14歳の平手が欅坂46お見立て会で語ったアイドルとしての決意

こじらぶ ライター
更新日:2020-02-05 00:29
投稿日:2020-02-04 17:05

デビュー直後はいつも笑顔を絶やさなかった

 とにかく実家を出たい一心で、留学の準備までしていたが、たまたま兄の勧めで欅坂46のオーディションを受け、予想外に受かってしまったから、上京して寮に入った。アイドルになれることより寮に入ることこそが彼女にとって嬉しいことだったという。

 14歳の女の子が、住み慣れた地元愛知を離れ、海外でも東京でもいいからと実家を出る。そんな彼女の言葉からは、家庭内でどこか居心地が悪く体調を崩すなど元々非常に繊細で脆い部分を持ち合わせていることを感じさせた。

 デビュー直後の彼女はそんな事情を垣間見せることもなく、笑顔でハキハキとした受け答えをするなど、最年少なのにしっかり者、大人っぽいとの評を受けていた。しかし、デビューから年を追うごとに、彼女からはキラキラとした笑顔が消え、「笑わない」「いつも下を向いている」といったイメージが定着してしまった。

執拗なアンチからの叩き

 16年のデビューから最年少でセンターに抜擢されて以降、連続でセンターに選ばれ続けた彼女には、執拗なアンチからの叩きが繰り返されてきた。それもネット上ばかりか、握手会においても彼女に説教をする者も多くいた。

 握手会には欅坂46のCDを購入した上でそれに付随された握手券が必要なことから、基本的は会場内には欅坂46のファンしかいないはずで、さらには他のメンバーのレーンも多数ある中で彼女のレーンにわざわざ並んでいるのだから、通常であれば彼女のファンが応援の声を届けてくれるはずの場所だ。

 そこでデビューして間もない14、15歳そこらの女の子に、年上の男性が説教をしに来る。握手で説教があったとの報告はネット上でしばしば散見されるが、そのほとんどが男性で一部の心無い他メンバーのファンや、ただただ彼女を叩きたいためわざわざお金を払って好きでもない欅坂46の握手会に参加し、文句や悪口、彼女が傷つく言葉をぶつけに来る。それがいかに少女にとって心痛めることだったかは容易に想像できる。

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