試行錯誤の末に…鬼嫁に“鬼の仮面”を外させた夫の秘策3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-02-26 06:00
投稿日:2020-02-26 06:00
 妻の鬼嫁っぷりに頭を抱える夫の中には「なんとかして、鬼になるのを、やめてもらえないだろうか……」と試行錯誤する人もいるみたいです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、鬼嫁をやめさせるのに成功した夫たちの秘策に迫ります。

1:ウサギのパワーは絶大…

「結婚して2年目、どんどんキツくなる妻の性格にマジで悩んでいて、友達に相談したんです。

 友達の奥さんは、子どもができてから性格が丸くなったらしく『君の家も、子どもを作れば変わるんじゃないか?』ってアドバイスをくれたんですが……。すでにレスになっていたこともあり、妻に子作りの相談をしたら、鼻で笑われました。

 このままじゃ夫婦関係の崩壊は免れないと思っていたある日、同僚が転勤に伴ってウサギを飼ってくれる家を探していて。我が家でもらうことにしました。

 すると、鬼だった妻の態度が激変。顔つきも優しくなり、俺への言動もまろやかになりました。まだたまに鬼になる時もありますが、ウサギが来る前と比べたら、鬼に豹変する回数が減ってホッとしています。

 動物のパワーって、すごいっすね」(33歳男性/金融)

  ◇  ◇  ◇

 ペットの癒し効果は絶大! 鬼嫁になる妻の中には、背景にストレスや不安などが潜んでいる人もいるため、ペットに癒されることがメンタルの安定に役立つケースもあるでしょう。

2:「本気の家出」を敢行

「うちは結婚6年目で、子どものいない夫婦です。

 妻のワガママや感情の激しさはケタ違いで、去年の暮れにほとほと愛想がつきました。

 何度話し合いをしても改善されないし、それどころか、俺がひとつ何かを言えば10倍にして返してくるタイプ。

 さすがに、そんな妻と生涯を添い遂げるのはゴメンだと思い、俺は家出を敢行。

 短期的な家出ではなく、妻が反省するまでは戻らないつもりで、会社の近くにボロアパートを借りたので、家出って言うより別居に近いかも。

 妻には何も言わずに家を出たんですが、最初はそんな俺を罵っていた妻が、10日ほど経ったあたりで態度を変えてきました。

『全部わたしが悪いんです』『わたしは変わりますから、離婚だけは勘弁してください』と言ってくるようになり、今は様子見ですが、そろそろ帰宅してもいいのかなって考え始めています。

 俺からは離婚なんてひとことも言ってないんですが、妻は焦ったっぽいですね。本格家出は、効果てきめんでした!」(41歳男性/サービス)

  ◇  ◇  ◇

 まるで離婚の意思があるかのような夫の振る舞いを見て、改心に至った鬼嫁も。こちらの夫の場合、狙って家出したのではなく耐えかねての脱出だったそうですが、夫婦が修復に向かったようでなによりです。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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