婚活疲れの最終手段、 “地方移住”は希望だったのに…女性が見た厳しい現実「介護要員は嫌」と嘆き

内藤みか 作家
更新日:2025-10-17 11:45
投稿日:2025-10-17 11:45

出会いが限られる移住先

 移住の際には自治体から補助金が出ることもあるので、背中を押してもらえます。家賃も安く、リモートワーカーには悪くありません。

 しかし現在のところ、T子さんは移住先を決めかねています。その理由は「移住コミュニティーに恋愛に発展しそうな人がいない」からだとか。同年代の男性はT子さんより若い女性に目が行きがちなのです。

 共に地方で老いていける男性がいいと考えているのですが、なかなか恋愛のきっかけになるようなエピソードは起きないそうです。一方で高齢男性からはアプローチがあるのですが、将来の介護を求められている気がして、どうしても応じる気持ちになれないとのこと。

どこでもうまくいかない場合

 Tさんは、年下や外国人などとの恋愛を試みてはうまくいかず、それなら地方にと方向転換を試みています。しかし、どこであってもうまく進まない場合、Tさんのほうでも条件を緩める必要がありそうです。

 例えば、頑なに拒んでいる年上男性を対象に入れれば、多くの求愛をもらえる可能性はあります。男性は若い女性が好きと感じているのなら、自分より年齢が上の男性を選ぶと大きな変化が訪れるでしょう。高齢男性から見れば、Tさんは年下の若い女性だからです。

 早く落ち着きたいと考えるのであれば、年上男性まで範囲を広げることが近道ではないでしょうか。余裕のある年上男性と結ばれれば、地方で穏やかに老いていきたいという彼女の理想も実現できそうです。

 しかしT子さんが条件を変えられないという場合、彼女の婚活はどこであっても時間がかかってしまうのかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


本当に防災対策してますか? 大切な人を守るために家庭でできること
 2024年元旦の石川県能登地方の地震は、まだ記憶に新しいですよね。日本のどこかで災害が起こると、一時的に防災意識が高ま...
去勢手術直前! 驚きを隠せない少年“たまたま”キュートな瞳
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【3COINS】梅雨シーズン突入! 全身汗ベタ40女を救う神アイテム3選
 6月21日、とうとう関東地方も梅雨入りしました。汗かき民としてはつらい季節の到来です。  代謝がいいのか、年齢的なも...
きたきたきた遅刻常習犯の言い訳。お仕置きだべ!笑面虎な返信LINE3選
 世の中には、集合時間や出勤時間にいつも遅れてくる「遅刻常習犯」がいます。彼らは、反省している顔を見せながらも、何度も遅...
義母「昼ご飯何入れた?」嫁姑戦線!陰湿系から誤爆まで壮絶LINE10選
 嫁姑の関係は、昔から多くの人が悩んできた課題でもありますよね。大切な息子を取られた姑が同居の嫁をいびるなんて話は、星の...
地方組が「東京人は冷たい」と感じる5つの理由、人間関係ドライすぎない?
「東京人は冷たい」という言葉を一度は聞いたことがありますよね。東京で生まれ育った人にはわからないかもしれませんが、地方か...
かわいい要素が大渋滞! 困り顔にゃん相がたまらない“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
呼ばれてる?
 群馬県にある天神山古墳。  東日本最大の前方後円墳だという。  何かの気配が漂っている。
“70点の私”凄い!40代でやめてよかったこと6つ、手放したら生きやすい
 人はいろいろな経験をしながら成長していくものですが、40代というのはその中でも大きな節目です。子育て中に多くを学んだり...
「ジュウシマツ」漢字で書けますか? ヒントは「漢字3文字」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第76回「長靴を履いたタロー」
【連載第76回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
BTSハグキス騒動は日本人犯人説も…弁護士に聞く“推し活セクハラ”境界線
 韓国のアイドルグループBTS(防弾少年団)のJIN(ジン)が開催したイベント「2024 FESTA」に参加した女性ファ...
若いなぁ…語尾に「!」連打が止まらない。青春炸裂の面白いLINE3選
 青春真っ盛りの頃って、大きな夢と希望に溢れていますよね! まさに怖いもの知らず。40代になって若い子からのLINEが届...
接待はキャバクラより断然スナック! “クセつよ”ママが教えるメリット5つ
 スナックといえば、近所の人や馴染みの常連さんだけでワイワイやる飲み屋なイメージですが、実はけっこう接待で使っていただけ...
本当にいらない…結婚式「地雷な引き出物」と「喜ばれるギフト」の線引き
 結婚式参列時にもらう引き出物。嬉しいものもある反面、「正直いらない…」と迷惑系もありますよね…。今回はもらっても正直困...