平手&欅坂46 ドキュメンタリーと新体制をヲタ目線で熱烈分析

こじらぶ ライター
更新日:2020-03-12 18:22
投稿日:2020-03-11 06:00

欅坂46第一章完結→欅坂46第二章へ

 今月4日に欅坂46を脱退していた平手友梨奈(18)の公式サイトがオープンし、女優として活動をスタートさせると発表があった。少し前の2月25日には欅坂46の「イオンカード 新生活キャンペーン発表イベント」が行われ、菅井友香(24)、土生瑞穂(22)、守屋茜(22)、渡邉理佐(21)、関有美子(21)、田村保乃(21)、森田ひかる(18)が出席。3月1日より新CMが放送開始となることが発表されただけでなく、そこで使用される欅坂46の新曲「誰がその鐘を鳴らすのか?」も初解禁された。

 絶対的エース平手脱退後の欅坂46新体制発表ともとれる同イベント直後には、その平手を中心に描いたと見られる「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」が4月3日に公開されることも発表された(3月12日、欅坂46公式サイトにて新型コロナウイルス感染症対策本部において示された方針により公開延期が発表された)。

 このタイミングでのドキュメンタリー映画の意義、そして今後の中心メンバーとグループの行く末をどこよりも熱いヲタ目線で分析する。

  ◇  ◇  ◇

 まず、欅坂46のドキュメンタリーについて。監督はAKB48のドキュメンタリーだけでなく、1990年代より数々の大物アーティストのMVも手掛けてきた高橋栄樹氏で、その手腕に疑いの余地はない。

 彼がメガホンを取った全盛期AKB48の「Documentary of AKB48」3作品では、一般にはキラキラと華やかなイメージしか無かった少女たちの過呼吸や脱水症状、スキャンダル発覚による謝罪シーンなど壮絶な舞台裏が生々しく描かれていた。

 今回のプロジェクトでも、今まで隠されてきた平手の苦しんでいる姿が必要以上に取り上げられたり、欅坂46を去った平手が結局悪い印象付けをされてしまうのではと予想されることもあり、欅坂46ファン、特に平手ファンからは「見たくない部分が絶対ある、だけど絶対見てしまう」という声が圧倒的多数だ。いずれにせよ、脱退後個人として女優で活動をスタートさせる平手にとっても、また平手が去った後の欅坂46にとっても、可能な限り、誰も傷つかない、悪者にならないドキュメンタリーとなることを切に願う。

 また平手脱退発表後には様々な報道により、平手自身についても、欅坂46メンバーについても負の印象が付けられてしまったこともあり、根も葉もない憶測よりは、どんなに壮絶で過酷であろうとも真実を映像で見届けてもらおうという意図もあるかも知れない。

 そして、グループ結成から平手脱退までの4年半を総括した上で、欅坂46第一章を完結させ、新しい欅坂46第二章へ、メンバーもファンも歩み出せるようにしたのではないだろうか。

 そんな欅坂46第二章を担うであろうメンバーとして、前述したイオンカードの新CMには、イベントに出席した前述の7名と小林由依(20)が出演している。

 彼女たちを中心に、筆者が実際参加したライブや握手会での体験も含め圧倒的ヲタク目線で新生・欅坂46を分析してみたい(※握手会対応は日程、混雑ぶりにより変動あり)。

現体制の欅坂46人気NO.1渡邉理佐

 1人目は渡邉理佐。握手会での列の長さ、生写真のトレードレート、ゲームアプリ「欅坂46・日向坂46 UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー、以下ユニエア)」で行われたメンバーにエール(応援)を送るイベントでの総獲得ポイントからしても、平手、長濱ねる(21歳、19年7月卒業)が抜けた現在の欅坂46人気ナンバーワンは彼女だろう。握手会では媚びるタイプではないがちゃんと話を聞き答えてくれる。

 抜群のスタイルに驚異の小顔は欅坂46随一。「non-no」専属モデルでもある。一見クールだが、「平手は人間以外のものにたとえると赤ちゃん」とも語り、平手を赤ちゃんとして溺愛した。

 今回のイオンカードの広告での立ち位置はセンター。19年には3つのCMソングに起用されながらも未発売の「10月のプールに飛び込んだ」でも(歌声から判断するにおそらく平手不在だが)代理ではない正式なセンターに抜擢されている。

生粋のお嬢様で品行方正なキャプテン菅井友香

 2人目はキャプテンの菅井友香。生粋のお嬢様だが、馬術競技で培ったメンタルや体幹を活かし、ライブでのパフォーマンスは髪を振り乱し鬼気迫る表情も見せる。

 それでいてテンパるとMC中慌ててトンチンカンなことを言い、他メンバーやファンだけでなくクールを決め込んだ平手が笑いを堪えられず吹き出してしまうことも多々あった。滑舌が悪く、大事なライブ最後のシメ「欅坂46でしたー! ありがとうございましたー!」も、ちょっと何言ってんのか分かんない、というほど聞き取れないが、そこもファンから愛される秘訣だ。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ