更新日:2025-11-17 11:45
投稿日:2025-11-17 11:45
“娘の孫”と“息子の孫”の露骨な温度差
「たぶん娘の子って、自分の延長線上にいる存在なんだと思う。娘の子育てを見てると、昔の自分を思い出すって言うし」
アヤはコーヒーカップを見つめた。
「逆に息子の子って、嫁の領域に入る感じなんだろうね。何をあげたらいいかも分からないし、気を使うのかも」
だが、“気を使う”はずが“距離を取る”に変わり、“距離を取る”が“差別”に見えてしまう。そして、気づいてしまった側だけがしこりを抱える。
「見なければ知らずに済んだかもしれない。でも、見てしまったら戻れない。だって“孫の格差”を自分の目で見たんだもの」
アヤの声には哀しみが滲んでいた。義母にとっては小さな「好みの違い」だったのかもしれない。
でも受け取る側には、「私は家族の外側なんだ」と気づかされる瞬間だった。
“無意識の線引き”に決意したこと
「たぶんお義母さんは同じくらい可愛いと思ってる。でも行動がそれを壊してる。言葉よりプレゼントの方が気持ちは伝わっちゃうから」
“無意識の差別”は、悪意よりも根が深い。アヤは最後に静かに言った。
「私が姑になったとき、絶対同じことはしない。どっちの孫にも“同じ気持ち”であげたい。金額じゃなくて、心の重さでね」
――プレゼントの中身よりも、そこに詰まった“無意識の線引き”こそが、家族を遠ざけていくのかもしれない。
ライフスタイル 新着一覧
保育園の現場では、「廊下に出ちゃダメよ!」とスタッフが子どもに声をかけているところをよく見ます。しかし、すんなり戻って...
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン! 猫フェチカメラマンの芳澤です。
正々堂々、見せつけてくれるにゃんたまω...
近ごろのニュースを見ていると、年金の支給も思わしくないようです。超高齢化社会に向かっているというのに、日本の未来が不安...
私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
よ~く見てください。
恋のバトル真っ最中。にゃんたま君が最も忙しい季節に、少しカラダが汚れた三毛猫(柄が薄いタ...
雨の多い梅雨時期には洗濯物が溜まりがち。重い腰を上げて部屋干しをしたのに、洗濯物から生乾きの臭いがしてうんざりしてしま...
これから日本も夏本番。
ここ数年、夏が来るたび思うのですが、ワタクシが中学生の頃になんだか必死に覚えた「ケッペ...
大好きな彼の自宅に、私物を置いて、他の女性へ“けん制”をしたいですか? モテる彼と付き合っている女性ほど、そんな心理に...
にゃんたまωを見せてください!
いいよ~! オッケーにゃ~ん!
…と、なかなかすぐにいきませんが、どん...
ホストクラブといえば、髪を綺麗にセットした綺麗なお兄さんが女の人とお酒を飲んでくれる場所。最近はいろいろなタイプのホス...
猛暑が続く近年、熱中症対策としてクーラーをかけるのはもはや当たり前ですよね。でも、屋内ではどこもかしこもクーラーが効い...
私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
歌手で俳優の星野源さんが、ラジオ番組で、SNSのアイコンに自分の画像を使われることにはっきりNOを示しました。有名人で...
世界一多くにゃんたまを撮影している私ですが、以前ご紹介した歴代5本指に入る魅力のにゃんたまの気になるイケ面を公開!
...
保育園コンサルタントの小阪有花です。チャイルドカウンセラーのお仕事もさせてもらっている私のもとには、お子さんに関するさ...
梅雨は紫陽花の季節。小さな花をたくさん集めて丸く咲く紫陽花(あじさい)は、雨に濡れると美しく輝き、憂うつなはずの重い気...
















