平手友梨奈と盟友・長濱ねるは前代未聞の仲良しツートップ

こじらぶ ライター
更新日:2020-02-09 09:45
投稿日:2020-02-09 06:00

てちねるが聞いた尾崎豊の「Forget-me-not」

 当初欅坂46グループ結成から3カ月経っての加入であったことや、一人だけ、周りと色が違うけやき坂46の衣装を着るなど、物理的に孤独だった長濱。そんな彼女が平手と親しくなった経緯について「BUBUKA」(2016年8月号)のインタビューではこう語っている。

「最初はあまり喋らなかったんです。でも、今年の初めにたまたま2人になる機会があっていろんなこと話したんです。家族のことやグループのことも。~中略~(グループを客観的に見て思ったことについて)平手は一人だけ同じことを感じていたんです。彼女はグループを背負っている自覚もあったし、すべての仕事はグループのためっていうのを一人で抱えていて。『もっとグループとして団結しなきゃ。』っていう話を2人でして」

 当時平手14歳、長濱17歳と、長濱の方が3歳年上だったが、3カ月早く欅坂46での活動をスタートさせ、それもセンターとしてグループを引っ張っていた最年少平手とはお互い支え合う関係になった。

 平手は遅れて入った引け目があった長濱を、他のメンバーとなじみやすいように、円陣を組む際「おいでー!」と呼び込むなどいつも輪に入れるよう気遣った。逆に長濱も、最年少の平手がお姉さんメンバーとより親しくなれるよう、自分と年齢が近く、仲良くなっていったメンバーとの間を取り持った。てちねるはお互いのアシストによりメンバーと打ち解けグループはさらに心を一つにしていった。

 前述のインタビューでは、デビュー前に2人が毎朝5時に早朝ランニングをしていたこと。そこで平手がダンスを教えてくれたり家でも見れるようにと動画を撮らせてくれたこと。長濱が自信を無くし2人のいつもの場所に一人いた時、平手が「今どこにいるの? 話そう?」と電話をくれ、長濱が「いつものところにおるけど、寒いけんいいよ」と言うもすぐに駆けつけてくれたこと。そのお気に入りの場所で2人でイヤホンを片方ずつ耳に付け尾崎豊の「Forget-me-not」を聴いていたことなども語られた。

 平手と長濱、2人がいつもの場所で聴いていたという「Forget-me-not」は、日本語で勿忘草(わすれなぐさ)。勿忘草の花言葉は、「真実の友情」、そして「私を忘れないで」だ。

 次回以降もこのてちねるコンビの友情物語を中心に、平手のグループ、メンバーへの想いで突き動かされてきた1617日の軌跡を辿る。

※「サイレントマジョリティーMV」平手がモーセの十戒をモチーフに歩くシーンは1分10秒から!
こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
【写真特集】女子アナ時代、初々しい浴衣姿の田中みな実
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...
寅子版「自分会議」はユニークな演出だった! “ラスボス”百合さんに俄然注目
 結婚したら、自分か航一(岡田将生)のどちらかの名字が必ず変わることに、改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)。  自分が...
桧山珠美 2024-08-20 15:30 エンタメ
【写真特集】ゆきぽよ、涙の水着謝罪&体重5キロ増の等身大パネル
【この写真の本文に戻る⇒】 ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
 今をときめくギャルタレントである古川優奈こと「ゆうちゃみ」。『Popteen』モデルを経て『egg』の専属モデルを長年...
堺屋大地 2024-08-19 06:00 エンタメ
【写真特集】♥田辺誠一と大塚寧々の結婚発表会見♥(2005年撮影)
  【この写真の本文に戻る⇒】セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
 本家韓国版「SKYキャッスル」に比べてチープ過ぎる、と酷評されている「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)ですが、私は毎...
蠢く2組の恋模様。“台所公開プロポーズ”で攻める航一、漢・轟太一は堂々のカミングアウト
 直明(三山凌輝)と花江(森田望智)はそれぞれの同居に対する思いを語る。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は...
桧山珠美 2024-08-17 06:00 エンタメ
論破王ひろゆき氏ばりに反論!直明の婚約者、放送終了間際でも爪痕を残す
 結婚しても同居を続けたいと主張する直明(三山凌輝)と、同居に反対する花江(森田望智)の対立は続いていた。どちらの気持ち...
桧山珠美 2024-08-15 16:20 エンタメ
再び東京編で“嫁姑”。花江はサザエさん、寅子はこんもりマダムヘアーに
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、互いの思いを確かめ合う。  そして昭和30年、東京に戻ることになった寅子は...
桧山珠美 2024-08-12 17:00 エンタメ
【写真特集】ぎらついていた時代のKAT-TUNメンバーたち
  【この写真の本文に戻る⇒】中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
 いやあ、驚きました。人は見かけに寄らないというか。KUT-TUNの中丸雄一(40)のことです。  女子大生とのア...
朝ドラ史上に残るラブシーン。インテリはこれだからー!視聴者をやきもきさせた深夜の本庁トーク
 優未(竹澤咲子)から、思わぬところに優三(仲野太賀)の手紙が入っていたことを教えられた寅子(伊藤沙莉)。寅子のことばか...
桧山珠美 2024-08-10 08:58 エンタメ