更新日:2025-10-04 11:45
投稿日:2025-10-04 11:45
「冷酷と激情のあいだvol.266〜女性編〜」では、近居の義母から夫の元妻と比較され、文句を言われ続ける奈々美さん(仮名)の心情をお届けしました。
夫であるマモルさん(仮名)に助けを求めても、「ウチの母親は歳だから仕方ない」と一蹴され、奈々美さんは落ち込んでいます。では、マモルさんは実母と妻との関係をどう捉えているのでしょうか。
夫であるマモルさん(仮名)に助けを求めても、「ウチの母親は歳だから仕方ない」と一蹴され、奈々美さんは落ち込んでいます。では、マモルさんは実母と妻との関係をどう捉えているのでしょうか。
55歳、妻にも悪いところがある
「いやいや、俺が奈々美の言い分を理由もなく相手にしていないわけではありませんよ!
奈々美が言いたいことはわかるけど、彼女自身の態度も太々しいところがあるからなあ…。
もともと目上の女性から可愛がってもらえるタイプじゃないんですよ」
感情的な様子で、まくし立て始めたマモルさん。妻の奈々美さんの「義母から一方的に被害を受けている」という主張に強く反発します。
略奪婚だから?
「あのですね〜、奈々美はぶっちゃけ前妻から俺を奪ったというか…。まぁ俗に言う略奪婚ってやつですね。
ウチの母親は、もちろんそんな経緯は知りません。だけど母親は勘がいいタイプなので、薄々は気づいているんじゃないかな。
離婚して1年も経たないうちに再婚しましたしね。前妻より奈々美のほうが若いですし、『ひょっとして?』と疑われても無理はないと思っています」
マモルさんは、離婚した前妻と母親はとても仲が良く、まるで実の親子のようにだったと振り返ります。
「前妻との離婚が決まったときに、一番落ち込んでいたのは母親でしたね。
俺ら夫婦は、かなり前から関係が冷え切っていたから『ぼちぼち、この辺でケジメを』って程度だったけど、母親にとっては娘がいなくなるような喪失感があったみたい。
子ども、つまり母にとっては孫も前妻と一緒に暮らしているから前みたいに頻繁には会えないし。
そういう寂しさをまだ消化できていないうちに、奈々美が嫁いできたから、ウチの母親も戸惑っているんじゃないかな」
関連記事
ラブ 新着一覧
一見普通そうに見えるのに、付き合うと問題が勃発しやすい「地雷男」は、誰だって敬遠したいものでしょう。でも、多くの地雷男...
男性から告白されるのは嬉しいことではありますが、異性として意識していなかった相手から突然告白されてしまったら戸惑ってし...
好きになった人がプライドの低い男性だと、なんとなく頼りがいがなさそうと感じて、少し不安を覚えてしまうことってありますよ...
モテるとモテないの違いって、実はとても些細なことだったりします。恋愛上級者たちは、その小さな違いをさりげなく言動に織り...
せっかく付き合えた彼氏。なぜか毎回、最初は楽しいのに数カ月経つとデートや連絡が激減したり、奢ってくれなくなったり、「好...
長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
おしゃべりな彼女と無口な彼女、あなたはどちらですか?「無口だとつまらないと思われるかも……」「おしゃべりな女は嫌われる...
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
彼とのデートが決まったら、「どこに行こう?」と、盛り上がるプランを考える人も多いでしょう。デートといえば映画や遊園地と...
好きな人と付き合えただけで幸せを感じていたはずなのに、交際が進むにつれて「もっと愛されたい」と欲張りになる人は少なくあ...
男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...