【2025年人気記事】「更年期じゃね?」「おばさん、更年期(笑)」適当な情報を鵜呑みした女子大生たちが悪いのか?

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-12-31 11:00
投稿日:2025-12-31 11:00

いつかみんなおばさんに

 字面から推測すると、年齢や、女性としての役目が“更新される時期”のことを指す更年期。ではいつから更年期という言葉が医学用語として入ってきたのか?

 論文「日本近代における『更年期女性』像の形成/原葉子(社会科学博士)」によると、日本に更年期という概念が導入されたのは、1890〜1940年にかけて。当時は「変換期」「経閉期」という言葉も使われていたらしい。ふむ。

 そこから80年以上も経過している。日本では女性の月経や更年期について“隠すもの”という、間違った風潮を生み、女性が苦しんできた。もちろん今もなお、だ。厚生労働省もそれらを止めることもなく、ここまで来てしまった。女性たちが少しずつ自分たちの声をあげて、自らが更年期であるとエッセイを書ける時代まで到達。このエッセイも20年前なら書くだけ恥になっていただろうし、ヤフコメどころじゃない揶揄も飛んだはずだ。

 思い返すと学校の授業でも更年期という言葉に対する説明は受けていない。「更年期=年を取った=ババア」という上澄みの概念だけが妙に蔓延してしまった。ど素人の私にはこの状況、どうしようもないので政府にどうにかしてもらうしかない。なんとも厄介な流れである。

 改めて。今、私と同じく絶賛更年期と戦っている女性が多くいる。彼女たちに伝えたいのは、男性や若手からの更年期及び、おばさんコールは上記の流れや私の経験から鑑みると、そんな簡単には払拭はできない。

 こう考えるのはどうだろうか。現代の若い女性たちと条件が違うのは、世のおばさん世代は団塊ジュニア世代(1970年代前半の生まれ)に比べて、圧倒的に人口が多い。どんなに頑張っても、他勢にかなわないので、若手も「ババア」「更年期」と言っていられなくなる。彼らが中高年に頼る時期が近い将来、訪れるはず。そのときこそ、堂々とすればいいのだと。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


思いが届いた“たまたま”君…愛しの姫猫ちゃんと鼻チュー♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あーイライラ!車の渋滞時に使える気分転換、逆効果な行動も
 高速道路の渋滞にハマってしまうと、本当にイライラしてしまいますよね。特に、彼氏や夫がイライラしはじめて、雰囲気も悪くな...
田舎移住に興味あり!あるあるから学ぶメリット&デメリット
 コロナ禍でリモートワークになり、毎日出社する必要がなくなった人も多いのではないでしょうか。通勤に通勤に便利な家を手放し...
黄色が可愛い!ミモザのモフモフを日持ちさせるポイント5つ
 冬も終わりに近づき、春の匂いが漂い始めると、モフモフが可愛いミモザの季節到来でございます。  3月8日の女性に感...
相手の話をちゃんと聞くって意外と難しい 2023.3.8(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
うちの猫の「中身」をその場で描き出す ライブペインティングが楽しい!
「写真を持って行けば画家がその場で“うちのコの絵”を描いてくれる」  そんなライブペインティングを行っているのは、...
あきらめのバキバキ肩コリに3つのルーティン 2023.3.7(火)
 首や肩を動かすとバキバキ、ゴリゴリと音が鳴る......。そんな状態を放置していませんか? 慢性的な肩コリを放置すると...
“地獄”の付き添い入院 我が子は関節にハンディキャップを…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“たまたま”のBL現場に遭遇! にゃんたま少年の運命やいかに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人気のない夕暮れの公園にいる時間 2023.3.6(月)
 普段はにぎやかな場所ほど、そこから人がいなくなると突然さみしく感じる。  ドヴォルザークの「家路」が流れて、さっ...
「デブなのに仕事早すぎw」無神経上司からの笑えねぇLINE3選
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。
昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...