更新日:2019-10-18 12:35
投稿日:2019-10-16 06:00
読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)は〈女による女のための文学賞〉として異彩を放ちます。同賞の応募資格は女性限定で選考委員も女性。第18回(2019年度)で大賞に輝いた月吹友香さん(41)は今年6月の贈呈式で「この賞しかない、この賞でしか受け入れてもらえないと思った」と語っていました。その真意について住まいがある大阪で話を伺います。
選考委員で作家の辻村深月氏が「女による女のための戦いが感じられる」と評価した、月吹さんの大賞作「赤い星々は沈まない」のテーマは、ずばり、高齢者の性。老人介護施設のマドンナ・キヌ子(75)の尽きない性欲を描いています。
――なぜ「老女の性」をテーマに選んだのですか。
月吹 きっかけは私より10歳ほど年上の友人女性との雑談でした。年を重ねても女性の性欲は衰えず、身体が疼いたら自分で処理をするといった話だったのですが、正直に話せば、ショックでした。性欲は減退するものだと思っていましたし、母の顔も浮かべてしまって……。けれど、自分も年を取った時、ふいに首をもたげた性欲を否定したり憐れんだりしたくないという気持ちがふつふつと湧いてきたんです。誰もが性欲が高まるとは思わないけれど、老いたからといってその衝動を諦めなきゃいけないのは違う気がする。じゃあどうする? と考えたら、自然と物語の構想を練り始めていました。
ライフスタイル 新着一覧
今回は、“デキる嫁”の特徴をご紹介! 嫁となる女性からは「ふざけんな!」なんて不満や怒りの声も聞こえそうですが、姑や夫...
ゴルフを趣味にしてみようかな…。興味があることはとりあえず1回やってみる精神の私は、近所のスポーツクラブのゴルフレッス...
転職・就職して、入社1日目! どんな経験ができるんだろうとワクワクして入社したのも束の間、「あ、やっぱこの会社失敗だっ...
嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。とはいえ、人間関係が発生するところにトラ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「職場に嫌いな人がいて、ストレスがたまる…」「嫌いな人と一緒に仕事をしなくてはならなくて、雰囲気が悪くなってしまう」この...
ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせい...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
あなたは子供の「友達の親」が苦手な場合、無理して付き合いますか?
“子供”でつながった関係は、普通の友達とは...
2025年のGWも、あっという間に終了し早くも6月に。今年入った新入社員たちも、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきた頃では...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
独身女性からしたら、既婚女性に「幸せそうでいいな」と羨ましさがあるかもしれません。ですが「家に帰りたくない」と涙を流し...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
男児であろうと女児であろうと子育ては大変ですよね。性差よりも個人差…とは言うものの、我が子と異なる性別の子どもの話を聞...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年5月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
父の日になにを贈ろうか悩んでいる人もいるでしょう。そんな方のために、今回は父目線の経験談をご紹介! 父の日の贈り物で1...