更新日:2025-12-27 11:45
投稿日:2025-12-27 11:45
「素人が言っている」ように見せる凄さ
僕が考えるに、「たくろうは素人っぽくて笑えない」という人は、お笑いになじみがなく「素人が面白いことを言っている」ように見せる技術のすごさや面白さを感じられないという部分があるのかもしれない。
だがそれはもちろん仕方のないことで、どんなエンタメでも10割の人を笑わせることは難しい。ただたくろうは2~3割の「笑えない」人を切り捨てて、7~8割の「笑える」人にターゲットを絞ったネタ作りをしているのだろう。それ故に「笑える」人にとっては、深く刺さる漫才になっているのだと思う。
また、たくろうが面白くない理由としてバズっているポストもあった。投稿主は「やりとりが一辺倒」「漫才特有の掛け合いがない」と主張していた。
ただ漫才はルールなんてなくて、やりとりが一辺倒でも掛け合いがなくてもいい。本当に面白くて、その場を制圧すれば勝ちなのだ。これが基本的な考えであることを忘れてはいけない。
エバースや真空ジェシカなどの実力と人気を兼ね揃えたコンビを抑えて、知名度のないたくろうが決勝の場で一番ウケたことが、何よりの優勝の裏付けなのだ。
実際にM-1決勝の場に観覧に行ったお笑いファンが、「今までに見た漫才の中で最もウケていた」と言っていた。それが何よりの答えである。芸人の世界でも「たくろうの優勝は間違いだった」という人はひとりもいない。
夢をかなえた人を祝福してほしい
もしも「たくろうの漫才がつまらなかった」という方は、「自分の好みじゃなかった」という表現に変えてみてほしい。その方が適切な表現だと思うし、漫才をより楽しめると思う。
そして純粋にお笑いだけに情熱を注ぎ込み、夢をかなえた若者を祝福してほしい。お笑いだけは分断を生まないエンタメであってほしいと思う。
何はともあれ、来年のM-1が非常に楽しみである。
エンタメ 新着一覧
スズ子(趣里)たちは、大和礼子(蒼井優)が出産後に病院で亡くなったと知らされる。スズ子はお別れの会で、大和が梅丸少女歌...
昭和12年、スズ子(趣里)が香川から戻ってきて3年。梅丸少女歌劇団は、秋山(伊原六花)のタップダンスとスズ子の歌を二本...
嵐の二宮和也(40)がSMILE-UP.(旧ジャニーズ)からの独立を発表しました。
中丸雄一、山田涼介、菊池風...
スズ子(趣里)と六郎(黒崎煌代)のふたりは、梅吉(柳葉敏郎)とツヤ(水川あさみ)の故郷である香川を訪れる。スズ子が小学...
平手友梨奈(22)が出演するドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系)が好評を博している。
平均世帯視...
山寺でのストライキは団員たちの要求が全面的に受け入れられ、幕を閉じる。
山を降り、ようやくいつも通りの練習を始...
山寺でのストライキが続く中で、大和礼子(蒼井優)はスズ子(趣里)に自分の過去の話をする。両親に反対されて、縁を切ってま...
秋の新ドラマがスタートしています。いくつかチェックしましたが、ミステリーや考察ドラマって疲れて帰ってきた頭と体にはなん...
大和礼子(蒼井優)はストライキをするしかないと言い出す。一方、橘アオイ(翼和希)は、お客様が大切だと言い、また、礼子が...
10月20日から全国公開となる新感覚ホラー映画「リゾートバイト」。小さな島の民宿でアルバイトする大学生たちに様々な怪奇...
2023-10-20 06:00 エンタメ
世界恐慌の波が押し寄せ、USKの賃金削減と人員削減が告げられる。一部の楽団員と新人の劇団員は解雇されてしまった。
...
昭和8年。デビューから6年が経ち、スズ子(趣里)は脇役ながら劇団の中心メンバーとして活躍し、新人の教育係にもなっていた...
コンプライアンスなるもののせいで、昨今のドラマはなにかと不自然なことが多いようで。
犯人が車で逃げるシーンで「...
鈴子(澤井梨丘)は1週間で稽古に復帰し、同期3人で切磋琢磨して稽古を続けた。
単独公演まで1カ月となり、鈴子た...
セクシー女優という職業は、昔と比べると女性にとっても身近に感じる職業となってきました。モデルやグラビア、アイドルなど、...
















