「激レアさんを連れてきた。」は“他人と違ってたっていいじゃん”というメッセージを笑いと共に発信し続けた
更新日:2025-10-01 15:08
投稿日:2025-10-01 15:05
【碓井広義 テレビ 見るべきものは!!】
9月29日に最終回を迎えた「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)。とても珍しい体験をした人=激レアさんをスタジオに招き、直接話を聞くという番組だ。
スタートは2017年秋。8年間に600人近くが登場した。例えば「マサイ族42人を率いたことがある人」「四足走行で人類最速の人」「死に物ぐるいで魔球を習得したら日本人女性初のプロ野球選手になった人」などが記憶に残る。さらに「サラリーマンしながらプロレスの衣装を作っていたら、いつのまにか業界シェアの8割を1人で作っちゃってた人」もいた。
いずれもユニークで、どこか浮世離れした人ばかり。決して有名人ではない彼らが語る「ウソみたいなホントの話」は、毎回見る側の想像を超える驚きに満ちていた。
この番組の最大の功労者は聞き役の若林正恭(オードリー)だ。独特の間と鋭いツッコミで激レアさんたちを揺さぶり、その人間性を引き出していく。
またエピソードの紹介役である弘中綾香アナウンサーの存在も大きい。
無邪気な顔で若林をたしなめたり、逆に挑発したりと大活躍。この2人の掛け合いも見どころだった。
この番組には「こんな生き方もあるのか」という発見があり、「夢中になることのすごさ」という刺激があった。何かと生きづらい時代の中で、「他人と違ってたっていいじゃん」というメッセージを笑いと共に発信し続けてきたのだ。
月曜の夜が寂しくなるのは残念だが、感謝しながら拍手を送りたい。
(碓井広義/メディア文化評論家)
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