家族の介護に“ラク”を取り入れよう! 在宅介護のアイデア4選

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2020-02-02 06:23
投稿日:2020-02-02 06:00
 家族の介護を頑張っている人ほど、毎日のことに心が折れそうになることもあるはず。戸惑うことも多く、お手上げ状態になる人も少なくありません。介護施設で働いていた筆者だからこそレクチャーできる、“家族の介護がちょっとラクになるヒント”を4つ紹介しましょう。

家族の介護は毎日! 在宅介護がラクになるアイデア4選

 介護士をしていた頃、ご家族に「介護って大変じゃないですか?」と聞かれました。確かに大変なこともありますが、介護士はそれ以上にやり甲斐を感じる仕事でもあります。省ける手間を減らせると、本人とのコミュニケーションも増えて楽しい日々が待っているかも。そこで、ちょっとした在宅介護の工夫を紹介します!

1. 介護者の腰痛には、介護ベッドの導入を!

 介護をしていると体を使って人を支える機会が多いため、腰痛に悩まされる介護者は多いです。そこで、導入したいのが介護ベッド。高低差を自動でつけることができるため、ベッドから車椅子などに移りたい時に便利です。

 ちなみに、ベッドから車椅子に移動する場合、その高さを同じにすると腰への負担が減ります。相手を抱える時はなるべく足を開き、自分のお尻を低めに落とすことで腰への負担が減ります。また、自分の腰より若干高めにベッドがあると、相手の頭の重さで身体が持ちが上がりやすく移乗がしやすいのもポイントです。介護ベッドは、介護保険を使ってレンタルすることも可能なため、ぜひチェックしてみましょう。

2. 宅食サービス利用も良し

 在宅介護だと、毎日の食事も困りごとの一つです。介護を受ける人が減塩食だったり、咀嚼が衰えていると負担も倍増するでしょう。特に、家族と介護を受ける人の好みの差が大きいと、作り分ける手間がかかってしまいます。

 そんな時は宅食サービスに頼るのもいいでしょう。栄養バランスが考えられたお弁当が宅配として届くため、ストレスや負担が減ります。「週2回だけ」など手抜きをできる日を決めればコストも減りますし、オススメです。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ライフスタイル 新着一覧


世間話に役立つ! 40代が知っておくべき2024年流行語大賞ワード5選
 2024年の新語・流行語大賞が12月2日、発表されました。皆さんはもうチェックしましたか? なかには「聞いたことがない...
更年期障害と付き合うおばさんの心得。私は「ツヤ髪」で自信を取り戻す
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
紀州のドン・ファン元妻のLINEグループ「恋して昇天ナンマイダ」の元ネタはこれか? BL好き疑惑が浮上中
 12月12日、「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さん(当時77)への殺人罪に問われた元妻、須藤早貴被告(28)の判決公...
2024-12-17 06:00 ライフスタイル
中山美穂さんは「入浴中の不慮の事故」で…40代から気を付けたい“お風呂のヒヤリハット”
 中山美穂さんのニュースが話題になっていますが、お風呂でのヒヤリハットは、案外見過ごしがち。特に40代を過ぎた人は、しっ...
むくみ、冷え対策にも…貴女に合う年末年始を楽しむデトックスアロマは?【フェロモンジャッジ調香師が解説】
 年末はイベントや食事会の機会が増える楽しい時期ですね。お酒や食事を思いきり楽しむ反面、気がつけば体重が増え、体のむくみ...
静謐な深い山の中
 何か深いことを考えようと思ったけれど  かすかな川の音を聴くだけで  ただ心が安らぐのだね
セクシーな男の余裕が尊い! 不意にポロリした“たまたま”にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第87回「こたつチャージ」
【連載第87回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女ことば】「眉目秀麗」は誰に当てはまる“褒め”四字熟語?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「38歳です」→マチアプ男「あーwww結構いってる」って感じ悪っ! 縁切り不可避LINE3選
 自分のLINEを読んで相手がどう捉えるか、どんな気持ちになるかまで考えられない人や、わざとトゲのある言い方をしたがる人...
「無能の鷹」の菜々緒もビックリ? 一丁前に仕事ができる風に見えるLINE3選
 どう見てもキャリアウーマンに見えるのに、衝撃的に無能な新入社員の日々を描いたドラマ「無能の鷹」が話題になりました。 ...
「おじたちから評判いいよ」で得た自分の価値。パパ活女子の末路は惨め一直線なの?
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃は、同い年のお客様である港区女子のまひなから誘われ、ギャラ飲みに参加する。気乗りは...
「ギャラ飲み」初体験女子が港区で受けた洗礼。富裕層おじがニヤつくワケは…
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃。お客様の中でも港区女子のまひなは、同い年の晴乃を見下し顎でこき使う。1カ月の食費...
モブキャラ自認の23歳が「パパ活」に落ちるまで。50万円のヴァンクリに「興味ない」は言い訳?
「倉持様、こちらでお待ちいただけますか」  恵比寿から徒歩5分。山手通り沿いのビルにある美容整体サロン。受付の山本...
ママ友界隈の事件簿10連発。キャベツ枕、ゴミ屋敷、NO予防接種の自然派ママまで…今日も激ヤバ!
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い! 気が合えばいいですが「付き合うのが面倒」と思うママ友もいるでし...
人生64年ずっと実家暮らしですが何か? 介護に看取り…「子ども部屋おじいさん」が至った境地
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...