Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

更新日:2025-10-17 17:03
投稿日:2025-10-17 17:00

【続・あの有名人の意外な学歴 】#7

 目黒蓮&佐久間大介(Snow Man)

  ◇  ◇  ◇

「ここ数年でもっとも伸びたタレントは間違いなくSnow Manの目黒蓮(28)」と話すのは大手広告代理店マーケッター。CM本数男性部門で2023年までランキング外だったが、24年は8社で12位タイに登場。25年上半期は10社で4位タイまで浮上した。STARTO ENTERTAINMENT所属のタレントでは唯一ランクインした。

「旧ジャニーズ騒動の痛手は大きく、今なお企業の多くが及び腰の中でアッパレというほかない。クールなイメージが強い目黒だが、バラエティーへの露出が増えるにつれ、本来のちゃめっ気が出てきてお茶の間のウケもよくなった」とマーケッターは分析する。

 東京・大田区生まれ。小中は地元の公立。中学2年の秋にジャニーズ事務所に入った。「全面的にバックアップしたのはお父さん」と話すのはジャニーズ事情にくわしい芸能記者。目黒が入所して3年後には建設会社を立ち上げた。

「元々は腕のいい大工さん。会社を設立したのは息子のためだった。水ものの芸能界に入って、いつダメになっても食べていけるように、戻ってこられる場所をつくっておいたんです」

 父の目黒への溺愛ぶりを示すエピソードがある。ジャニーズに入る前から、地元ではその美男子ぶりが評判になっていた。ファンクラブができるほどのモテモテにカチンときたヤンキーたちが目黒に因縁をつけた。下を向きながら帰ってきた息子から事情を聴いた父は激怒。ヤンキーたちを呼びつけ土下座させたというのだ。

「土下座の真偽はともかく、相手を震え上がらせたことだけは間違いない。迫力満点のお父さんですから」(同記者)

 中学を卒業すると、タレントやその卵が集まる日出高校(現目黒日本大学高校)芸能コースに進んだ。元々は女子校だったが、05年に共学化すると、「芸能人を受け入れている学校の中で、とりわけハンサムが揃っている」(芸能プロダクション元幹部)と評判に。横浜流星は目黒の同期である。なお、残念ながら昨年、芸能コースは廃止された。

 大学は城西国際大メディア学部に進んだ。同学部ではSnow Manの先輩メンバーの佐久間大介(33)が先に学んでいた。佐久間が卒業すると、入れ替わるように目黒が入学した。「2人ともメディア学部に新設された映像芸術コースで学んでいる。将来に生かせると考えたのだろう」と同大関係者は推測する。

「かつて、旧ジャニーズ事務所では大学進学をあまり推奨していなかった。しかし、世紀が変わる前後から本人の判断に委ねるようになり、行くのがごく当たり前になってくる」と前出の芸能記者は話し、こう続ける。

「タレントたちも事務所が生涯、面倒をみてくれるわけではないことに気づき始めた。やめたあとのことも真剣に考えるようになったんです」

 目黒も含め、どんなスターでもいつはしごを外されるかわからないのである。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーン。「政治の貧困」の言葉が胸に突き刺さる
 昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命される。  竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そし...
桧山珠美 2024-09-07 06:00 エンタメ
夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
寅子の「心が躍るような」結婚式。放送残り1カ月ちょっと、NHKにスピンオフで描いてほしいこと
 お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
桧山珠美 2024-08-24 06:00 エンタメ
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
【写真特集】女子アナ時代、初々しい浴衣姿の田中みな実
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...