元TOKIO国分太一の日テレへの"反撃"に見え隠れする藤島ジュリー景子氏の陰

更新日:2025-11-05 07:18
投稿日:2025-11-04 17:00

 このままドロ沼の争いになるのか。日本テレビが6月に告発したコンプライアンス違反により、芸能活動休止中の元TOKIO国分太一(51)が、10月23日に日本弁護士連合会に「人権救済申立書」を提出してから膠着(こうちゃく)状態が続いている。

 国分の代理人である菰田優弁護士は会見で、「日本テレビは、事情聴取をすることを本人には話さないで、いきなり事情聴取をしました。しかもその場で番組降板を告げたのです。本人にはろくに話も聞かないで、最初から処分ありきだった」として人権救済を求めた。

 一方の日本テレビ側だが、福田博之社長は定例会見で「代理人がおっしゃるような、誘導的尋問やだまし討ち、そういった表現には全く当たらない」として真っ向から反論している。

「菰田弁護士といえば、2010年に高嶋政伸と美元(みおん)の離婚裁判において、高嶋側の代理人として勝利に導いた人物。日弁連の副会長にもなったことのある法曹界の大物ですし、何より芸能界との太いパイプも持っている人です。窮地に追い込まれた国分にとって、これほど力強い存在はないでしょうね」(女性誌記者)

 表舞台から姿を消してから約4カ月。なぜ、国分はこのタイミングでの"反撃"となったのか。そこには、ある人物の存在があるようだ。

■旧ジャニーズ傘下にあったTOKIOと国分

「彼をバックアップしているのは、元ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏ですよ」と、ある芸能プロダクション関係者はこう話す。

「TOKIOは21年に株式会社を設立してジャニーズ事務所を独立しました。ジャニー喜多川氏の性加害問題が公になるまで、その会社のトップは代表取締役を務めるジュリー氏でした。形式的には独立したとはいえ、実質的にはジャニーズ傘下。それほどTOKIOとジュリーさんは密接な関係ということです。今回の件でも窮地に陥った国分に対し、ジュリー氏としても何とかしてあげたいという"親心"が働いたのでしょう。ただ、残念ながら今のジュリー氏にもSTARTO ENTERTAINMENTにも、昔のようにテレビ局を黙らせるほどの力はない。腕利きの弁護士さんを紹介するくらいしかできなかったのでは」

 国分の人権救済申し立てをスクープし、2週にわたって代理人である菰田弁護士のインタビューを掲載しているのが、週刊新潮だ。版元である新潮社は今年7月にジュリー氏のインタビュー本を出版しているのは、偶然なのだろうか。

「国分さんの本心でいえば、コンプラ違反も『その時にちゃんと言ってよ』という思いが強いのでしょう。ただ、これまではジャニーズ事務所というバックがついていたから、スタッフや共演者は事を荒立てなかっただけのこと。その"後ろ盾"が力を失った今、第2、第3の国分さんが出てきても不思議ではないでしょう。旧ジャニタレは戦々恐々としているんじゃないですか」(テレビ局関係者)

 いまだ活動再開どころか、謝罪会見すら行えない国分。今後、どんな展開になるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 バラバラになったTOKIOメンバーたちはどうしているのか? 気になるなら【関連記事】も必読だ。

エンタメ 新着一覧


航一も明治生まれの男。娘に手を上げるのか!? と一瞬緊張が走ったシーン
 のどか(尾碕真花)の婚約者・誠也(松澤匠)が星家にやってくる。しかし、星家では航一(岡田将生)と優未(川床明日香)が優...
桧山珠美 2024-09-12 17:15 エンタメ
「東出昌大の再婚を叩いたら負け」なのか? SNS社会は彼に試されている…
 2015年1月、朝ドラ『ごちそうさん』で夫婦役を演じた杏と結婚して3人の子を授かるも、映画『寝ても覚めても』で共演して...
堺屋大地 2024-09-11 06:00 エンタメ
夫婦水入らずの何気ないシーンが描いたもの。爆速で進む物語、子どもたちは誰が誰やら…
 8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた寅子(伊藤沙莉)たち。竹中(高橋努)は渾身の記事を書き、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純...
桧山珠美 2024-09-12 16:53 エンタメ
岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
この投稿をInstagramで見る 映画『ラストマイル』公式【大ヒット上映中】(@...
【写真特集】若っ!金髪姿の岡田将生。浴衣、くるんくるんパーマヘアも…
【この写真の本文に戻る⇒】岡田将生「ラストマイル」沼にハマる人続出!「虎に翼」との共通項も考察
朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーン。「政治の貧困」の言葉が胸に突き刺さる
 昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命される。  竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そし...
桧山珠美 2024-09-07 06:00 エンタメ
夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ