アイドルへの限界…欅坂46卒業を決断
以前より長濱は17年4月に発売された「不協和音」のカップリングで、「てち&ねる」という2人の愛称そのままのユニット名による「微笑みが悲しい」をやりたいと言い続けていた。
この曲では2人が手を絡ませたり見つめ合っておでこをくっつける振り付けがある。長濱がこの曲が好きでライブでやりたかったのは、大好きな平手をずっと見つめていられるからだった。
同企画では、メンバーが次々と豪邸に付いているプールに私服のまま飛び込んでいくシーンがある。白いワンピースであることを気にして最後までプールに飛び込めずに残された長濱を、誰より早く「ねるー!」と声をかけ手を広げて呼び込んだのは笑顔の平手だった。
だが、平手をずっと想い続け、アンビバレントの側転に象徴されるように、名実ともに平手を支え続けた長濱は、その辺りから徐々に体調不良による握手会欠席や、理由の説明もなくイベントや冠番組、MV欠席をするようになる。前述した理由でアイドルで居続けることへの限界を感じ、欅坂46からの卒業を決断する。
卒業を決心したブログに2人のツーショット
19年1月2日付の彼女の公式ブログでは、レディー・ガガ主演の映画「アリー」を見たことを記した後、「悲しくて哀しいのに観た後に何か心決めてる自分がいて」と卒業を決心したことをほのめかしていた。そこに文脈とは全く関係無く、「いつか載せようと思ってた 共和国の時のー!」と、18年7月に開催されたライブ後の平手とのツーショットを唐突に載せていた。
アイドルとして心身の限界を感じていたとはいえ、初期から「この子を守ろう」と決意し平手を支えてきた長濱が、その平手を置いて先に欅坂46を去ることは断腸の思いであっただろう。
卒業を決心したブログで2人のツーショットを載せた長濱にとって、欅坂46での日々で最も大切だったものは、平手と過ごした時間だったのかもしれない。
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