「流行語大賞」アンチは今年なぜか沈黙…5年ぶり野球用語なしと話題だが“隠れ野球用語”がノミネート!
年末の恒例イベント「新語・流行語大賞」のノミネート30語が11月5日に発表された。今年は昨年までの「ユーキャン」の冠が外れ、「T&D保険グループ」が提供と装いも新たに。それに加えて選出された30語についても近年にない特徴がある。「野球用語」がないのだ。
野球用語がノミネートされなかったのは2020年以来で、実に5年ぶり。同年はコロナ関連の言葉が多数トップ10入りするなどしたためか、スポーツ関連はゼロだった。また、21~23年は、それぞれ「リアル二刀流/ショータイム」「村神様」「アレ(A.R.E.)」が年間大賞に入ったほか、24年は「50-50」がトップテン入りを果たしていた。
今年の選考委員会による講評でも「本年度はスポーツ関連の言葉が少ない珍しい年でもある」と指摘している。明らかにスポーツ用語の弱さが目立った形だが、スポーツ紙芸能デスクはこう言う。
「昨年までは野球用語が目立つあまり、X上でも《流行語大賞じゃなくて野球用語大賞に変えろよ》といった指摘が相次ぐなど、賞の存在意義を疑う声も上がっていました。ですが、今年はそれがないということで、ネット上もいつもより“納得”しているようです。《あれ? 流行語大賞どうした?? 本当に今年はやった言葉ばかり載っているぞ》といった“お褒めの言葉”すら出ている。ただ、ノミネート語として、話題になった漫画『私が見た未来』で予言されていた『7月5日』が挙がっています。皆さん、お気づきではないかもしれませんが、この日は大谷翔平選手の誕生日。“隠れ野球用語”がノミネートされていると言ってもいい、かもしれません」
スポーツ用語が弱い中でも“慣例”にのっとって野球用語を忍ばせた、というのは、まあ、考えすぎか。なお、昨年までは野球用語の多さの“戦犯”としてやり玉に挙げられることが多かった、同賞の選考委員で野球通のやくみつる氏だが、大手出版社社員は「それは“冤罪”です」とこう否定する。
「やくさんではなく、選考委員会の別の委員が野球用語を強く推して、その結果、野球用語が選ばれていた……これと言った強い言葉が少ない“不作”の年には、そんな怪情報が、よく飛んでいました」
もしそれが本当なら、やくみつる氏は批判の矢面に立っていたことになるわけで、実は“功労者”だった?
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今年はアンチを黙らせた流行語大賞だが、昨年は罵声が飛び交っていた。関連記事【もっと読む】《野球キモ》《おじさん野球用語大賞に改名しろ》の声に大谷「50-50」は落選危機?流行語大賞候補30語発表…では、昨年の状況を伝えている。
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