「私、おばさんだから~」と言われたら? 上手な返し方!

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-09-12 06:00
投稿日:2019-09-12 06:00
「私、もうおばさんだから〜」と言われると、正直困るその後の対応。特に年上の女性上司などに言われてしまうと、下手に返すと今後に響きそうで悩んでしまう女性も多いよう。彼女たちはなぜ、自分を「おばさん」と言うのでしょうか? 今後のためにも、上手な返し方を知っておきましょう。

そもそも「おばさん」の定義って?

「おばさん」というのは、◯歳からと決まっているわけではありません。そもそも、「おばさん」と呼ばれる定義って、どんなものなのでしょうか。

世間では30代後半〜40代からが「おばさん」

 あるデータによると、世間では30代後半〜40代からが「おばさん」だと感じている人が多いよう。でも、女性からの評価を見ると20代後半から「おばさん化」を感じるというような厳しい声も。ちなみに、男性からの意見でもっとも多いのは40代からでした。

年齢より見た目や行動が「おばさん」を作る

 おばさんの明確な基準はないものの、年齢というよりは見た目や行動によって「おばさん認定」される傾向にあるようです。どんな特徴があるのか、チェックしてみてください。

「おばさん」と呼ばれる特徴をチェック!

●肌がピチピチしていない
●おばさん体型
●服装や外見が適当
●怒りっぽい
●大声で話している
●がめつくなる
●下世話な話が好き
●若い子に嫉妬する
●若作りをしている

 いかがですか? チェックポイントを見ると、いかにもおばさん! という項目がずらっと並んでいますよね。

 この10項目は「お姉さん」と呼ばれる女性には見られないことばかり。つまりは、逆に考えると、おばさん化したくないのであれば、これらのことに気をつけて女性でいる努力を怠らないことが大切なんでしょう。

「私、おばさんだから〜」という女性の心理

 と、話が飛びましたが、今回のテーマである「私、おばさんだから〜」という女性の心理について。実は大きく分けて、2タイプに分かれます。

タイプ1:否定してもらいたいというプライド

「私、おばさんだから〜」という女性の中には、「そんなことないですよ!」「まだまだ若いです!」と否定してほしいと思っているかまってちゃんタイプの方もいます。

 こういった女性の場合には、「年の割にちゃんと若くいる」ということに自信を持っているタイプが多いため、決して肯定せずに、思いきり否定してあげることが良い対処になります。

タイプ2:年齢コンプレックスによる自己防衛

 結婚していても良い年なのに独身でいる女性や加齢を感じている女性は、年齢に対してのコンプレックスから「私、おばさんだから〜」と発言してしまう場合があります。年齢について触れられたくないため、あえて自分から自己防衛のために申告しているのです。

 この場合には、年齢を重ねた女性にしか得られない人間性や経験、行動などに注目して、返答をするのが良いでしょう。

「おばさんだから」と言われたら? タイプ別上手な返し方!

 人生1度は誰もが言われる、突拍子もない「私おばさんだから〜」の言葉。一番NGなのは、突然話を変えたり、スルーをしてしまうこと。肯定されたと感じさせてしまって、気まずくなってしまいます。そこで、上記で挙げたタイプ別上手な返し方を見ていきましょう。

タイプ1:否定してもらいたい女性への返し方

 否定してもらいたい女性に対しては、「そんなことないでしょう!」とか、「まだまだ若いじゃないですか!」のように、とにかくおばさん発言に対して否定をするのが良い返し方。でも、あなたが年下の場合、「いやいや、私も年ですし」なんて、年齢に絡んだ返答はNG!「あなたが年と言うなら、私は!?」なんて、プライドを傷つけてしまう可能性もあります。

 ただし、大げさに否定をしすぎてしまうと、「じゃあ、何歳に見える?」と究極の質問が飛んでくることも。少し若いだろうと思われる年齢を答えたとしても、実年齢とさほど変わらない年を答えてしまい、機嫌を損ねてしまうケースもありますね。「何歳って言われます?」と質問返しするのも1つの手です。ぜひお使いください。

タイプ2:年齢コンプレックスを持つ女性への返し方

 年齢に対してコンプレックスを抱えている女性に対しては、「素敵に年を重ねていて憧れます」とか、「頼りになります!」など、“年を重ねること=マイナスだと思っていない”ということを伝えるのがポイントです。

 ただ、普段からその女性に対して尊敬の気持ちを持てていれば良いですが、そうではない場合には本心が透けてしまわないように注意を払いましょう。「若いなんて、体力くらいしか武器がないんですから!」なんて、若さゆえの自虐ネタで対抗してみても良いかもしれませんね。

「おばさん」って言わない!若さを武器にしない心を!

 女性はいつから「おばさん」になるんでしょう? 一昔前は「◯◯くんのおばちゃん!」って子どものお友達に呼ばれた時に、「そっか、私っておばさんなんだ」なんて自覚した方が多いようですが。でも、今は「◯◯くんママ」という呼び名が一般的。良い風習ですよね!(笑)

 個人的には、女性がおばさんになるのは、自分が「おばさん」を言い訳にした瞬間ではないかと思っています。でも、だからといって、見た目や話し方だけ若作りをすれば良いというわけではありません。年を取るのは仕方がないこと。それを認めた上で、年相応にいや、それ以上に知識と経験を得て若さを武器にしない心を持てたら、「おばさん」を言い訳をしないで済むのかもしれませんね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2023-12-16 06:00 ライフスタイル
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
ムーミン好き必見!ESSEの時短レシピ&開運グッズ付録など使いこなす術
 今回ご紹介する雑誌付録は、「ムーミントラベルポーチ3点セット」と「別冊付録:保存版!ESSEのBest時短ベストおかず...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...
黄金色の葉と朱赤の柿の景色 心まで秋色に染まるような日
 秋は色鮮やかな季節。まるで黄金色のイチョウの葉、鮮やかな朱赤の柿。  心まで秋色に染まるような日だった。 ...
「何で後ろから撮るにゃ?」“たまたま”の質問攻めにきゅん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...