結婚相手と恋人は別! 恋活→婚活の切り替えで見直す4条件

七海 ライター
更新日:2019-09-11 06:00
投稿日:2019-09-11 06:00

 よく聞きませんか?「結婚したい人と、恋人にしたい人は違う」なんて話。

「たくさん遊んだし、そろそろ遊びじゃなくて結婚ありきで相手を探そうかなぁ」

「恋活から婚活に変えようかな。でも、正直やることは今までとそんなに変わらないよね?」

 いえいえ、一過性の恋人探しと同じスタンスでは「婚活をしている」とは言えません。恋人探しから婚活に切り替える際のポイントをおさらいしていきましょう。

そもそも「結婚相手」と「恋人」の違いとは

「年齢も年齢だし、もう遊びには未練がない。これからは結婚を見据えて、相手を探すつもり」

「20代のうちに子供が欲しいな。年齢を逆算して、そろそろ本気の相手を探さないと」

 恋活から婚活へのギアチェンジ。しかし、結婚相手と恋人に求める条件の違いを明確にしていますか? 恋人を探すときの感覚のまま結婚相手の候補を探している人はとても多いのです。しかし、恋人と結婚相手ははっきりと違います。それはどんな点なのか?

1. 生涯共同生活をする相手である

 別れありきで恋人と付き合うことはあっても、離婚ありきで婚姻届を出す人はいないですよね? ということは、基本的には死ぬまで一緒にその人と衣食住を共にすることが前提になります。

 単なる恋人であれば目をつむることができた欠点も、結婚相手となるとそうではなくなるかもしれません。

「彼は自分が育った家庭環境のせいか、家事は女がするのもの、と思っているみたい。『皿洗いを手伝って』と言ったら『なんで俺が?』と、きょとんとされてしまった」

「お互いの家でおうちデートするようになって気づいたけど、彼とわたしで許せる部屋の汚さレベルが全然違う。もっと言えば、彼は散財しがちだけど、わたしは節約主義。付き合う分にはいいけど、一緒に暮らして生活を分かち合うとなると、わたしばっかりが我慢することになりかねない……」

 恋人は「一緒に暮らす」「同棲」は必ずしも必要な条件ではありません。しかし結婚して子供を持つ、となるとそうはいかないですよね。

「この人と一緒の家に暮らせるか?」「生活を分かち合ってストレスがたまらないか?」というのは、結婚相手を探すのであれば必ず見極める必要がある項目です。

2. 子供の父親になる相手である

 結婚相手となると、その人と子供を作る、という可能性は非常に高い。

「言葉遣いは荒いしモラハラ気味だけど、イケメンで仕事ができて高学歴な彼が大好き!」とダメ男にのめり込んでしまう女性は少なくありません。しかし、恋人がダメで地雷な男性であることに納得はしているかもしれませんが、自分の子供の父親がその人で本当にいいですか?

 あなたに対して暴力的な発言をしたり、失礼な態度をとる男は、きっと父親になったら我が子に対しても同じ態度を取ることでしょう。

「この人と子供を育てる、ってなったときに、子供嫌いな彼は手伝ってくれないだろうし、ワンオペ育児になるんだろうな。当然仕事もわたしが諦めることになるだろうし」

 そんな風に考えると、「つらくても好きだからいいの!」と地雷な恋人にしがみつくことにはリスクしかないですよね。

3. 自分の家族になる相手である

 結婚をする、ということは言うまでもなく自分の家族になる、ということでもあります。関係してくるのは自分だけではありません。自分の家族と相手の家族もおのずとかかわってきます。もし著しく彼と自分の家族が合わなければ、あなた自身も彼も互いの家族も苦しむことになります。

「彼のことは大好きだし、彼もわたしのことを大切にしてくれる。だけどどうしてもわたしの両親とソリが合わなくて、『実家に帰るね』と言うと不機嫌になったり悪口を言い募ったりする」

 両親と夫となる相手、どちらが大切かは選べません。だからこそ、「わたしが好きだから、いいの!」の一点だけでごり押しして家族になってしまうと、自分以外の身内も苦しむことになりかねません。

4. 辛いときも同じ時間を過ごす相手である

 人生は山あり谷あり。いつも万事うまく行っている!とはいかないですよね。仕事で失敗してどん底を味わったり、お金がなくてさもしい思いをしたり、病気をしてしまったり……。

 恋人関係であれば、あくまでも恋人個人の問題なので、交際相手の痛手は個人の痛手と割り切れるかもしれません。

 しかし結婚すれば夫婦は一心同体。もしその人がどん底に落ちてしまった時、「あなたの問題だからわたしには関係ない」とはなりません。同じくどん底まで否が応でもついていかなければならないですよね。

「この人と幸せになりたい!」「この人に幸せにしてほしい!」恋人にしたい相手がそうなら、結婚相手は「この人となら、不幸になってもいい」「この人なら、不幸なときも一緒に支えて頑張れる」と思える人を選ぶべきでしょう。

まとめ

 恋人と結婚相手を同じように探していたら、いつまで経ってもうまく行きません。恋人であれば、楽しい時間を分かち合う「いいとこ取り」の関係でもいいかもしれません。しかし、結婚相手は自分の家族となる男性。「かっこよくてやさしくて、ついでに金払いがいい人がいいな!」なんてフワッとした探し方では、「婚活」とは言えません。

七海
記事一覧
ライター
95年、雪国生まれ。元バニーガール広報兼ライター。大学3年の時にブログを始める。婚活と読書がルーティン。卒論は綿矢りさ。好きなタイプは高学歴童貞。13のマッチングアプリを駆使し、1年半で会った男性は100人を超える。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「昔の僕は若かったなって感じですよ」愛のない結婚生活6年目、浮気相手との未来を語る34歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.232〜女性編〜」では、自ら懇願して結婚した夫の浮気に気付きつつ、自分が捨てられることに強い...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
「一か八か。避妊なしの一夜で授かり婚したのですが…」結婚生活の終焉を恐れるゆるキャリ38歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
休日にLINEを送って失敗した3人の女。職場の男性へ“攻め”のお誘いしたのに盛大に誤爆…!
 職場の男性に片思いしている場合、休日にLINEを送って距離を縮めたいと思う人は多いはず。  でも、いざLINEを...
恋バナ調査隊 2025-02-08 06:00 ラブ
夫との子作り卒業。30代で性生活が無くなるのが不安です(38歳パート、2児のママ)
 38歳2児(10歳と8歳)のママです。週3回パートにでています。41歳の夫は会社員時代の職場の上司部下で、10年前に結...
植草美幸 2025-02-07 06:00 ラブ
アラフォー・アラフィフ世代のマチアプ恋愛。彼との関係が長続きする女性がやっている“単純”なこと
 せっかくマッチングアプリで知り合ったのに、実際に会ったら何を話したらいいのかわからなくて沈黙ばかりだった…。そんな経験...
内藤みか 2025-02-06 06:00 ラブ
“女の可愛い”に騙された男たち。「女性の可愛いは信じられない」発言につながる3つの原因は?
 男性と女性では、考え方や重要視しているポイントが違うことがあります。とくに男たちが声を揃えるのが「女の可愛いは当てにな...
恋バナ調査隊 2025-02-06 06:00 ラブ
不倫発覚で人生詰んだ女たちのドロドロLINE6選。え、わざと? 些細な匂わせでピンと来た!
 不倫をしている女性って「絶対にバレない」という謎の自信がある人が多いようですが、匂わせ発言や些細やりとりで不倫の事実が...
恋バナ調査隊 2025-02-05 06:00 ラブ
義実家嫌い界隈で注目される「死後離婚」のリアル。知っておきたいメリット&デメリットは?
 皆さんは「死後離婚」という言葉を聞いたことがありますか? 実は今、死後離婚を考える人が増えているというのです。今回は、...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
墓場まで持っていく!「私だけの秘密」こそ夫婦円満の秘訣かもしれない
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
豆木メイ 2025-02-04 06:00 ラブ
「大人バレンタインのグルマン系香り術」【調香師が解説】貴女の脳を満たす甘い香りはどれ?
 女子にとって2月のイベントといえばバレンタインデー! 本命がいてもいなくても、チョコレートのような甘~い香りで気持ちを...
太田奈月 2025-02-04 06:00 ラブ
「女子会」なのに彼氏を連れてくる人の目的と心理。ねえねえ、一体なにがしたいの?
 その名の通り、女子だけが集う女子会。なのに彼氏を連れてくる人がいると、正直テンションが下がりますよね。「え⁉ なんで連...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
“ダメ男製造機”女性の特徴7つ。どんな原因が? 男運の悪さを嘆く前にチェックしたい
「私は男運が悪い…」と嘆く女性の中には、男をダメにする“ダメ男製造機”が存在している場合も…。そんな女性は、自分の行動や...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
パパ友がちらつかせる「好意」のサイン8つ。“ほぼ確”で女性としてロックオンされている質問は?
 子ども同士の繋がりで広がるママ友パパ友の世界。ですが、単なる友達ではなく“異性”として気になったり好きになったりするケ...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
「被害者ヅラ? どうぞ一人で生きていって」実父の妻へのセクハラ疑惑をスルーする47歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.231〜女性編〜」では、夫の父親、つまり義父からセクハラまがいの行動を繰り返されている真里さ...
並木まき 2025-02-01 06:00 ラブ
「義父の私を見る目が妙なんです…」セクハラめいた言動に離婚を考える42歳バリキャリ女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-01 06:00 ラブ
寂しくないの? 長続きする不倫カップルのLINEをチラ見してみた。暗号、トーク非表示、ルール徹底…
「彼とずっと一緒にいたい」と思いながら、既婚男性と関係を持っている女性は必見! 今回は、長続きしている不倫カップルのLI...
恋バナ調査隊 2025-02-01 06:00 ラブ