、お台所くらい手伝えるわよね?」

 軽い調子で言われ、周囲の親戚も見ている手前、A子は断れず、慣れないキッチンに立つことになった。

【読まれています】夫の不倫→離婚争いで義母が激変「子どもには二度と会わせない」ってなんでだよ!【身内のありえない発言】

夫は笑ってごまかし、見て見ぬふり

 その日は「まあ仕方ないか」と思えたらしいが、それからというもの、夫の実家に行くたびに“当たり前”のように料理や片付けがA子の役割になった。

「女なんだから、やって当然よ」

 姑は口癖のようにそう言った。夫も「まぁまぁ、母さんの言うことだから」と笑ってごまかすだけ。

「私、結婚したんじゃなくて、住み込みのヘルパーとして雇われたのかな?」

 A子は苦笑しながらも、どこか疲れ切った表情をしていた。一番つらかったのは、夫が完全に見て見ぬフリをしていたことだという。

 あるとき、A子が料理を運んでいる最中に姑から「盛り付けが雑」と叱られた時も、夫は何も言わず黙ってテレビを見ていた。

「せめて一言フォローしてくれたら救われるのに」

 A子は泣きそうになったそうだ。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


生まれつき繊細でも…無理なく続けられる“気疲れしない習慣”
「機嫌悪い人がいると気になってしまう」「LINEを送ったら既読スルー、怒らせちゃったかな」「もはや生きているだけで疲れる...
来年も猫と一緒に「2021にゃんたまカレンダー」で開運にゃ!
 にゃんたまωカレンダー2020を飾って下さっている方々から、多くのラッキー報告を頂きました。ありがとうございます!!!...
手術や入院だけじゃない!傷病手当金は働く人のピンチを救う
 毎月の給与明細を見ると、ゴッソリ引かれている健康保険料。正社員の人はもちろん、夫の扶養を外れたり、パート勤務にも社会保...
「これはいけないこと」注意しているのに笑う子どもの心理
 子どもって、これをやったらダメだっていうことをわかっていても、あえてイタズラして親の気を引こうとすることありますよね。...
釣り人さんに聞き込み中の“にゃんたま”君「お魚釣れてる?」
 今年は夏バテせず、運動不足のコロナ太りも相まって、体重は記録更新中。  そしてもうすぐ、天高く馬肥ゆる秋(てんた...
美貌と勝ち残る強運を我が手に! 一期一会の「八重のユリ」
「例のヤツ、今日あるの?」  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、本日も「例のブツ」をお目当てのお客様がやって参...
セクシーな香りでマーキング 優雅な“にゃんたま”君の後ろ姿
 きょうは、思わず目で追っちゃうにゃんたま君ω。とっても色気のある男の子なんです。  後をついていくと、ゆっくりし...
体外受精前にタイミング法を試すも…コロナの影響が出始めて
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
妊娠、卵子凍結…コロナが女性のライフスタイルに与える影響
 新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を奮い、あらゆる分野で大幅な変化を余儀なくされた2020年上半期。女性のライフスタ...
男の子が大集合! 茶トラの“にゃんたま”天国に大興奮の巻
 きょうは、行き交う鈴カステラ! 華やかな茶トラだらけにロックオン♪  猫は柄によってオスとメスの比率が違います。...
家にある物で代用! NOテクニックで飾る花が運を引き寄せる
「お花をちょっとだけ飾りたい」  この素敵なセリフ、このコロナ禍の今、お花屋さんにご来店なさるお客様からよく伺うお...
夏も終わり秋分へ…去り行く季節の“にゃんたま”に感じる哀愁
 きょうは、「ゆくにゃんたまωくるにゃんたまω」。  早いもので、秋分に向かう時期となりました。  強面にゃ...
コロナ禍で本性発覚?セコい夫たちが妻に請求した生活費事情
 コロナ禍に突入し、これまでとは生活スタイルが変化したことによって「生活費」に影響が出ている夫婦も少なくないようです。お...
待っているのは…自由! 離婚後の楽しい生活を妄想してみた
 離婚協議中って、泥沼な日々ですよね。どん底な日々が続いて「早く離婚したい……!」と思っている人もたくさんいることでしょ...
「お兄にゃん♡」将来が楽しみな仲良し“にゃんたま”兄弟
 きょうは、お兄にゃんに甘えるこにゃんたまω君♪    かわいい仲良し兄弟です。  暑いのにくっついてお昼寝を...
落ち込んでいるアナタへ 太陽に咲くリンドウで元気になって
「私は、竜っていると思うわ」  お花屋さんになる前、思いっきり理系女だったワタクシの職場に、科学では説明できないス...