魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、夫たちがコクハクした「我が妻が鬼嫁になったきっかけ」をご紹介します。
1:不妊治療の末に子供ができず…
「今年46歳になった妻とは、10年ほど不妊治療をしていましたが、結局子供には恵まれませんでした。
それで、子供は諦めようってことになったのですが、それを決めてから1年くらいすると妻の性格が激変。
彼女にとってつらい決断だったと思い、しばらくは大目に見ていたら、どんどんエスカレートしてしまい……。今では、手をつけられない暴君にまでなってしまいました。
そろそろ、もとの妻に戻ってほしいけど、もはや別人レベルなので難しそうです」(48歳男性/IT)
◇ ◇ ◇
受け入れがたい体験によって、性格がキツくなる女性もいるのは確か。しかし短期にとどまらず、年単位で暴君化が止まらないとなれば、一緒に暮らす夫には厳しい環境なのも事実でしょう…。
2:濡れ衣の浮気疑惑で開き直り
「実際には浮気をしていないのに、妻からやたら浮気を疑われた時期があって、それ以来、ずっと僕に対する態度がキツくて困っています。
そのときの妻は、被害妄想に取り憑かれたみたいになっていたから、更年期障害かなって思い、医療機関への受診も勧めたんですけど…。まったく聞き入れてもらえず、今に至ります。
本当に僕が浮気していたならともかく、まったくの誤解。なのに、今では『していたかどうかに関係なく、妻に浮気を疑わせた時点で、夫が悪い!』とキレながら開き直り、浪費や家事放棄を正当化するので、どうしたものか……」(43歳男性/サービス)
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夫婦関係に陰りが生じる出来事があると、しばらく尾を引くのも事実。しかし濡れ衣のせいで、どんどんと関係が悪化するとなれば、真剣に頭を抱える夫も少なくないでしょう。
3:働ける派遣先が限られプライドがズタズタ
「結婚直後から、年上の妻に鬼嫁っぽさは感じていましたが、妻も派遣で働いていたので、少しは家計の足しにもなっていました。
けれど40代後半になって、働かせてくれる派遣先が見つかりにくくなり、どんどん条件も悪くなったあたりから、家での鬼っぷりが加速。
性格がキツくなったのに加えて、子どもがいないことも関係しているのか、僕の給料から化粧品や洋服に散財するようになり、節約どころか浪費ざんまい。今では、もともと妻が派遣で稼いでいた金額を超える額を、貯金を崩してまで使い始めている始末です。
このままでは破綻するので、何度も妻に意見していますが、そのたびに『そもそも、あなたがもっと稼がないのが元凶』と言い放ち改善の見込みはゼロ。もうウンザリすぎて、マジメに離婚を考えています……」(44歳男性/金融)
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収入が減ったのに浪費は加速となれば、家計が破綻するのは時間の問題。社会的役割へのプライドが傷つけられたのを機に、何かの“タガ”が外れてしまう女性もいるようですね。
まとめ
もともとは鬼嫁ではなくとも、何かのきっかけによって、鬼嫁化してしまう妻もいるのが現実。そんな変化を目の当たりにしている夫の苦悩たるや、相当なものでしょう……。
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